最近開花してしてきたのは写真の花。クサノオウという花である。スウェーデン名はSkelört。
Wikipedia「クサノオウ」
一件どこにでもある花の様だが、ウィキぺディアによると毒性のある花の様である。下一番右の写真で茎が折れていた部分を見つけたが、折れ口に注目されたし。黄色い樹液が出ている。これも皮膚をかぶれさせる作用があるとか。
こちらの花で有名なのは尾崎紅葉である。この花には中枢神経抑制作用もあるので、晩年胃癌を患った尾崎が鎮痛のために服用したというのだ。泉鏡花は尾崎の弟子であるが、師匠のためにクサノオウを探すところを記した「白屈菜記」という小品が残されているので、興味のある方は御参照あれ。ちなみに鏡花も述べている通り、素人が安易に手を出すべきものではない様だ。白屈菜がクサノオウの意である。


