昭和のゴミ袋って、一体何？
ハウスホールドジャパンの新商品にそんなものがあった。
再生原料を使用してCO2排出量を 約60％削減したものだった。
昭和の時代、ゴミ袋は再生原料を使用していたそうだ。
私がポリ袋の販売会社に入った20年前にはそんなに再生原料を聞かなかったが、現在では再生原料が多く使われる。
残念ながら環境よりも価格の面で使用されている気がする。
どちらにしてもこれが環境に優しいことなら続いてほしい。
歯医者に行く。
昨年暮れに被せていたものが取れてそれを直してもらった。
今回は歯茎の検査、結果は前回と変わりがなく、このまま現状維持することが課題となる。
帰りにうがい薬を処方してもらう。
最近ではうがいは感染対策で効果が薄いらしく「手洗い、うがいをしてください」とテレビで言わなくなった。
だが、私は帰宅後のうがいを習慣にしている。
「病は気から」というが私は帰宅後のうがいをするようなってからめっきり風邪を引く回数が減った。
それでおまじないがわりに続けている。
さて出てきたうがい薬はレジ袋に入っていた。
病院だからレジ袋は無償となる。
無償の理由は販売ではないと言う見解によるものだ。
それでもレジ袋はバイオマス原料混入品だった。
レジ袋有料化後は病院や調剤薬局でもバイオマス原料混入品を使うことが多くなった。
ポリ袋の販売会社に入って初めて思ったことは「ポリ袋って重いな」ということだった。
一枚二枚なら重さを感じないが、500枚や1000枚まとまると非常に重い。
若いうちはその重さにもすぐに慣れて行ったが、五十歳を過ぎてからは体にこたえるようになってきた。
20年以上もこの商売をしているがいまだに日々配達をしなければならないので疲れる。
体もキツくなってきたし早くリタイヤしたいものだ。
京都の永観堂は紅葉の名所として有名だ。
紅葉が美しいということは、新緑の季節もまた美しい。
そして永観堂は紅葉の他にも人気の仏様がいらっしゃる。
本堂に安置されている阿弥陀如来像は、顔をななめ後ろに向けており、その姿から「みかえり阿弥陀」と呼ばれている。
なぜ、顔をななめ後ろに向けておられるのかというと「歩くのが遅い」とお叱りになった姿を彫ったからだ。
私が訪れたのは紅葉の季節ではなく、新緑の季節でもなく残暑が残る9月だ。
レジ袋有料化前、そしてコロナ前でもあり、永観堂は多くの外国人観光客が訪れていた。
入り口に設置してあるレジ袋に靴を入れて、回廊を行く。
回廊からも青紅葉が壁のように連なっており「秋は紅葉の永観堂」と称されるのは当然のことに思える。
回廊を進み本堂にやって来た。
この阿弥陀様、案外小さい。
「160センチくらいかな」と勝手に想像していた。
熱心な女性ファンがいて長い間微動だにせず眺めている。
仏像のファンは女性が多い気がする。
出口にレジ袋の回収ボックスがあるが、また靴袋として再利用されることは無いようなので、持ち帰ってゴミ袋として再利用することにした。
さて、コロナが抑え込まれているので、そろそろ旅行できるかと思い、永観堂のホームページを検索すると、気になる項目がある。
それは、拝観の際には「マイ靴袋」をご持参ください、という項目。
レジ袋有料化後、靴を入れるためのレジ袋の減量に力を入れているようだ。
コロナ禍で世界は大きく変わったが、レジ袋有料化でも、いろいろ変わることがある。
それが地球のためになっていることを願う。
アフガンの首都カブールでは冬が到来しているが、失業した人が路上に座っている。
テレビである男性が防寒と防水のためポリ袋を纏っている映像が流れた。
2020年コロナ禍では医療用の防護服が不足してポリ袋を加工して使用した。
災害時に黒いポリ袋をかぶって着替えをすると便利だともいう。
ポリ袋の販売を始めて20年以上になるが、当時はポリ袋を纏うなど考えられなかった。
それだけポリ袋には防水機能があり感染対策にも役立つと認知されたからだろう。
