諏訪藩主が墓参に出かける際に休憩所として使われた庭園が今も当時のまま保存されています
一時期お庭の一般公開をしていましたが、お庭が予想以上に荒らされて維持管理が大変なので
今は人目に触れることなくひっそりと静かに時を刻んでいます
現在、指月庵の所有である此の家の女主人は丹念に100種近い野草を育てておられます
クマガイソウが咲き揃ったと言うお知らせを頂き見せていただきに伺いました
枝垂れモミジと代々伝わる石燈籠の足元の２箇所に
200株近いクマガイソウの見事な開花が見られました
いづれの群生も塀のほうを見据えて平家の武将・熊谷直美よろしく
矢を入れた母袋を背負ってお庭を守っている様に私には見えました
★クマガイソウの蕾から開花の様子を以前紹介しています参考にご覧下さい
直ぐ隣にはカマナシアツモリソウも開花しています
土壌の手入れが行き届いて生育が難しいとされる礼文アツモリと思われる黄色い蕾も見られました
自然の中の生き生きとした野草が一番と何時も思っていますが
見事な江戸時代に策庭されたお庭に配された野草達は品格さえ讃えて実に見事に咲いています
それぞれに歴史を経て生きつづけている植物たち、それを守る人、みな同じように尊いですね。
一般公開すると、確かに心無い人の些細な行いで荒らされることが
あり残念に思います。
のぶさんの撮影スポットの一つに、クレソンが群生する場所があります。
花の開花を待ちわびて、数日前に確かめに行った処、クレソンの株
の大部分が持ち去られており僅かしか残されておらず、強い憤り感じます。
植木や石組みを邪魔しないように考慮された場所に段々株を増やしながらクマガイソウが咲いております
遠くで眺めますと一輪一輪が顔に見えて大勢のお供が休憩している藩主を見守っているようにも見えましたヨ
私も何度か経験して立ち尽くしました
今はクマガイソウやアツモリソウは人目につく場所での生息はありませんネ
段々図鑑や写真だけの植物になりつつあります
何らかの保護の無い場所は野草も生息が難しい時代になってきました
一般公開しないことは、いい選択だと思います。
公開すれば、みんなが近く近くへと寄ってゆくので、根のある部分が踏み固められ、生育にも影響すると思います。
また、不逞の輩が、こっそり盗っていってしまうなんて事もありえると思います。
それにしても見事なものです。
そう遠くない昔には、アツモリソウかクマガイソウのどちらかが、高ボッチにも自生していたという事を聞いたことがあります。
こんにちは～。
見事なクマガイソウですね。
見せていただいてうれしいです。
心をこめて大切に大切に、されているのですね。
クマガイソウ・・・名前も変わっているけれど、お花も面白いですね
しかし、その庭園、荒らされてしまって見られなくなるなんて、本当に残念。
一部のマナーの悪い人の為に、皆が迷惑しますもんね。
「私一人ぐらいなら花を摘んでも分からないだろう」とか・・・
以前、私のブログにも書きましたが、スーパーのカート置き場なんかも似たような例です。
帰りがけ、ほんのちょっとの手間を惜しんで、カートの列に戻さないヒトがいるばかりに、
その後の人がみんな同じ様に置きっぱなしにする。
そういうのを見ると、店員ではない自分でもガッカリしてしまいます
写真を写したい人に踏み固められて根が傷んだと仰っていました
私も心して写させていただきましたヨ
愛情込め花を持ち去られるのもしばしばで閉園を余儀なくされたようです
一時は諏訪藩の名園公開と銘打って観光バスが駐車場に入っていました
アツモリソウは霧が峰の車山に普通に咲いていました
大分以前ですがペンション村に開発されて
私の知っている自生地は建物になってしまいました
カマナシアツモリソウよりピンクが優しい花でした
まだ野草にそう興味が無い頃でしたが美しい花だと傍にかがみこんだ記憶が甦ります
ひっそりとしかし華やかに咲いていました
荒らされる花々を見てやむなく閉園を決意されたようですがお話を伺うと想像以上の悪いマナーで信じられませんが現実です
バラの花も大好きですが野草の持つ魅力は年々印象に深くなって心が動きます
ユメさんのグレーパール拝見してきましたがステキでした！
我が家でもあと１週間ぐらいしたら開花が始まると思います
荒らされ方は想像以上だったそうです
育てる人は子供を育てる心境で心血を注いでおいでですから・・・
クマガイソウのほかにも興味ある植物が植えられていて季節を通じてトテモ魅力ある場所です
あつdesuさんのように良識のある人ばかりではないのが常ですから・・・
しかしスーパーのカート若しかしたら無意識で私も悪の張本人やっているかもしれません
心します・・・・反省