プカプカプク日記 ~Life is Trip~

週末の食べ歩きや国内・海外旅行記など
お出かけ日記を中心に気ままにお届けいたします 
Love&Smile~♪

『出世花』シリーズ2冊読了

2022-07-09 | プクニの本棚
『出世花 新版』高田郁/ハルキ文庫(2011/5)
不義密通の大罪を犯し、男と出奔した妻を討つため、
矢萩源九郎は幼いお艶を連れて旅に出た。
六年後、飢え凌ぎに毒草を食べてしまい、
江戸近郊の下落合の青泉寺で行き倒れたふたり。
源次郎は落命するも、一命をとりとめたお艶は、
青泉寺の住職から「縁」という名をもらい、新たな人生を歩むことに―――。
青泉寺は死者の弔いを専門にする「墓寺」であった。
直擊に死者を弔う人びとの姿に心打たれたお縁は、自らも湯灌場を手伝うようになる。
悲境な運命を背負いながらも、真っすぐに自らの道を進む「縁」の成長を描いた、
著者渾身のデビュー作!!




『蓮花の契り 出世花』高田郁/ハルキ文庫(2015/6)
下落合にある墓寺・青泉寺で、

「三昧(さんまい)聖(ひじり)」として湯灌場に立っていた縁。
ある日、桜花堂の仙太郎から、暫くのあいだ縁を預かりたいとの申し出があった。
実母お香の居る桜花堂で暮らし、
町娘として生きるのか、三昧聖としての人生を全うするのか、
岐路を迎えて縁は悩む。
おりしも文化四年、八月。
永代橋で大事故が起こり、縁もこれに巻き込まれる。
果たして、縁はどんな人生を選ぶのか。
複雑に絡まりあった母と子の運命は!?
感動の物語が堂々の完結‼ ~紹介文より




高田郁さんの本。
『あきない世傳金と銀 12』を図書館予約で、なかなか回って来ず。
5ヵ月気長に待っている間にこんなシリーズがあるのに気がつきました!
デビュー作の新版!!!
知らなかったわ。
デビュー作から泣かせられましたね。
シリーズ2冊、完結していて一気に読めて良かった。


ところで、湯灌と言うお仕事。
昔からあったのですね。
最近の葬儀屋で始まったサービスかと勘違いしてました。
だって、26年以上前に見送った祖父母や母の時はなかったけど、
4年前に亡くなった父の時には湯灌(お風呂サービス)を葬儀屋で受けましたから。
モッくんの映画『おくりびと』の納棺師は、湯灌をされてましたっけ!?
それぐらいから人気になったのかな?
家族葬も増えたことだし。
そうそ、今年友人のお母様が闘病の末に亡くなられて
エンバーミングして若返って旅立ちましたとメール貰いました。
アラカンの私たちの親世代は80代後半となっているので・・・順番に・・・


話しがそれました。

主人公のお縁は若くして湯灌師になりますが、
私の年齢で読む感想と
10代20代の若い方が読む感想とでは当然死生観の違いから
全く変わるのでしょうね。

最後はこうなって欲しい願いとは違う結末でしたが、
清々しい終わり方でした。



昨日の銃撃事件に驚きでした
安倍元総理のご冥福をお祈り申し上げます
まるで日本で起こった事とは思えませんね・・・






ご訪問ありがとうございます



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