プカプカプク日記 ~Life is Trip~

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2024 白浜「ホテル川久」宿泊記(2)~ミュージアムツアー

2024-02-12 | その他国内旅行
お部屋でちょっと休憩してから
16時からのミュージアムツアーに参加しました。
集まったのは約10名ほど。

ちょうどこの時間帯は
エントランスに陽射しが入ってゴールドの天井が美しい
フランスの人間国宝である金箔職人ロベール・ゴアールが貼り付けた19万枚もの金箔
この金箔天井は表面積でギネス世界記録らしいです。

ツアーではまずは「川久」の歴史からの説明。
折角のお城ホテルなのに、
なぜ横文字名にしないで「川久」なの?と不思議でしたが、
元は「河久」旅館がルーツで
その創業者の河内屋久兵衛さんから取ってるとのこと。
「河久」→「旅館川久」→「ホテル川久」と変換。
そう言ういわれなら変更できないですね

バブル絶頂期に建ったこのホテル、
世界中の城を融合させた夢の城で、
なんと、総工費400億円
くらくらするような金額で、全てに

一度は倒産していますが、
こうしてまた利用できるようになって良かった。
現在は北海道の企業が買い取って再建、
「王様のビュッフェ」で人気となっています。

エントランスの金箔天井にもビックリですが、
1本1億円という柱が24本並んでいますよ



床には約1cm角のローマンモザイクタイルがイタリア職人の手作業で埋め込み



作業に約3年掛かったそう。

この瓦は、中国北京の紫禁城と同じ瓦。



「瑠璃青磚廠」に21回も出向いて頭を下げ続けて、
特別に焼いてもらったのだそう。
「瑠璃青磚廠」が47万枚も中国国外に輸出したことは、
歴史上例を見ないことだそうです。

こちらのスタインウェイのピアノの
象嵌細工はイタリアに輸送して行われたと。



そして、ラウンジミュゼのこの奥のモザイク壁画



ロビーと合計4枚ありますが、





シリアで発見され、
メトロポリタン美術館の鑑定で
2世紀に制作されたということが判明したビザンチンモザイク画なのです
ヒィ~、何気に凄い美術品が埋め込まれています


2階には、ダリ、シャガール、ヘンリー・ムーア、横山大観。。。等が展示。







フランスのベルナール・ビクテによる波ガラス



透かし彫りの天井



それから和室宴会場には、
旅館時代からのシャンデリアと
日本画家中尾淳による舞妓画「六曲一双」が。
2枚あるのが交互に展示されるらしい。

 

こちらの大きなホールには
イタリア画家ジョルジョ・チェルベルティの天井画「愛と自由と平和」





天井から太いワイヤーで吊り下げられて、
空中に浮かんでいるようなデザインの螺旋階段。



外にも出て



イギリスの彫刻家バリー・フラナガンによるブロンズ作品「ウサギ」が
お出迎え。

 



古代中国において皇帝しか使えない老中黄と呼ばれていた瓦、
黄金に輝いてとても美しい。

「村野藤吾賞」を受賞した名建築、
国内随一の泊まれるミュージアムホテルです。
流石に総工費400億円でした。
1本1億円の柱や一枚10万円の瓦にも驚きですが、
何と言っても2世紀のビザンチンモザイク画に一番ました。
だってお値段が付きませんものね~
一度は泊る価値のあるホテル川久でした。

次は、お部屋の中のご紹介をつづく





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