木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

今日のお仕事

2016-03-17 23:46:04 | 仕事
今回お客さんに頼まれて30cmの直径のお皿を挽いてみた

 
 これが裏

表は何種類か 見本的に挽いてくれ と言われたので

 
                  
                                 

表向きの上から タモ ケヤキ 楠 です




これを持って依頼主である同業者のところまで行ってきた
この人Sは周りの信頼感を一身に集めてる人格者
工場は彼の借りた物だが そこに他に二軒の木工業者が寄り添って運営されている
各々が新しい機械を入れて頑張ってる

Sさんところにも複数の機械があって他所に貸し出してある機械もある
実は自分が一台持ってて同じものを貸し出しているのだが、それをうちにくれるというのだ
その話はもう2年くらい前からある
Kさんのところにあるその機械、今のうちの仕事から見たら結構魅力的
ずっと待っているんだがなかなかそれが返却されない
じゃKさんはまだそれを使っているのかといえば、実は借りるだけ借りて実際には使うことはなくて
工場の一番奥にしまい込んだままなのだ
僕がそれを譲り受ける約束をしたことはご存じだが、そのためだけに自分の仕事場を整理できない・・・
まぁKさんは偉い人だし、僕がそれを改めてお願いするに出来ないお人なのでした
最近、もう廃業をする と言いながらまた元気に再開されたようだ

人の好意に甘えてるだけではいけない ということでその機械のことは断念することにした
Sさんに「せっかく話を持って来てくださったのに、申し訳ないのですが同じ機械を中古で買うことにしました」
そう言ったら 残念そうに「そうかぁ・・そうだな あれは早く手に入れた方がいい」そう言ってまたフォローをしてくださった
「うちにある機械を見に来て、どんな部品が必要か確認したほうがいい。 俺が機械屋に説明してやるよ」

それで機械屋と二人で見に行ってきた
仕事の手を休めていろいろ説明をしてくれた
今更使いこなせるのか、あんまり自信はないけど今のやり方よりは効果的に仕事が出来そうな気がする


丸棒を作るということ
それは回ってる刃物に角材を送り込んで丸い棒に加工する方法と角材を回しながらそこに刃物を当てて丸棒にする方法がある わかるかな?(笑)
今までは前者の作り方中心だったけど、今度のは後者の方法での加工を目的とします
まぁもし順調に進んだらここでまた紹介するね

値段は90万+税くらいになりそうです

コメント (16)
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