木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

論告求刑と最終弁論

2018-10-03 00:55:04 | 賃貸業
検事側からは論告求刑 弁護側からは最終弁論

被告の極悪非道さを訴える検察の鋭い論調
これは被告側の傍聴人以外すべて納得できる一見完璧なもの



しかしいかんせん3階の謎が解かれないままの求刑では説得力に欠けるのではないいだろうか

被告の非道さは誰もが認めるものの果たしてこの罪を負わせることができるのでしょうか
求刑は懲役10年でした


あとは5日の判決を待つばかり


今回被害者の女性にはとんでもない災難が降りかかり
実際僕の所でも大きな傷を負いました
しかし、僕個人のことを言えば、貴重な体験をさせてもらいました

裁判など今まで自分の人生には無く、それを傍聴するだけではなく実際にその証言台に立ち
今日の最終弁論でも僕の名前が複数読まれました

裁判を傍聴して自分の体験を訴え出てそれが採用されてその方向が変わる
これは一言でいえば警察の大チョンボです
ちゃんと記録にも僕が言った三階空室のことは記録にあります
その時に指紋採取などをしていればこんなコースを辿るはずはなかったのです

頼りないんじゃないかと思っていた弁護人
最終弁論ではなかなか納得させる弁護をしたとおもいます
初めて思った(笑)


それにしても裁判
裁判員裁判ってこれでいいのでしょうか?
6人の一般裁判員の後ろに4人の予備裁判員?
質問もいろいろしてましたが的を得た質問をする人は約1名しかいませんでした
それでも物足りない感は否めませんでした
いやもっと赤裸々な感想を言えば3人の裁判官自身も鋭いと感じた質問は皆無でした
僅かに検察官の奮闘が目立ちましたが3階の謎には時間的にも打ち勝てなかったような気がしてなりません


被害者は本当にかわいそうだけど、最初病院に担ぎ込まれた時には3階から落ちたと言ったというカルテが残ってるようで
その後2階から落ちた に変わったのは検察側との話し合いの中でそう思い込んでるんではないかと思えて仕方ありません
でも被告の部屋から解放されたのになぜわざわざ3階に行って落ちたのか
それは全く整合性はないです
ないけど、そこに本人の持ち物があって、それを細工できるような被告じゃないとしたら・・
という事は酔っぱらって異常な行動をしたとしか理解できないでいます
此処を覆さない限り、有罪に持って行くのは難しいのではないか

でも僕はこの被告にはしっかり人生の再教育が必要だと思う
もどかしい思いがぬぐえません。


コメント (8)
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