「シン・ゴジラ」(庵野秀明監督、東宝)を見終わった。考えるとちゃんと映画を見たのはかなり久しぶりの事である。「飛んで埼玉」以来ではあるまいか。
ゴジラものではあるが、それに対する政府の反応、現場で奮闘する人々に焦点が当てられている。そして――まさにこの映画、2016年の作であるが今回の「新型コロナウイルス禍」を予見していたかの様である。想定外の事態が発生した時の政府のドタバタぶり、やたらと長い名前の対策会議、市民への犠牲を伴う攻撃が直前になって撤回されたり、そしてとどめは混乱する現場にやって来た、石原さとみ扮する日系のアメリカ政府高官の一言、「ところで、あなたたちのボスは一体誰なの?」。
結局は現場と政府の中堅どころの必死の頑張りで、どうにかこうにか事態は打開されていく。会議室で寝泊まりする官僚、ゴミ袋に大量に捨てられたカップ麺の空き容器など、リアルである。今回も政府の一部の職員が月に378時間残業したとかで問題になっていたが、これに近い光景が繰り広げられていたのであろう。
そして最後はハッピーエンドとなる。「日本にはまだまだ若い力がある」という言葉、これは今回のコロナ禍でも信じたい言葉である。間違いなく良作である。まだ見ていない方、是非一見をお薦めしたい。
Wikipedia「シン・ゴジラ」
翔んで埼玉
ゴジラものではあるが、それに対する政府の反応、現場で奮闘する人々に焦点が当てられている。そして――まさにこの映画、2016年の作であるが今回の「新型コロナウイルス禍」を予見していたかの様である。想定外の事態が発生した時の政府のドタバタぶり、やたらと長い名前の対策会議、市民への犠牲を伴う攻撃が直前になって撤回されたり、そしてとどめは混乱する現場にやって来た、石原さとみ扮する日系のアメリカ政府高官の一言、「ところで、あなたたちのボスは一体誰なの?」。
結局は現場と政府の中堅どころの必死の頑張りで、どうにかこうにか事態は打開されていく。会議室で寝泊まりする官僚、ゴミ袋に大量に捨てられたカップ麺の空き容器など、リアルである。今回も政府の一部の職員が月に378時間残業したとかで問題になっていたが、これに近い光景が繰り広げられていたのであろう。
そして最後はハッピーエンドとなる。「日本にはまだまだ若い力がある」という言葉、これは今回のコロナ禍でも信じたい言葉である。間違いなく良作である。まだ見ていない方、是非一見をお薦めしたい。
Wikipedia「シン・ゴジラ」
翔んで埼玉