11月12日日記。
日曜日だが出勤して仕事の日であった。なかなかに忙しい。困ったものである。
ウクライナ情勢では戦線は一進一退のままである。東部のアウディーイカではロシア軍の前進がじわじわと進んでいる。また、ロシア軍はキーウに対するミサイル攻撃を久しぶりに再開した。昨年の冬も電力設備を攻撃することでウクライナ国民から暖房を奪い、戦意をくじこうとしていたが、今年の冬も同じことを繰り返すつもりなのであろうか。中東ではガザでイスラエル軍の攻撃が続き、昨日書いたアル・シファ病院はほぼ完全に機能を停止したと報じられた。燃料も電気も尽きたのだという。600床クラスの病院となると、相当に高度医療を必要とする患者さんも多いはずで、内部は大変なことになっていると思われる。ただ国外ではサウジアラビアなどのイスラム教の諸国(イスラム協力機構(OIC)とアラブ連盟)が首脳会談を行い、イスラエルを非難、ガザからの撤退を求める決議を行った。またロンドンでは停戦を求めて30万人が参加するデモが開催された。スウェーデンもであるが、西側ヨーロッパ諸国でイスラム系の移民は極めて多く、かつ彼らの出生率は高いので、市民のなかでイスラム教徒の占める人口は無視できない数なのである。国際世論としてイスラエルの行動が今後も支持されるかは微妙である。もちろん今回の戦闘の口火を切ったのはハマスの側であるが。果たして今後どうなるか。
コロナについては新しいニュースはない。まだ落ち着いた状況が続くだろう。参考までに昨年の11月12日の東京都の新型コロナウイルス感染者数は8021名、PCR陽性率は30.2%という状況であった。「検査した人のほぼ3分の1が陽性」であったのであり、今とは比較にもならない。今年の方がかなり落ち着いていることは間違いなさそうである。
11月11日
957日目