木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

命日

2008-09-11 18:12:09 | Weblog
昭和59年8月12日に次男が生まれた
7か月の早産で720gしか体重がなかった
近所の産婦人科にかかっていたんで破水した時に電話しても 様子を見ろ の一点張り
どうしてもおかしいと言うので駆けつけるとそこではもう手の施しようのない状態だった
すぐに大きな病院を紹介され そのまま入院をしたが 出産を食い止めることはできなかった
それで次男は保育器の中で育てられ始めた
 
・・・が
一ヶ月後 9月11日に帰らぬ人になった
11月に生まれてくるはずだったのに 9月にこの世から去ってしまうことになるとは・・
僕が一人で抱えられるようなお棺に入れて小さなお葬式をした

いま 部屋には小さな厨子に入った位牌が置いてある
毎朝 水を替えて手を合わせる
パンを焼いて瞬間だが供える
お菓子を買って来ても 果物を買って来ても まずここへ置く

手放したくないと言って娘を強引に連れ出した母親なのに 彼は連れて行かなかった

  さみしかったろ ごめんな

いつも思ってるけど・・・

 今日はきみを思うよ

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8 コメント

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私は (じぃる)
2008-09-11 19:37:04
親の立場に立った事がないから、じぃるがきっと文面から汲み取ったオヤジの悲しみは、実際の悲しみの1光年分の1にも満たないのかもしれません。

昔、バイク遊びにはまっていた時、ちょっとした事故を起こした事がありました。

両親と同時に病院に駆けつけて来たのは、当時ちょこっと(ほんの少~し)お世話になっていた少年課のおっさん。

あっ叱られる!って思った瞬間、おっさん泣き出して
「おまえわかっとけ、親死んだ時の子供の悲しみの1憶倍、子供が死んだら親は悲しいんだよ…」

私の目を見て言ってくれました。

今でもこの声色、口調、ニュアンス。
はっきりと覚えています。

あれからバイクには一度も乗っていません。

って事でオヤジ、シェンロン呼んできて^^
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いい人に会ったなぁ (Mのオヤジ)
2008-09-11 21:03:08
じぃる・・・
親と子の歴史が長さに
子を失った親の悲しみは比例する
その2乗3乗と重なってゆくと思う
それだけで考えれば 僕に科せられた悲しみはまだまだ世の不幸な親たちのそれの足元にも及ばないのだろう
でも死んだ子の歳は どうしても数える
オレは今日も数えるよ 24歳だ
息子にはかわいそうなことをしてしまった
もっと強引に早く医者に行ってれば ってね

返信する
眞理子さん (sola)
2008-09-12 06:22:42
初めまして、こんんちは。

眞理子さんの話題を、今日のブログのコメント欄に書くことに、しばし躊躇しましたが、
あえて書くことにしました。

まずお嬢さんのことですが、
コンサートのトークの間に、宗さんがそのようなことを言ったので、
おそらくお嬢さんがいらっしゃるようです。

さて、息子さんのことですが、
私の霊能者の友人が、かつてこんなことを話したことがあります。
『お子さんやお孫さんを亡くすことは、
残されたものにとって耐えられないことなのですが、
予定通りの事が多いです。
そういう運命を選ぶ(亡くなった本人が)事にも意味があります』と。

眞理子さんの名前を見ていて、
「真の理」、
私の霊能者の友人は、
生身の我々には理解できなくても、
天の法則には、そんなこともある、と言ってるのかな、と。
でも、これを納得することは、なかなかできませんが。
返信する
いいお父さん (コスメ)
2008-09-12 09:01:55
今世の中では子どもが親を親が子どもを
殺すような事件が多い中

いいおとうさんですよねー

すごく悲しい話なんですが
暖かさに感動しました。

これからも想ってあげてくださいね
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朝から、泣かしましたね~!! (チー助)
2008-09-12 10:00:26
オヤジさん、おはようございます。
オヤジさんのブログ読んで朝から泣いちゃいましたよぉ
オヤジさんの次男さん、赤ちゃんのうちに
お星様になちゃったんですね。
親にはまだなっては無いですけど、オヤジさんの悲しみは計り知れなかったでしょうね。
その事を、考えただけでも泣けてきちゃいますよ。
千春にも、本当はもう一人お姉ちゃんかお兄ちゃんがいたのですが
この世に産まれて来る事はありませんでした。
母親が以前涙ながら話してくれました。
だから、家でもお菓子を買ってきたり頂き物した時は1番最初に仏壇にあげます。
「いっぱい食べてね~」なんて話しかけながら。
オヤジさんは、やっぱ良いパパさんですね。
涙止まりませんよぉ~
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sola さん その節は失礼いたしました (Mのオヤジ)
2008-09-12 10:49:13
コメントありがとうございます
ちょっと過剰反応し過ぎました?(笑)
彼女は人前に出られる方だし ある意味公人
ブログでの露出をうまくコントロールされてるのでしょう
例えば僕がエロオヤジってことはここでは内緒のように・・(笑)

あ、しまった この記事に対しては不謹慎でしたね
その霊能者さんのお言葉は胸にしまっておきたいと思います
ただそれも失ったものの大きさから立ち直らせるための優しさじゃないかとも思ってしまいますが・・

またこれを機会によろしくお願いいたします



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コスメさん (Mのオヤジ)
2008-09-12 10:49:50
お久しぶりです
って言っても来ていただいてるしお邪魔はしてますが・・
コメありがとう

いやどうでしょう
早く離れてしまったので美しく見えてしまうかもしれませんね
いつも隣にいたらどんな親子だったのでしょうか

親子の殺し合い
本当に悲しい出来事が多いです
でも本当はお互い思いあってるからこその間違いなんでしょうね
どうしたら親子関係を修正していけるか
ほんのちょっとのことだと思うんだがなぁ
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チー助 おはよ (Mのオヤジ)
2008-09-12 10:51:09
実はねぇ もう一人平成元年に6ヶ月の死産で女の子を亡くしてる
生まれた時はもう息をしてなかった
勿論 戸籍もないまま
「こちらで処置しましょうか?」
病院の冷めた言葉に お願いします としか言えなかった
僕だけが箱に入れられた彼女と会った
ちゃんとかわいい顔してたんだよ

今一つしか位牌はないけど
その向こう側にいる彼女のこともいつも気にしてる


悲しいなぁ 人間って
 でもね その反対のことも人には与えられてるんだ
 絶望することはないぞ

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