新年早々に。社会保障の国スウェーデン、というのは日本人の共通認識のようなのであるが、こんな事件も。The localより。
http://www.thelocal.se/20170102/record-number-of-parents-faking-childs-sick-leave-vabba
スウェーデンで認められているのが「vård av barn」、要するに病気の子供を看病する休暇である。これがなんと、「子供の看病」と言えば診断書なしで80%の給与をもらいつつ仕事を休める、というものなのだ。そしてこういう制度が出来れば、悪用する人が出現するのは世の流れ。
子ども手当のこと
2016年にスウェーデンの社会保障局(Försäkringskassan)が「不正請求された」とみなして問題になった子供看病手当は合計で8600万クローナ(約11億円)だというのだ。さすがに額が多すぎる。しかしこれについてはスウェーデン時代のかつてドイツ人の同僚も「子供の看病で休む人は職場でも良く見たけど、『本当かな』という人も時々いたね。。。」と言っていた。まあ、世界に理想郷など存在しないので、いずこもそんなものなのであろうが。
車いす詐欺