ポリ袋ブログ

主にポリ袋について書いています。

この時代にレジ袋を売るために

2022年03月31日 05時38分12秒 | レジ袋
エコが叫ばれる中、ポリ袋を売るのは大変です。

それでも売らなければどんどん給料が減っていくわけですから、手を替え品を替え売り込みます。

レジ袋はバイオマス原料混入品を紹介しますし、ゴミ袋なら再生原料を使用している商品を推します。






レジ袋にはこんなマークが入ることが多くなり、店名やロゴに変わって環境に配慮しているというメッセージが印刷されるようになりました。

ゴミ袋は一昔前は価格を下げるために再生原料を使用しましたが、現在は環境に配慮していることをアピールするために再生原料が使われるようになりました。

そして再生原料が品薄となっています。

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海洋プラスチックごみ問題の真実

2022年03月30日 05時36分02秒 | ポリ袋
海洋プラスチックごみ問題の真実
マイクロプラスチックの実態と未来予測
磯部篤彦著
DOJIN選書 086

油でできたプラスチックは、油と似た性質の汚染物質が吸着しやすい。

また、劣化防止や着色目的の無害とはいえない化合物が添加される。

海洋生物が「こんな汚れたプラスチック」を誤食すれば、汚染物質がプラスチックから離れて、体に移る。


海洋汚染をしているプラスチックの問題は美観を損ねる、漁業にダメージを与えることはもちろんだが、海洋生物を傷つけ死に至らしめることが1番の問題だと思っていた。

それはプラスチック片を誤食するためと考えていたのだが、プラスチックに汚染物質が付着するとは考えが及ばなかった。

本書でも解説してあるようにガラスや陶器の器に食用油を付けてみる。

水で濯ぎながらかるくこするときれいに流れ落ちるが、プラスチック容器につけると油のぬめりは指でこすったぐらいでは落ちない。

確かにプラスチック製のタッパーに焼きそばを入れたときなど洗うのに苦労する。

今まではレジ袋やポリ袋を餌とまちがい誤食してそれが原因で海洋生物が命を落とすことが問題だと思っていた。

今後マイクロプラスチックの研究が進めばさらに問題が発生するのではないだろうか。

恐ろしくなる。
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科学的に見るSDGs時代のゴミ問題

2022年03月29日 05時34分30秒 | ポリ袋
科学的に見るSDGs時代のゴミ問題
松藤敏彦著
丸善出版



今後のレジ袋、ポリ袋は生分解性プラスチックに置き換わっていくだろう。

生分解性プラスチックについて書いてある項目がある。


生分解性プラスチックよりもマテリアルリサイクルが大事

例えば生分解性プラスチックの袋が普及すれば、今まで通り包装や商品の運搬に使った後は焼却処分される。

ポイ捨てなどで自然界に流出しても土に還るから、海洋汚染や美観を損ねるというデメリットは減るだろうが、それでは循環型とはならない。

やはり生分解性プラスチックといえどもマテリアルリサイクルをする方が地球に優しい。

生分解性プラスチックが普及すれば環境問題は解決すると思っているが、様々な課題が待っているのだろう。

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ポリ袋再度値上げ

2022年03月28日 07時36分00秒 | ポリ袋

この春からポリ袋の値段が上がった。


さらに夏には値上げになるようだ。


原油価格が上がり、円安も進んでいる。


ロシアとウクライナの戦争が早期終結したところで、値上げの中止になる可能性は薄い。


脱炭素をうたってきたのだからこれはチャンスなのだろう。


原油を使わず、輸入せずポリ袋に代わる品物が開発されることを望みたい。


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プラスチックの現実と未来へのアイデア

2022年03月27日 07時09分00秒 | ポリ袋
プラスチックの現実と未来へのアイデア
高田秀重監修
東京書籍






大地、海を次の世代に汚さずに綺麗な状態で引き継ぐ。

そのためにはどこから手をつけていくのか?

