上司の教え

自分が敬愛して止まない上司がかつて言ってくれた事。不意に今日思い出した。
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学校と社会人になっての人生は違う。「社会は広い」と言うがまさにその通りで、向かうべきベクトルが幾らでもある状況なのである。学校の勉強というのはそこに「無理やりに定規で線を引いて、そこでレースをする」様なものであり、社会人になってからも人生を「定規を引かれたレース場でのレースである」と考えている人は少なくない。だが現実社会のレースは「どの方向に走っても何とかなってしまう」レースであり、こういう場所では死に物狂いに何カ月も走り続けた人が砂漠にしか辿りつけなかったり、その一方でたった2時間程度しか走っていない人がオアシスに辿りついたり、そういう事が日常茶飯事なのだ。もちろん「一生懸命走る」事を否定するつもりはないし、どんな環境でも頑張らなくてはならないんだが、「他人の2倍早く走ったからといって2倍早く目的地に着く訳ではない」と言う事は認識しておく必要がある。そうじゃないかい？
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さすが我が上司と言うか何というか。このまま何も加える必要はないだろう。
ベストでなくてもベターを