政府のGoToキャンペーンもやっていることだし、この週末は久しぶりに隣県まで足を伸ばしてみようかと考えていた。
だがコロナウィルス新規感染者が急増。
これは自宅に篭った方が得策だな、と思い直し、読書して過ごす。
どうも手に取ってしまうのは感染症関連の本ばかり。
世界史を変えた13の病
ジェニファー・ライト著
鈴木涼子「訳」
2018年9月25日 第1刷
多くの犠牲者を生み文明を崩壊させた病気と人類の歴史。
として、13の病気をあげている。
・アントニヌスの疫病
・腺ペスト
・ダンシングマニア
・天然痘
・梅毒
・結核
・コレラ
・ハンセン病
・腸チフス
・スペインかぜ
・嗜眠性脳炎
・ロボトミー
・ポリオ
このうち興味を惹かれたのが第1章「アントニヌスの疫病」
理由はローマ皇帝「マルクス・アウレリウス」が登場したから。
以前、マルクス・アウレリウスの著書「自省録」が悩みを軽くしてくれた。
それ以降「自省録」は数少ない蔵書の1冊として今でも本棚に鎮座している。
マルクス・アウレリウスがローマを治めていた時代、感染症が発生し、それによりローマ軍が弱体化していった。
その疫病は、現在では天然痘ではなかったか、と推測されている。
疫病発生時の統治者の主な責務は、通りに死体を山積みしないこと。
非衛生的だし、人々がパニックを起こすからだそうだ。
確かに現在のコロナウィルス時にも通じるところがある。
この手の本を読んでいると、ワクチン開発に期待するより、自然に収束するのをジッと待つのが得策ではないかと思う。
スペインかぜにしても18ヶ月で謎の収束を迎えたようだし。
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