『「心の掃除」の上手い人下手な人』斎藤茂太/集英社文庫(2008年2月刊)
長谷部選手の愛読書、図書館で予約していてやっと回ってきました。
これは斎藤茂吉さんの長男さんのご本。
数時間あれば読めてしまいますが、その内容はとても参考になる本でした。
ちょうど仕事の資金繰りの件で、私も眉間にしわが寄っていたはず。
無理やり笑顔作り。。。実践してみます!
『クロ日記』沢野ひとし/本の雑誌社(2012年7月刊)
昔よく読んだ椎名誠さんの挿絵を書かれていた沢野さん、懐かしく本を手に取りました。
沢野さんが飼われていたラブラトールレトリバーの真っ黒い犬”クロ”の
淡々と綴る中にも愛情を感じる絵日記です。
15歳まで生きたクロ。
「子はかすがい」が今は「犬が家族の絆」ってお家は多いことでしょう。
犬を飼ったことないので、犬のいる生活に憧れるな~。
『親不孝長屋』人情時代小説傑作選/新潮文庫(2007年7月)
文芸評論家の縄田一男さんが編んだ市井ものの時代小説アンソロジーのひとつ。
池波正太郎「おっ母、すまねぇ」、平岩弓枝「邪魔っけ」、松本清張「左の腕」、
山本周五郎「釣忍」、宮部みゆき「神無月」の5篇。
豪華な顔触れで、これはハズレ無しでしょ!って思ったら
やはり秀逸な短篇ばかりでした。
松本清張さんと宮部みゆきさんの時代小説を読むのは初めてで新鮮だった。
『東京暮らし、江戸暮らし』平岩弓枝/講談社(2012年1月刊)
27歳で直木賞を受賞したお宮の弓ちゃんこと平岩弓枝さんのエッセイ5冊目。
1932年生まれ。
戦前戦後を知っていらっしゃる貴重なお話し、
いつまでもお元気で執筆活動を続けていただきたいものです。
忙しい合い間をぬって出かけられた大型客船での海外旅行話しも楽しく読めました。
そして後半は半生を振り返るインタビュー。
TVドラマ『肝玉かあさん』や『ありがとう』は懐かしや~。