ガッコのセンセって 案外…
自分の頭は 賢くなっていないのである。
かれこれ 25年も 同じことを教えている。
しかも、教えている内容は18世紀の化学ばっかりである。
大学で習った20世紀の化学なんぞ とっくに忘れた。
ゆえに 21世紀の最先端の化学なんぞ ほとんど 知らない。
あははは。
そりゃ~ 教え方は 毎年毎年 進歩している。
(と…信じたいね。かなり怪しいけど。笑)
でも どう教えようが 頭の中の絶対的知識量は あんまり増えない。
せいぜい 大学の入試問題を解きながら
「なるほどねぇ~ こんな出題の仕方があんのか…」と
ちょっぴり 賢くなる程度である。
このままだと ボケボケになっちゃいそうだから
最近は 閑な時間に せっせと 科学雑誌を読んでいる。
(なんて書くと すごく賢そうにみえるな。苦笑)
JACS(アメリカの化学雑誌)なんぞを
辞書も引かずに ワシワシと読めるんなら 苦労はしない。(笑)
あんな雑誌… 大学時代にだって なるたけ 遠慮していた。
教授が新刊号を抱えて現れたら、速攻で逃げ出していた。あはは。
今 定期的に読んでいるのは Newton だけである。
(あらま JACS に比べると えらく大衆的だねぇ~ 苦笑)
(読んでるよ言うより 「眺めている」が正しいのだろうか?)
これだって、50間近のセンセが 読破するのには 一苦労なんである。
オジサンが知らないことが いっぱい書いてあるのだ。
化学だけじゃなくて 物理・生物・地学・数学・地理・情報などの
いろんな話が いっぱい載っているのだ。
ひと月に あの薄い雑誌を 一冊だけ。
ただし ボロボロになるまで トコトン 読むのだ。
睡魔と闘いながら 眠い目をこすりながら 読むのだ。
それだけで かなり 頭の錆がとれる。
忙しい季節になると 時間が無いから 読めなくなる。
当然 未読の号が 積み重なっていく。むちゃむちゃ 悔しい。
だから ある日突然 猛烈な勢いで 読み出すのだ。
さっきまで 3月号を読んでいた。やっと読み終わった。
今晩 ベッドで 4月号と格闘しよう。
目覚めよ。我が知的好奇心!
今月は 知的好奇心強化月間にしよ~
と…勝手に宣言しているのでありました。