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スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

ドラゴンボート

2012-12-13 23:31:07 | 日記
昔から歴史マニアであるが、横山光輝の漫画などで仕入れた知識を中国人に適当に喋っていると妙に相手に感心されたりしていた。今日遂に中国人から質問された。「ドラゴンボートの祭りが中国にあるんだけど、これって確か歴史上の偉人と関係してたんじゃなかったかと思うんだけど。。。誰だか知ってる?」「知ってるよ。屈原でしょ」「おおおおおおおおおおー!!!!」
かなり感心されてしまった。ちなみにちまき(粽子)の由来である事も言ったら更に驚愕していた。雑学も変なところで役に立つものである。日本の三国志マニアの皆様などは、中国人と話す機会があったらちょっと三国志の話などを振ってご覧あれ。
Wikipedia「屈原」
Wikipedia「ドラゴンボート」

山中教授と英語と

2012-12-13 22:58:33 | 語学のこと
今年のノーベル賞を受賞された山中教授のこと。
山中教授ノーベル賞
その業績は不朽のものであるし、人格的にも素晴らしい方であると聞いている。ただまあ、これはどの日本語のネットニュースを見ても書いていないので、敢えて書いておく。教授の英語の事である。
恐らくネット配信動画などでじかに講演を聞かれた方であれば、誰でも気付かれたかも知れないが--もちろん自分も人の事を言えないことは百も承知であるが--山中教授の英語、決して流暢とは言えないのである。アメリカ人も彼の講演を聞いたあと、遠まわしながら「Best speakerとは言えないけれどね」と言っていた。(英語が「理解できない」とは言っていない。教授の名誉のため)。ちなみにどこかの新聞で山中教授の奥様が教授に「あなたの英語は下手過ぎる!!」とか言ったとかいう記事が出ていたが、どうやらこれも真実らしい。と言うのは山中夫妻と食事に同席したというスウェーデン人と話をしたところ、「奥様の英語は非常に流暢だった」とはっきり言っていたからだ。もっともそのスウェーデン人も山中教授の英語を「流暢ではなくとも別にそこまでコミュニケーションに問題は感じなかった」と言っていた事も申し添えて置く。
日本語英語

出産前判定@中国

2012-12-12 23:31:36 | 日記
中国人の同僚から。中国では御存知の通り一人っ子政策を強力に推し進めてきている訳だが、農村部では特に男児を望む風潮が強いようである。結果女児と分かると中絶を決めてしまうケースが後を絶たないのだという。このため人口比が男性過多に傾いて来てしまい、女性不足が深刻化して来ているというのだ。このため同僚によると、現在は医師が出産前に性別を判定、親に告げることが禁止されたのだという。たとえ他の部位のチェックで偶然に胎児の性別が分かった場合でも、医師はそれを患者に告げてはならないというのだ。中国の医師も大変である。

お見合い

2012-12-12 21:47:39 | 日記
インド人の同僚によると、インドでも結婚にあたってはお見合いに近いシステムがあるようだ。特にインドだとカースト制度もあるので、結婚相手の選択も色々と難しい様だ。このため親などがふさわしいカーストの相手を選択し、本人に薦めてくる事があるとの由。
カースト制度
確かにカーストの縛りがあるとなると個人の努力では探すのは難しそうだ。ただそれでも若者の結婚意欲は非常に高く、男女とも25歳前後にもなれば必死に相手を探すのが普通との由。ちなみに結婚式は凄まじい騒ぎになり、参列者が1000人を超えるのはザラだそうだ。「日本でもお見合いと言って親や近所の人が結婚相手を探して来るケースはあるよ」というと驚いていた。ちなみにスペイン人に聞くと、「スペインでは親が捜すケースはまずない」との事。アジア的現象?

雪景色

2012-12-11 22:43:26 | 日記
外はもうずっと雪景色である。今日も明日もずっと雪景色のまま、モノクロの世界が続く。そして例によって日照時間は短いまま、こうなると仕事をしていても何やら疲労感がいつもより強い。世間ではノーベル賞の授賞式で目出度い騒ぎらしいのだが、こちらにもどうも関心が湧かない。余り世界に関心が湧かないというのはどうも良い状態ではないのだが。。。正直、体が冬眠に向かっている(?)のかも知れない。あと一週間もすれば周囲の人達はみな母国に帰ってしまい、スウェーデン人も故郷に戻るので職場には誰もいなくなる。寂しい年末である。余り無理せず過ごす事にしよう。
予報によれば明日にはストックホルムを含め、スウェーデンのバルト海沿岸地域は雪に見舞われる様だ。深夜の今、既に雪が降り始めておりそれも結構勢いを増してきている様子である。あまり大雪にならない事を祈りたい。
http://www.thelocal.se/45006/20121211/

