木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

衰桜

2010-04-03 23:54:03 | Weblog
今朝は仕事僕だけ それも2時間もすれば終りそうな状態だったから
仕事場近くのおやっさんのところへ寄ってみた

見るたびに衰えていってる
顔を見たのは3ヶ月くらい前かな
その時も配達の途中でちょっと寄ってみた程度だったからわからなかったんだろうか
今日は仕事の相手が来ていた
何かを発注したついでに鉄くずを回収してもらっていたようだ
今からお茶飲みに行くから一緒に行こうといわれ彼の運転手になった
今の彼は3本足
とにかく車の乗るにも一苦労
店で席に着くにも一苦労
席から立つのに三苦労くらいした


不謹慎なことはよくわかってる
でも、これから先 どうやって余生を過ごしてゆくんだろう
子供がいない夫婦で奥さんに先立たれ 財産の多くを義理の妹に乗っ取られた
かつては隆盛を極めた仕事も今では爪の先で稼ぐくらいのものだ
まだまだ現金や財産はあるにはあるんだろうが。
介護の人の巡回もあるみたいだが日々の生活の張りはどうなんだろう
心配するほどのことはないのかもしれないけれど


奥さんが亡くなってからいつも行ってる近所の喫茶店のママさんが彼の食事の準備をしてくれてた
いつもその店に寄ってご飯を食べるのを見た
でももう半年以上たつかな
元気に動き回ってたそのママさんも病に倒れた
どうもガンらしい
店は閉じたままになってる
今日おやっさんにママの様態を聞いても
知らん わからん という答えしか返ってこない
入院してるのかと聞いてもそんな答えしか返せないってことは見舞いに行く気力もないし
もしかしたらそのことを考える能力さえも失せているのかもしれない
あんなに世話になってた人なのに


自分の明日を少し考えた
春の風が冷たい
コメント (10)
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