6番安楽寺さんに到着した時には17時を過ぎてしまっていました。
1番から車で回ったら、安楽寺さんは1日目で泊るルート上にはならないのです。
その日1番さんから歩き遍路でスタートしたら、もしかして宿泊先になるかも、そんな位置だと思います。
今回のレンタカー遍路では、どうしても「安楽寺」に泊ることを前提に、今回は徳島遍路を計画してみました。
宿坊は改装されたばかりのようで綺麗。
まずはご住職さまより、直接ご対応いただきました。
安楽寺さんはチェックインの夕刻のお勤めが18時からあり、そのお勤めの際、お寺様のお接待で、ご供養やご祈祷をして頂けるのだとか。
そのために添え木などや願い札に、事前に書き込む作業をしなければなりません。
住職さまが傍で見守ってくれ、解らないことがあればそこで教えて下さるので安心です。
2階のお部屋に案内されました。
廊下に専用の洗面台がありました。
お部屋。
テレビもあります。
お菓子。
お部屋に掲げてあった額縁。
チェックインが遅かった私は、お部屋に入ると間もなく、館内放送により、本堂での夕方のお勤めとなりました。
結果、読経するだけではなく、その後のお接待がサプライズ、かつ今までのお寺の概念を変えるほどの体験的なお勤めでした!
ご本尊様の後ろにお部屋があって水の流れがあり、そこで灯籠流しのようにお蝋燭を流したり、先祖への供養を書き添えた常緑樹を好きなお仏像の前にささげたり、自分で護摩木をくべたり、お寺アトラクションみたいな刺激的かつ神聖な体験をすることができました。
いくつかの宿坊を利用したことはありますが、こんな体験は初めてで、印象に強く残りました。
安楽寺さんの宿坊を選んで、本当に良かったと思いました。
温泉山ですから、温泉の大浴場に行ってみましょう♪
清潔感あります♪
浴槽はふたつですが、大きい浴槽はその日は使えませんでした。
小さいほうの浴槽は3人入ったらキツキツに感じる大きさです。
入浴した感じの湯ざわりはとても柔らかくて、長湯できるような刺激の少ないお湯でした。
夜のお勤めの後は、夕食会場へ。
天婦羅が冷めていて残念でした。
温かいのは、お吸い物だけ。
ある程度の人数が集まったので今回は温泉利用ができ、朝食もご用意ができることになったと、早期予約の方には事前にご連絡があったそうです。
予約時点では、たとえ宿泊者がひとりても、夕刻のご供養(お接待)は行うと確約されたそうです。
素晴らしい志の宿坊と感じました。
お遍路さんの意向に、寄り添っておられるし、今後もしも世界遺産にお四国のお遍路が認定されたならば、外国の方々にも愛されるお寺になることと感じました。
朝はお勤めなしで、朝食会場は同じです。
私は持参した「ゆかり」でご飯を頂きました。
がんもどきを見ると、私はため息がでてしまいます。
さわやかな朝に、お蝋燭やお線香を手向け読経すると、心が清々しく満ち満ちてくるような気がしました。
合掌