木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

寄り添うことと離れること

2011-11-14 23:05:50 | 仕事
割合頻繁にこのブログへ登場させる製品・・じゃなかったっけな
風着(ふうちゃく)といいます
   



全国的にそう呼ばれているのかこのあたりでだけなのかは知りません
お寺の本堂のご本尊の脇を飾る仏具の部品
いくつかのサイズがあってこれは一番底の広がってる部分の直径が3寸なので3寸の風着と呼んでます
いつも作るのは1.5寸2寸2.5寸3寸3.5寸4寸くらいまで
勿論特注もあり
上の部分と下の部分を別に作って最後に接着剤で合わせます
この製品は材料を統一にするとペイ出来ないのであり合わせのものを見繕って集めざるを得ない仕事
それでいろんな材料を使うことになる
本当は同じ材料で作ってしまった方が工賃的には安く済むのですが

勿論最初は白いのには白いの 黒いのには黒いの 
 

って合わせてゆくのですが
最後の方になるとどっちかの材が多くなってしまうんで白い台に黒い上またはその逆のもできる

こんな形になったりする

   



でもこれは結局 こういう風に塗られるので

   

   (まだ完成じゃなくてこのあと金色に塗る)


どんな色の材料でもかまわないわけです



上と下を合わせる
これは僕の仕事である
合わせていると変なことを思ってしまう
これにはこれが似合う
この台にはこの頭・・・
キューピッドをしてるんじゃないか

この品物はきれいに塗られてこれから何年も何年もお寺に飾られることになるだろう
僕が選んだこれとこれは長く長くそのペアのまま生き続けてゆく 
多分朽ちるか燃える以外に離れることはない


もしかしたら神様も同じようなことをして人間を作ったり夫婦を作ったりしてるんだろうか
時々体調バランスを崩したり 離婚してしまう男女をくっつけたり
最近ミスが多くなってきてるのかな?
って神様のせいにしてはいかんか(笑)

でも負け惜しみじゃなくて離婚してみてすごく楽になったのは確かだ
ラジオ人生相談の加藤諦三さんが
もう限界を超えてるのに離婚できない人は独り立ちできない人 っていうような言葉をよく言ってる
現状にしがみついて新しいことから目を背けながら我慢に我慢を重ねている
一歩踏み出しなさい
そうすれば新しい未来が開ける


僕は自分から離婚用紙を用意しようとは思わなかった
妻が決めればいいと思ってた
ないだろうとけど、もし帰りたいと言えばそれでもよかった
ただし何日もしゃべらないということは認められなかったけど
それで6年を費やした
でもすごく精神的に楽だったから淡々と過ぎて行った
その結果昨年終止符を打つこととなったわけだ
これもよかったと思う
人によっては無駄な6年だったと思われるかもしれないが 僕自身は全くそんな風には思っていない
納得できる6年だ

何の話をしてしまったんだ?(笑)
申し訳ない
離婚って言葉でつい振り返ってしまった


コメント (14)
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