今回の四国遍路は3周目。
いつもなら1番霊山寺さんからスタートするのですが、今回の3日間のお遍路では徳島を全部打っておきたいため、優先順位として、最優先に薬王寺さんは終わらせておかなければなりません。
88番さんを打った後に徳島市内のお寺に戻ったとしても、距離が近いので時間のリスクはほとんどありません。
悩みましたが、徳島駅周辺からスタートし、国道を走り、18番恩山寺からスタートすることにしました。
今まで2回とも雨の中をおまいりした恩山寺。
弘法大師の母ゆかりの寺でもあります。
納経場のお母さんたちと今回も少しおしゃべりして、ああまたお遍路にきたんだなぁ~という実感がわいてきました。
前回このお寺に来たのは2か月前の9月のこと。
19番立江寺。
檀家さんのご供養のイベントが開催されていました。
鶴林寺さんに向かう途中でお腹が空いてきたので、道の駅「ひなの里かつうら」に立ち寄ってみました。
産直市場では東北では見たことがないような、お魚のお寿司がずらり!!
川魚のお寿司がいろいろあって美味しそうです♪
車中ではよほどのことでないと食事しない主義のため、食事処を探し、これはと思う、うどんやさんがあったのですが、開店前でした。
少しがっかりして車に戻ると、徳島のカップルさんに声をかけられて立ち話。
ひとりの方はお遍路4回結願したそうです。
4回目はお父様の脳腫瘍が見つかり、おいずり(白衣)を準備しなくてはと急いで88箇所まわったそうです。
おいずりの準備ができて渡そうとしたら、なんと脳腫瘍が消えてなくなってしまい、手術もなく現在も健康そのもので、今となってはおいずりはどうしようかと。
ふたりは、道の駅のうどん「みやこ家」さんに食事に来たそうです。
香川で修業した店主の作るうどんは、徳島では1番とおっしゃっていました。
またどこかで、といってお別れしました。
20番鶴林寺
これから行く焼山寺も鶴林寺も、車道の細いところがあったりして、今回の遍路では恐れというか不安を感じていたのですが、実際行ってみると前回感じたほど走りにくい道とは感じませんでした。
恐れは自分で作り出している感情なのですね。
鶴林寺の納経場のお母さんたちとも、また少しおしゃべりしました。
21番太龍寺へはロープウェイに乗ります。
紅葉が始まっていました。
その日は風が強くて少し揺れました。
山麓駅ではロープウェイ利用者で希望の方に、わじき温泉の無料券を頂けるそうです。
21番太龍寺
那賀川。
息をのむほどの美しさです。
22番平等寺
23番薬王寺
この薬王寺から先のお寺は高知県となります。
日和佐城と海岸の眺めが今までのなかでもとりわけ美しかったです。
いつか海岸線やお城に行ってみたいな~。
ここから徳島市内に戻ることとなり、市内のお寺をひとつくらい打ちたいと思ったのですが、夕方の渋滞に巻き込まれタイムオーバー。
定温やけどの痛みに耐え、足を引きづりながらの、のんびりしたおまいりでしたが、ホテルに戻って振り返ってみると、心の中には充足感がありました。