プカプカプク日記 ~Life is Trip~

週末の食べ歩きや国内・海外旅行記など
お出かけ日記を中心に気ままにお届けいたします 
Love&Smile~♪

読書備忘録(76)

2021-02-10 | プクニの本棚

『ライオンのおやつ』小川糸/ポプラ社(2019/10)
余命を告げられた雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことに決めた。
そこでは毎週日曜日、入居者がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる
「おやつの時間」があった―。
毎日をもっと大切にしたくなる物語。~BOOKデーターベースより

図書館予約で1年以上待ちました。
この作者さんはデビュー作『食堂かたつむり』を読んで以来だなぁ。
でもTVドラマでは「ツバキ文具店」も好きでした。
原作も読んでみようと思いつつ忘れてた。。。
同じくNHKドラマになった「つるかめ助産院」の方は見てないの。
さて、この本の内容は全く知らないで、1年待ってました。
ライオンの?どういう意味???と不思議でしたが、
ホスピスの名前がライオンの家だったのですね。
33歳の雫ちゃん、それはちょっと早すぎるなぁ~涙涙
でもお涙頂戴だけの小説ではありません。
マドンナさんの「おやつは、体には必要のないものかもしれませんが、
おやつがあることで、人生が豊かになるのは事実です。
おやつは、心の栄養、人生へのご褒美だと思っています。」に共感。
私が最後に食べたいおやつは何かな?
どう最後を迎えたい?と考えさせられる本でした。





『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎/新潮文庫(2003/12)
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。
江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。
嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、
人語を操り「未来が見える」カカシ。
次の日カカシが殺される。
無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。
未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?
第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作~BOOKデーターベースより

デビュー作をやっぱり読んどくか!と手に取った本。
ところが、奇想天外なストーリー過ぎて、なかなか読み進まず。
カカシの優午がバラバラにされた辺りからやっと面白くなってきたかな。
喋るカカシは『ラッシュライフ』にも出てきたらしいが、既に忘却
そういうリンクが面白い作家なので、出来れば順番に読み進めた方が楽しめそうだ。




 
『死者の書 上・下』折口信夫原作・近藤ようこ/コミックビーム(2015/9)
時は八世紀半ば、平城京の都が栄えた頃。
いずれ氏神に仕える者として、館の奥深くで育てられた藤原南家の娘――郎女は、
ある年の春分の日の夕暮れ、荘厳な俤びとを、二上山の峰の間に見て、千部写経を発願する。
一年後、千部を書き終えた郎女は、館から姿を消し、ひとり西へ向かう。
郎女がたどり着いたのは、二上山のふもと、女人禁制の万法蔵院。
結界破りの罪を贖うため、
寺の庵に入れられた郎女は、そこで語り部の姥から、
五十年前に謀反の罪で斬首された滋賀津彦と耳面刀自の話を聞かされるのだが――。
日本民俗学を築いた折口信夫の傑作小説を、初読四十年にしてついに漫画化。
古代へと誘う魂の物語。 ~内容説明抜粋

上巻のあとがきに原作の鑑賞の手引きにして頂き、
最終的には原作を読んで、
解釈が間違っていたら指摘して頂きたいと、謙遜されています。
う~ん、原作を読んでみたいかどうか・・・
当麻寺にも二上山にも昔行ったことがあるので、
少し興味があるが、
執筆のきっかけとなった『當麻曼陀羅』と『山越阿弥陀図』を見に、
当麻寺にまた行ってみたくなった。
当麻寺から二上山は見えないらしく作者の創作とのこと。







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