木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

ガイアの夜明け レオパレスを追い詰める

2018-06-03 00:58:59 | 賃貸業
昨日先週放送された「ガイアの夜明け」を見た
賃貸経営をする人間にとってはそら恐ろしい話でした
まず出てきたのは「かぼちゃの馬車」というスマートデイズなる会社のシステム
一人約1億円の融資を受けさせて一棟ごとの契約をさせる
女性のみのシェア物件
これは手の込んだ詐欺みたいなもので入居者を付ける作業に力を入れずほどなく会社はつぶれ
700人からの経営破たんオーナーを生み出したようだ
オーナー希望の人の貯金通帳を預かりその残高を改竄して銀行審査を通す
もっとも銀行の方(スルガ銀行)もその真相はわかっていて、その上で審査を通し破綻経営の片棒を担いでいたのではないか そんな放送だった
アパート経営に夢を託した人たちには結局借金だけ残るという無残な結果
これは悪いのは会社側だと思うが、被害者側ももう少し勉強してこのシステムに入らないという結論を出してほしかったと思う
会社も悪いが個人的にはスルガ銀行はこの結末が予想できたはずでもっと責任があるのではないか とも思う

そしてこの回メインで血祭りにあげられたのは「レオパレス」
天井工事の手抜き 入居者の安全にかかわる大事なところでの瑕疵
https://omoson.com/tv/leopalace21/
屋根裏までなければならない界壁が全くなくてひとたび出火したら瞬く間に全戸に広がる危険性があり完全な違法建築
これが複数発覚
そしてそれは会社が意図的に手抜きをして建築費の搾取を行っていたはずと
元社員によって暴露している映像
そしてしらばっくれる社長を追う
壁が薄くて隣の部屋の生活音まで聞こえるという評判の反面
大きな会社故の先進環境整備、トラブルに関する対応力の良さもあって入居者の満足度もそれほど悪くない部分もあるようだが肝心な安全に関して手を抜いていたという事実は大きな衝撃になるはず
それは入居者へのショックよりむしろオーナーのショックの方が大きいのではないか
分かった時点で今の入居者への転居を勧める それは多分ただでは済まない
何100万円の出費だろう
そしてもし工事が自分もちなら新しく建てるくらいのコストがかかる
二階建て8部屋の建物で4000万円の工事費がかかると試算されていた
勿論これは会社側の負担とすべきでオーナーには責任はないはず(と自分の側では見ています)

昨年の「ガイアの夜明け」では保証外しが問題になっていました
30(25)年待たず、10年経ったら家賃保証外しをして独立させろ と会社ぐるみの計画暴露
つまり世の中がデフレなので時間が経つにつれて家賃が下がってきたというわけです
昔のようにインフレが当たり前だったら家賃は上がるから最初の収入設定金額より儲かってゆくはず
例えば昔僕が入っていた公団住宅
昭和39年竣工当時家賃は平均1万円だった
それは当時の家賃としてはかなりの高額で例えばドラゴンズの選手などが入っていたこともある
それが僕らが入った昭和58年当時平均5万円ほどになっていた
これなら家賃保証など軽々出来るはずで
社会全体が裕福になる図式だ
だから家は買うべしの時代だったわけ

もっとも今の時代デフレが当たり前になってしまってるから家賃保証はやってはいけない、やれるはずがない保証です
レオパレスはそういう意味からもオーナーには厳しい会社だと言えますね
ここ、結構ヤバいと思います。
出来れば空売りしたい(笑) でもその勇気はないかも・・・





コメント (4)
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