小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

Congratulations! You're the champion. ~WBC日本優勝

2006-03-21 16:56:39 | スポーツ
本日在宅で、仕事はあれどもWBC観戦。まずは何よりおめでとうございます、代表チームのみなさま。

初回の大量リードで緊迫感はなくなると思いきや、さすがにビッグゲーム。日本のエース松坂は、「調子が悪かったので、オールスター以上にびゅんびゅん行った」というコメントに只者でなさを実感。これまでの多くの国際経験に言及したMVPインタビューも、さすがと唸らされました。人の話をよくきく、松坂のインタビューには初期から感心しています。

とはいえ、あまりみていないながらもいわせてもらえば、真のMVPはイチローでしょう。狙い打ちの一ニ塁間打、すさまじい本塁突入など、やる時はやるを絵に描いたような、正に恐るべしやつ。
メダルを渡す米コミッショナー氏。ほかの選手には帽子を取るようにうるさかったのに、イチローには不問だったのは……まあ、そういうものでしょう。

ほかにも、ここぞという場面に弱い印象を払拭した松中、とどまるところを知らないロッテ組、これを機に年齢外れの大ブレイクなるかの福留と、シーズンをおもしろくする活躍はいくつもありました。

スカパー308での観戦で、現地コメンテイターにやたら「オー、カントク。サダハル・オー」と連呼されていた世界のホームランキングがいうように、「今の日本で最高のチーム」だった王ジャパン。日韓戦視聴率50%超はすばらしいですが、サッカー日本代表が初のW杯出場を決めた時、当時の塾の中学生が「どうもJリーグがつまらなくなっちゃんうんだよな」といっていたように、この盛り上りをレギュラーシーズンにどうつなげるかが課題なのでしょう。

チャンピオンズリーグと重なって新聞読めずでまったく把握していない審判問題、どう考えてもおかしい組み合わせ問題など、疑問の多い大会ではありましたが、選手たちの活躍は絶賛に値しそうです。シーズンでみせてくれよ、球児。

大会全体としては、"classic"と位置づけた、ハンク・アーロンらを前面に押し出すアメリカの演出に好感。同様の「メジャーの延長」との批判もあるかも知れませんが、"classic"とはそういうものではないでしょうか。

また、こうした競技の国際大会では、カルチャーギャップが鮮烈な楽しみ。私としてはバルセロナかアトランタのアジア予選で、攻撃が始まるとすぐに「0」を入れる合理的な韓国のスコアボード、タイミング完全アウトなのに一塁にフットスライディングする中国選手、そしてアテネ大会での20年ほど前の日本の中学校教員が着ていたような、下が赤に上が白のキューバユニフォームなどが思い出されますが、今回は1回の表、早くもピンチを迎えたキューバブルペン、名前は知らない投手ですが、左ピッチャーが2人並んで投げ込んでいるのを見て、「世界は広い」と驚嘆のサンディエゴ。

世界を制したカリフォルニアの夜空を映し出すテレビの側では、世界の片隅を形成する子ねこども。こっちも世界を豊かにすることでは変わらずで。

(放送の終わったテレビは消して、BGMには偶然昨日からパソコンに入っていた、Ry Cooder とキューバの Manuel Galban の、キューバ選手のプレーのように快感に満ちた "Mambo Sinuendo"。キューバのすご腕ミュージシャンたちは、自国代表のWBCを楽しんだのだろうか)
コメント (2)
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