本書ではプラスチック製品の削減を提唱しています。



プラスチックの削減でまず思い浮かぶのはレジ袋です。

現在ではレジ袋は有料化になり、大幅な削減に成功しています。

しかしレジ袋の国内流通量より大きく上回るのがペットボトルだそうで、使用済みペットボトルは年間約50万トン、これは国内のプラごみ量の5.5%に当たります。

レジ袋は約20万トン(本書レジ袋有料化直前の発刊)

ペットボトルも最近では薄肉化が進み、改善が見られますが、現在の生活にはなくてはならないものになっていますので、大幅な減少には時間がかかると思います。

なぜプラスチックが自然界に流失すると問題になるかと言えば、自然分解されないことです。

発泡スチロール製の容器は、消えてなくなるまで数千年かかり、その間、水と土壌を汚染し続けるという指摘もあります。

レジ袋や発泡スチロール製の容器は海洋に流失してしまうと、海面を漂い紫外線と波で細かく砕かれます。

海洋生物にとっては餌と間違って食べてしまうことは当然のことでしょう。

そして死に至らしめる。

本当に1000年経てば消えてなくならそれまで待つしか手立てはないでしょうが、それまで海洋生物に誤食されない保証はありません。

大切なのはこれ以上プラごみを海洋流失させないことと、海洋に漂うプラごみの回収方法を生み出すことです。


Chapter02の07では日本の使い捨てプラスチック使用量とそのリサイクルについて書いてあります。

なんと日本の使い捨てプラスチックの使用量は米国についで世界2位。

資源のない国ですのでもっと使用量を減らさなければならないと思います。

しかし、ポリ袋や使い捨ての食器を販売する身とすれば、衛生面にプラスチックが役立っている面も見逃せません。

病院でプラスチック製のゴミ袋や医療器具、感染症発生時に使用するディスポ食器などプラスチック製品使用が役立っているのではないかと思います。

さて、最近問題となっているマイクロプラスチックについてもchapter03の21に記載があります。

マイクロプラスチックとは微細なプラスチックごみの総称で、5ミリメートル以下のものを言います。


マイクロプラスチックによる健康被害が懸念されているプラスチックは化学的に安定した物質であるため、基本的には人本への影響が少ないと考えられています。食べたとしても分解されずに排泄されるからです。ただし、プラスチック製品に配合されている添加剤の健康への影響、具体的には環境ホルモンなどについては要注意です。さらに、海水中に微細なプラスチックの粒、マイクロプラスチックが想像以上に存在することが広く知られるようになったことで、別の角度から健康への影響が心配されるようになりました。プラスチック自体に毒性がなくても、有害物質を吸着したり運んだりすることが明らかになって来たからです。

本文より

マイクロプラスチックは小さな海洋生物が餌と誤認して食し、食物連鎖によって大きなダメージを与えると認識していましたが、有害物質を吸着するとは思ってもみませんでした。

マイクロプラスチックには洗顔剤に配合されるスクラブなどを一次的マイクロプラスチック、プラスチック製品が微細化してできたものを二次的マイクロプラスチックと呼びます。

一次的マイクロプラスチックは企業努力により代替え品ができるでしょうが二次的マイクロプラスチックをなくすことには多大な時間と人々の努力が必要です。

日本ではレジ袋の有料化が始まるとバイオマス原料入りのレジ袋が増えました。

バイオマス原料は植物由来の原料でレジ袋に混入してあるものの多くはサトウキビの搾りかすを原料としていますので、食料になる作物を使用しているわけではありませんのでご安心ください。

そして、さらに自然界に流出しても時間経過とともに自然分解するのが聖分解プラスチックです。

現在はコストが高く普及にはもう少し時間がかかりそうですが、早く普及して欲しいものです。

本書ではもちろん、それらにも解説があります。

再生可能な大替素材の開発と個人がプラスチックをできるだけ使わない、リユース、リサイクルを徹底することが海洋、大地を汚さずに次の世代に渡すことになりそうです。








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低炭素社会のデザイン

2022年03月26日 04時58分00秒 | ポリ袋
低炭素社会のデザイン
ゼロ排出は可能か
西岡秀三著
岩波新書






2011年8月出版 東日本大震災が発生し電力不足が叫ばれていた時に出版された。
今後の予測などが書かれているので現在になって読み返すのは些か申し訳ないという気持ちもある。

だが現在でも参考になる箇所は多い。

商品輸送の項目はちょうど問題にしている事柄だったので参考にした。

自社便で配達するか配送賃を払って外部委託にするか。

どちらが環境に優しいだろうか。

配送料を払って外部委託にした方が環境には優しい。

だが、ポリ袋は薄利多売のため運送賃が賄えない場合もある。

当社ではサービスや営業に直結する配達以外は配送を委託しようと思う。

ゴミ袋は原料が石油で、生産も石油を使用し、さらに輸送で石油を使う。

そしてゴミを入れて回収する時にも石油を使い、処分する。

石油を捨てるために石油から製造され、石油を使って移動する。

薄肉化で原料の削減、配送効率をよくすることで環境問題に取り組んでいかなければならない。

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SDGs(持続可能な開発目標)