環境汚染の槍玉にあげられているが、結構役に立つモノである。
食品スーパーでバラ売りの玉ねぎを買う。
近くには玉ねぎを入れるためのポリ袋が設置してある。
以前この食品スーパーは紐付きのポリ袋を採用していたが、今は「オザックス トパックハンギングバッグ」になっていた。
とても取り出しやすいので驚く。
紐付きポリ袋の場合は数枚引地着てしまったり、時には紐が引きれて袋がバララバになっていることを目撃したこともある。
この袋は取り出しやすいように「折返し」が付いている。
これがあることで一枚づつ取り出せるしポリ袋の口を開くストレスがない。
価格は上がるがストレス軽減にはもってこいの商品だ。
マイバックを持ち合わせていない時には、地方自治体の指定ゴミ袋を購入しそれをマイバックとして使用する。
そんなことをラジオで聞いた。
コロナ禍で1回の買い物の量が増えてマイバック一枚では入りきれないこともある。
会計に向かう途中で、買い物かごを除くと、持参のマイバックでは入りきれない様子。
引き返して市町村の指定ゴミ袋を買い物かごに放り込んだ。
我が市の指定ゴミ袋はめちゃくちゃ厚みがあるので、重いものでも安心して入れることができる。
ただし、HDPE製なのでいくら厚くても、尖ったものなどを無理矢理ねじ込むと裂けてしまう。
直鎖状短鎖分岐ポリエチレン（LLDPE)
基本的にはLDPEと同じ特性を持ち合わせており、一般的に低密度ポリエチレンと言われるものはこのタイプです。
LLDPE・LDPEは共に透明で柔軟性に富み引裂き強度、引張り強度が平均的に優れています。
LLDPEはLDPEに変わり新しい主原料として使用されている経緯があるように、LDPEよりシール性能や物理的強度に優れたポリエチレンです。
中低圧法高密度ポリエチレン（HDPE)
同じポリエチレンでも、LDPEと比較すると特性が異なります。
主に引張り強度、フィルムの腰の強さから薄手でも強度が得られる点です。
代表的な用途としては、スーパーのレジ袋です。
引張り強度はLDPEに比べ非常に優れていますが、引裂き強度は劣り一度切れ目が入るとすっと破れてしまうのが欠点です。
ロフトのポリエチレン製の手提げ袋です。
当然のことですが、私は支払いをしまして手に入れました。
持ちやすのでマイバックがわりに使っていましたが、いよいよ限界になりました。
脇部分は裂けはじめました。
この手提げ袋の素材はポリエチレンで、ポリエチレンにはハイデンポリエチレンとローデンポリエチレンがあります。
HDPE（ハイデンポリエチレン）レジ袋のようにカサカサした感触が特徴
LLDPE（ローデンポリエチレン）柔らかくよく伸びるのが特徴
ローデンポリエチレン製ですから、引っ張ってもピッと一気に避けることはありませんでしたが、接着面ですからその危険性もあります。
ここまで来たら残念ながら処分しなければなりません。
それでも、10回以上再利用しました。
レジ袋有料化後、食品スーパーなどでレジ袋をマイバックがわりにしている人を多く見ますし、食品トレーや牛乳パックをレジ袋に入れて店頭回収BOXに入れていく人もいますから、レジ袋の再利用率は高まっていると思います。
その後にゴミ袋としている人も多いでしょうから。
オミクロン株の感染がピークを過ぎたと政府から発表が出たが、まだまだ油断はできない。
今回は感染経路に変化が出ている。
これまでは高齢者から若年層と感染が進んだが、オミクロン株では若年層から高齢者という具合だ。
だから、老人福祉施設ではまだまだ陽性者が多く、対応に追われている。
対応策の一つに食事にディスポ食器を使用することがある。
どんぶりタイプのディスポ食器にメーカー欠品が出るようになった。
それだけ全国から注文が殺到している。
オミクロン株の終息には春までかかるだろうし、その後にまた変異株が流行しないとも限らない。
もう少しディスポ食器が必要になる。
