木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

精霊流し

2012-08-14 23:45:39 | 家族
本当はお盆の初めにお墓参りは行かなくちゃいかんのだが
娘の都合と息子の都合を合わせて明日15日に行くことになってしまった
お参り自体は車を横付けにしてちょっと周りの掃除をして墓石を磨く
蝋燭とお線香を 立てて手を合わせる くらいだ
うちには難しいしきたりはない
ところによっては大変な行事のところもあるんだろうけれど


精霊流しというしきたりもその一つだろう
精霊は「せいれい」と読むものだと思っていたが
長崎のしきたりが広まったせいで「しょうろう」と読むのが自然になってしまった
さだまさしのトーク集にも精霊流しの話はいくつか出てくる
亡くなった人の初盆に縁者が集まって精霊船を仕立てる
爆竹を派手に鳴らしながらそれをみんなで引っ張るのだそうだ
そしてその手を離すときに本当の別れを実感するという
親しかった分だけの涙を流して・・
派手なお祭りの体をなしているけど心の中は厳かなものなのだろう
相反する表裏が一体となった儀式だ
歌を初めて聞いたときは静かな行事だとばかり思っていた 



グレープ 精霊流し  1974


              (貼り付ける時再生できなかったけど見えてるかな?)


精霊流しは世代のバトンタッチ
父親は鬼籍に入り、母親よりも自分の時代になったと思ったのもつかの間
もうすぐその交代もある
自分よりも若くしてその子にバトンを渡す者も有り
いつその日が来てもおかしくないしまだまだ先かもしれぬ

悔い無きよう・・・

コメント (6)
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