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スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
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エストニア旅行その11 アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

2012-03-22 22:50:53 | 旅行(エストニア・タリン2012)
さて、庭から歩いて外に出ると独特のタマネギ型の屋根が目に入る。アレクサンドル・ネフスキー大聖堂(Aleksander Nevski Katedraal)である。19世紀にロシア皇帝の命で建てられたロシア正教の聖堂で、よりによって国会議事堂の目の前に建てられている。しかも下記記事によれば、ここはエストニアの伝説上のヒーロー、カレビポエク(Kalevipoeg)が葬られているとされている場所の真上なのだとか。
Wikipedia「Alexander Nevsky Cathedral」
以下抜粋。この大聖堂、ロシア支配の象徴と言う事でエストニア人からは疎まれ、最初の独立時の1924年には取り壊し計画が持ち上がった。が資金面の問題で中止となり破壊は免れた。その後ソ連時代に入り、宗教が公式には認められなかったため今度は打ち捨てられてしまったが、独立後に再度改装されて現在に至る。紆余曲折の歴史である。何よりも、エストニアは現在も全人口の約3割がロシア系住民なのだ。中に入ってみる。金、黄色、緑とカラフルな色彩の内装で、信者らしき人がたくさん訪れて祈っている。「地球の歩き方」を参照すると、日露戦争の日本海海戦で沈没したロシア戦艦を記念するプレートが内部にある、と書いてあるのだがロシア語の文字を読むのは至難の業である。探しているうちにようやく入口右側に「1905」という数字が見えるプレートを発見。近くにいる男性にプレートを指さして「これは何?」と聞いて見た。その男性、どうやら余り英語は得意ではなさそうであったのだが一言「ツシーマ」。対馬沖海戦、すなわち日本海海戦である。どうやらそのプレートで正しかった様だ。ロシア側から見た日本海海戦について、興味のある方はちょっと長いが「ツシマ」(アレクセイ・シルイッチ・ノビコフ プリボイ著、上脇 進訳、原書房)を一読される事をお勧めする。



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