木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

そういえば朝飯抜きだった

2017-08-17 23:28:22 | 賃貸業
朝6時前、今まで経験してなかった事が起きた
部屋の鍵が開けられ、僕の部屋に侵入者が・・・
それも静かにではなく「えらいことが起こった はよ起きや~」
母親だった
その時点でもう何かを覚悟した
女の人がうちの前に倒れてて頭から血を流してたと
すぐに飛び起きてドアを開けると警察官が複数いた
もしかして、屋上から? 
「とにかくよくわかりません」の一点張り
飛び降り自殺なのか それとも家の前で暴力に遭って倒れたのか
その人は今生きているのか

その人にもしものことがあったらうちのマンション名がニュースになるかもしれん
そしたら終わりかも

実は屋上に上がるドアのカギを昨夜は掛けてなかった
そして7階に上がりきる3段下にポーチが一つ置いてあった
こんな光景見たことない
弟の写真に頼んだ
母の部屋で仏壇に向かって頼んだ

でもこの時点でもう完全に覚悟してた

一階に降りるともっとたくさんの警官、鑑識と思われる人がうちの前の歩道を黄色いテープで区切って立ち入り禁止にした状態で忙しく立ち回っていた
貸してある駐車場の前に3・40cm位の血痕と髪の毛が地面に張り付いている

その時はこのことを今日ブログに書けるとは思っていなかった
そんなことをしていると息子がやってきた
「大家さんには今やっていただくことはないですから 部屋で待機していてください」
エレベーターで息子と警官2人の4人で7階に上がる
「20代前半の女性で病院で少し意識はあるようです」と聞かされた
僕の目が点になってたらしい あとで息子にそう言われた
実際もう僕は諦めていた その人は絶命しているに違いないと思い込んでいた
それで気持ちの重さは半分になった

前回部屋の女の子が消息不明になり、部屋で死んでるんじゃないかと恐れおののき、
今回は自殺未遂?
でも死んでなかった うちの前で絶命したわけじゃなかった・・・

この手前に血痕がある

やがて呼ばれる
「大家さん、立会人になってください」
一階に行ったら、キャップ、マスク、手袋、ひじ当てそれに「立会人」と書いたプラカードまで着用させられる
いくつかの足跡やイヤリング、たばこ、果てはそこに落ちていたコーヒー缶も証拠になるのだとか
その一つ一つを指さす僕を警官が二人して複数枚ずつ写真撮影をした

部屋に戻ると今度は証拠の品々に立会人としての署名、捺印(は息子が見届けてくれた)

大体終わりました の声を聞いて、息子と二人で血痕の洗い流し
そのまえに地面にこびりついた髪の毛の排除もあります
これらは僕らの仕事のようです。


それが終わると改めて住人の確認が始まります

朝方、○○っていう女の声と ××と呼びかける男の声が聞こえたという話を聞いたのですが
○○という名前の人は住んでないですよね
○○山っていう人が2階に住んでいます というとその人の契約書を見せてくださいという
ところがそれは仕事場に置いてある
・・・持ってきてください ときっぱり言われました

そのまま仕事場へ行って仕事したいと思ってましたが契約書だけ取りに行ってまた帰ってきました 全員の契約書を渡しましたが特に数人でその○○山さんの契約書に見入る警官たち
全部お貸ししますので返しに来てください



夜9時過ぎに「もう帰られましたか?」と警察からの電話
帰りの車中だったんで9時半の約束をした

誠実そうな若い刑事さんが一人契約書の束を抱えてやってきた
 どうですか怪我をされた方は?
 家族に付き添ってもらってて意識はあるようです
 まず大丈夫だという事でした
○○山さんとのことなども確認したかったのですがそっちのほうはまだまだ分からないことばかりで何もお伝え出来ません と

なんかすごいジェットコースターのような一日でした











コメント (17)
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