プカプカプク日記 ~Life is Trip~

週末の食べ歩きや国内・海外旅行記など
お出かけ日記を中心に気ままにお届けいたします 
Love&Smile~♪

ローマ3日目(3)~システィーナ礼拝堂

2012-05-27 | イタリア
ヴァチカン博物館のクライマックス、
ローマ法王を決める選挙=コンクラーベを行う場所でもあるシスティーナ礼拝堂へ。

ここは1982年から1994までの13年間をかけて修復・洗浄作業が行われ
ルネッサンス期の色彩が蘇りましたね。

以前私が行ったのは、修復作業真っ只中の1987年。
おぼろげな記憶ですが、多分ところどころに足場と幕がかかっていたような・・・
でもちょうど「アダムの創造」には幕が掛かってなくて
ラッキー~と思った記憶があります。

さて、今回は完全な姿のシスティーナ礼拝堂を見ることが出来ます。
わくわく~♪

ここでは写真撮影は禁止なので資料から添付。

一歩入ると。。。

   

こ~んな凄い空間で。。。壮大です。。。図面右下の入口↑から入りました。
縦40.23m、横13.41m、高さ20.7mの礼拝堂の壁・天井一面が絵で覆われてて
圧倒されます。
側壁は、ボッティチェルリやギルランダイオなどによる「モーゼ伝」や「キリスト伝」が描かれ、
天井画はミケランジェロ↓旧約聖書を題材に描かれています。

   

ミケランジェロが33歳から37歳までの4年間で一人で直接天井に描いたという。
超人技です。さすが天才!
ユリウス2世の叱咤やなだめ脅しがなかったらこの世になかったこのフレスコ画、
天才ミケランジェロとユリウス2世が同時期にいたからこそ仕上がった絵なのですね~。

↓「アダムの創造」

   

そして、祭壇奥の壁画がミケランジェロの最高傑作「最後の審判」。
ミケランジェロ60歳の時に、クレメンス3世とパウルス3世の依頼により描かれたもの。
横13m、縦14.5mの大きさを450日で仕上げたんだって~60歳過ぎても超人でした。

   

30代で描いた天井画は彫刻家だけあって肉体表現にも若々しい大胆さがあって、
60代で描いた「最後の審判」は絵のタッチに人間としての円熟さを感じたのですが、
実はこの絵には腐敗堕落した教会の権威に対しての怒りや苦悩、批判が込められてるらしい。
それにしてもあまりの大きさに圧倒。
今から思えばもっと近づいてしっかり見ておけば良かった。
人の多さにも圧倒されて、一番奥の壁の椅子に座ってしまったけど・・・
その分、天井画は心ゆくまでゆっくり見れました。

でもこうしてこの絵をまた見れただけでもローマに行った価値がありました!
クニパも感動~♪


システィナ礼拝堂でゆっくり眺めた後に、ヴァチカン図書館、絵画館を抜けて
やっとお昼休憩です。
ヴァチカン博物館の中にカフェテリアやピザッテリアがあるので、そこでランチ。
3ヶ所ある中のピザッテリアで食べることにしました。

     

ピザとカットフルーツでお昼はさっと済ませて、トイレも順番に行って、

     

↓ヴァチカン博物館の出口へ向かうスロープ

     


さぁ~お次は、サン・ピエトロ広場へ 。。。

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