2022年03月25日 04時55分00秒 | ポリ袋
SDGs(持続可能な開発目標)
蟹江憲史著
中公新書




国連で採択された未来の形で健康、福祉、産業や海の豊かさを守るなど、17の目標があり2030年までの達成を目指す。

この本の中でレジ袋が登場するのは「目標14 海の豊かさを守ろう」という箇所だ。

ここにはもちろん海洋プラスチックゴミの問題が取り上げられる。

2018年1月のダボス会議では使い捨てプラスチックの削減とエコ素材の導入がグローバル企業から打ち出された。

この流れから日本ではレジ袋の有料化が始まることになる。

これでレジ袋の使用量が減り、生分解性プラスチックの普及が進めば、海洋生物のレジ袋誤食による死を防ぐことができるだろう。

生分解性プラスチックの分解時間が早まれば早まるほど海洋生物の誤食は防げるが、雨の日に商品を入れて外に出た途端に破れてしまうようでは本末転倒なので、なかなかに普及までには時間がかかるだろう。

またコストの面でも普及に時間がかかる。

環境に優しい商品は一般的にコスト高だ、レジ袋は以前はサービスバックとも呼ばれ、無償で配れるほど安価であった。

まあ、考え方によっては高額だから誰も使わずレジ袋使用量がさらに減ればそれに越したことはない。

こちらの本はコロナ禍になってから発行されたモノだから、筆者が随所にコロナ感染下で思ったことも綴ってある。

最終章ではコロナ禍でプラスチックの使用量が増えたことをあげている。

テイクアウト用の包装資材、フェイスシールド、スーパーの会計の前に設置された飛沫防止用のシートなど。

また病院や老人ホームでは感染対策として使い捨て食器を使用する場合もある。

これを処分するためにゴミ袋も増える。

感染対策や衛生のためにプラスチックは必要不可欠で、かといって無尽蔵に使用し処分するわけにはいかなくなる。

プラスチックの使用量を減らし、衛生面にも考慮する、そのバランスが難しいと思う。

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レジ袋の大きな音にビビる

2022年03月24日 07時07分36秒 | レジ袋
高速バスに乗った時のこと。

ポリ袋販売を営んでいるので、環境問題も身近に感じる。

なので休日になると自家用車は極力使わない。

そしてポケットには小さく折り畳んだレジ袋を忍ばせている。

先日、新潟市の中心街で買い物を済ませ高速バスで帰宅する際に、購入した本を読もうと思ってレジ袋の中をかき回すと思いのほか大きな音がした。

「ガサガサ」



しんと静まり返った車内に大きく響き渡り前席の人が振り返る。

容量が大きいなレジ袋はいっぱい入った品物の重量に耐えるため厚みが増す。

するとガサガサ音も大きくなる。

ツルツルした素材のレジ袋にすれば多少音量は抑えられるが、無音というわけにはいかないし、こちらの素材(ローデンポリエチレン)のレジ袋は流通量が少ないから手に入れることは難しい。

それでもポケットに収まるレジ袋は一番携帯性のあるマイバックだ。
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レジ袋は必要ですか

2022年03月23日 05時34分54秒 | レジ袋
いつも利用する食品スーパーで会計を済ませる。

その後にマイバックに購入した食品を詰めていると、そういえばレジ袋は必要ですか?と聞かれなくなったことに気がついた。

私が馴染みの客になったためか、それともマイバックを持っていることを確認したのか。

そしてレジ袋購入を自己申告する人が多くなった。

レジ袋有料がすっかり定着したようでレジ係の人も、いちいち「レジ袋は必要ですか」と聞く手間が減ってよかった。

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ポリ袋の更なる値上げ

2022年03月22日 02時34分50秒 | ポリ袋
ウクライナとロシアの問題が長引いています。

原油の価格が高騰し、円安も進みこの調子だとインフレがどんどん加速していきます。

ポリ袋も春に一斉値上げになりましたがすぐに値上げの第二段が始まりそうです。

これで一気に立つプラスチックが進めばいいのですが、まだまだポリ袋が他の素材に変わる見込みは立っていません。

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