英語と中国人

2012-12-09 19:08:34 | 語学のこと
アメリカ在住の中国人が1週間程こちらに訪問された。こちらに勤務している中国人が出迎え、仕事の話をあれやこれやとしていたが、不思議な事に会話が全て英語なのである。訪問して来られた方に「中国語が喋れないんですか?」と聞いてみると、そんな事は全然ないと言う。「中国で生まれ育ったし、普通に喋れますよ。ただ向こうが英語で話しかけて来るので」という。あれれ?ぐずぐずしているうちにその人は帰国してしまった。そのうちにこちらで迎えた方の中国人と話す機会があった。そこで聞いてみた。「何であの人との会話の時に中国語を使っていなかったんですか?」「いや、中国語は喋れているんだけど、何だか時々中国語が通じているか不安になる時があって。。。あまり意識して無かったんだけど、会話していても気付くとどんどん英語になってしまっていったんだ」。何とも不思議な話。海外で日本人2人が出会って英語メインで会話する事ってあるだろうか、としばし考えてみる。

猫2012

2012-12-09 18:47:53 | スウェーデンの動植物
以前にも零下20℃の中生き抜く野良猫の写真をアップしたが、
野良猫
今年も雪の中で猫と出会った。この時点で気温零下7℃。体脂肪率が高いのかそれとも毛皮が厚いのか知らないが、零下でも平然としていられる事だけは確かである。誰か餌をあげる人でもいるのか、余り人を恐れない。カメラを構えてこの距離まで迫っても悠然としていた。


ドイツと子育て支援と

2012-12-08 20:02:38 | 考えてみたこと
先日も書いたスウェーデンの子育て支援について。スウェーデンは出生率の回復に成功しているが、その隣のドイツは子育て支援にも関わらず中々出生率が回復しない事で知られる。2010年現在、出生率1.39となっている。しかしドイツと言えば何事にも丁寧に政策に取り組みそうなイメージ(あくまでイメージだが。。。)があるが、果たして実際のところどうなのだろう?何故ドイツの出生率は回復しないのだろうか?

と言う事を思っていたら先日、ドイツ人の同僚の女性とFIKAの時にその話になった。彼女の話の要点を整理すると大体以下の通り。
「確かにドイツの出生率は低いと思う。ドイツ政府も色々手は尽くしている様ではあるけれど、今一つ有効に機能していないと言うのが私の印象だ。例えば幼稚園も原則3歳から預ける形になっていて、それ以下の年齢の幼児を預けるのは容易でない。中々託児所を見つけられないのだ。結局仕事のキャリアがストップしてしまい、その後の再就職を困難にしてしまう。特に問題なのが、年配の人達を中心に「子供のいる母親は家庭にいるべき」という価値観が強い事で、これが一番困る。周囲から『何しているの?』と言う様な眼で見られてしまう訳だから。
別に幼児を抱えている時に仕事をしなくて済むのなら、私としてはそれはそれで構わないと思っている。でも社会情勢は今どんどん変化している。まず男性だけの稼ぎで家族が食べて行けるとは限らないし、また解雇されたり転職したりで同じ会社に一生勤められる確率も減った。どこでどうなるか先が読めないのだ。全体として、女性も仕事を継続した方が良い社会情勢なのだと思う。
これまで幼児を抱えながら仕事を継続する女性は両親の助けを借りるのが一般的であった。ただ、こちらも最近の仕事では、遠隔地に転勤を命じられるケースが増えて来ている様に思う。また両親の方も定年が延長されて60歳代でも働くのが当然になってきて、こうなると両親に助けを求める事も叶わない。結局、社会制度として保育設備を充実させてくれないと、子供を持つという選択それ自体が出来ないのだと思う」

。。。そのまま日本にも適用出来そうな意見である。特に「仕事の状況が変わって来ている」点については日本もほぼ同様ではないだろうか?これもまたモルトケの時代の鉄道技術・電信技術と同様、「時代の変化に合わせて」組織を変化させていかなくてはならない状況と思う。
新技術とモルトケと
ちなみにスウェーデンの保育園は1歳から預け入れ可能(申請はその前から可能)、保育料は一人目の子供が月収の3%、二人目の子供は月収の2%などと月収に応じて定められている(ただし上限があり、高収入でも無制限に上がったりはしない)。申請から3カ月以内に保育所が確保されるのが原則である。
子ども手当のこと

浪人

2012-12-08 19:06:33 | スウェーデンの食品
雪道をフラフラと歩いていたら発見したのがこちらの空き缶。Ronin(浪人)。。。!?実はこちら、スポーツドリンクなのである。しかし浪人とは、これ如何に。どうも調べるとポーランドのメーカーの様である。
Ronin
以前に飲んだ事もあるが、味の方は普通のスポーツドリンクである。しかしネーミングセンスが何とも。。お土産で日本に買って帰ろうにも、相手方のお宅に受験生でもいたら騒ぎになりそうだ。