江南(カンナム)スタイル

職場で働いていたら、ラジオから明らかにアジア系と思われる歌詞が飛び込んで来た。歌の名前はすぐに分かった。歌詞に「オッパ、カンナムスタイル(Gangnam Style)」と何度も繰り返していたからだ。オッパは調べると韓国語で「お兄さん」の意らしく、韓国の高級住宅街、江南のスタイルで暮らす人達を歌っている歌らしい。
Wikipedia「江南スタイル」
ヒットの勢いは凄まじい。ウィキペディアによれば韓国はもちろんのこと、北米、さらにヨーロッパでもイギリス、オランダ、ドイツなどでヒットチャート1位を記録しているとある。自分も曲の題名だけは知っていたのだが、恥ずかしながら今まで聞いた事が無かったのである。流行歌の鉄則、すなわち親しみやすくすぐにメロディーを覚えられる曲である事は確かである。しかしスウェーデンでも韓国語の歌詞で通しているとは思わなかった。勢いを感じる。
ただまあ、凄いなと思いつつもこのスタイルだけを続けていくとやがて飽きられるのではないか？という感想を同時に持ったのも確か。歌手のサイ(Psy)氏の自作に期待したい。

ストックホルムレイプ事件

先日インドで発生したレイプ事件が騒ぎになったが、どうもスウェーデンも変な人がいることには変わりないようだ。The localより。
http://www.thelocal.se/45590/20130113/
ストックホルム市内、スンドビュベリ(Sundbyberg)で本日早朝に発生した事件。午前4時に駅から自宅に徒歩で向かっていた女性が、5人組の男性に路上でレイプされたのである。ちなみにこの時現場の気温は零下10℃。犯人は現在まだ逮捕されていないらしい。しかしスンドビュベリ、地図でみれば分かるとおりもろにストックホルム市内である。調べるとストックホルム中央駅から地下鉄で7駅目、郊外電車なら2駅目である。
ストックホルムは今でもヨーロッパ内の都市としては治安は良い方であろう。ただやはり油断は禁物である事は確かである。特に昨年ごろからスウェーデンは経済の状況が芳しく無くなって来ており、自分の住んでいる場所でも詐欺だの窃盗だのの話が明らかに増えて来ているのである。皆様もお気をつけあれ。
ストックホルム酩酊者置き去り事件
インド女学生暴行死のこと

フログスタの絶叫

スウェーデンの冬は何も無くても辛い時期である。暗く寒く娯楽も少ない。家族持ちの人であれば家族と過ごす時間が増えて良いのだが、独身で来ている学生となるとまさにやることが無い。スケートやクロスカントリースキーなどのウィンタースポーツに興じるか、酒を飲むか(あまりお勧めしないが)、勉学に励むかという所であるが、そんな中伝統のストレス発散方法を持つ学生街もある。スウェーデン英語誌、The localより。
http://www.thelocal.se/45582/20130113/
スウェーデン中部、ウプサラ(Uppsala)市のフログスタ(Flogsta)と言う街の話。この街は伝統的に学生街で、近くのウプサラ大学に通う学生が住んでいることが多かった。そして何時からか始まったのが「フログスタの絶叫(Flogsta roar)」という習慣。午後10時になると1000人近い学生がいっせいに窓を開け、「ウオー」などと絶叫を始めるのである。何故これが午後10時なのか、何で全員で絶叫を始めるのか(まあこれは理解できなくもないが。。。)は何れも諸説あり不明。記事によると近隣の騒音レベルは100dBを突破するそうで、なかなか想像すると恐ろしい光景である。何も知らない人が通りかかったら戦慄するのではあるまいか。しかも記事によるとこの風習が最近はストックホルムやらルンド(Lund)の学生街にも広がりつつ有るそうで、はた迷惑極まりない話である。
しかしまあ、此方にしばらく住んでみると確かに深夜に絶叫したくなる気持ちもわからんではない。自分も絶叫しようか。うおー。
おしゃべり
インド人の奥様