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スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

コロナ禍でもナース続けられますか

2021-09-05 19:08:14 | 書評・映画評など
「コロナ禍でもナース続けられますか」(あさひゆり著、竹書房)を読み終わった。最前線でのリアルな状況が漫画で分かりやすくつづられている。現場での苦労がどれほどのものであったか。一読をお薦めしたい。
After Coronaその17

持たない幸福論

2021-08-29 22:09:22 | 書評・映画評など
「持たない幸福論」(pha著、幻冬舎文庫)を読み終わった。疲れているのか、こういう平易な文体と肩から力が抜けた主張が心地よい。本当に疲れた時は自分的否定→社会的否定のサイクルを経て人間は復活してくる、という主張はちと心に響いた。もう駄目だ、となったら自分もそのサイクルを経て復活していけば良いのかな。
どこでもいいからどこかへ行きたい

どこでもいいからどこかへ行きたい

2021-07-25 23:09:45 | 書評・映画評など
「どこでもいいからどこかへ行きたい」(pha著、幻冬舎文庫)を読み終わった。前回の「しないことリスト」同様、楽しく読めた。肩の力が抜けた文章ではあるが、やはり京都大学卒だけあって文章の端々にかなりの知識量が覗く。ベースにかなりの量の読書を積んだ上で文章を書いている印象で、「ゆるく」「だらだら」と言いながらも実際は知的好奇心が旺盛で、本当の意味でダラダラしている人ではないのだろう。遠くの地に旅行した時に、現地人が買い物をするようなスーパーマーケットを覗いてみるのは自分自身も覚えがあるが、確かに楽しいものである。
オーストリア旅行その37 ウィーンスーパーマーケット事情
モンテネグロ旅行その13 スーパーマーケット@モンテネグロ
オランダ旅行その39 オランダスーパーマーケット事情
「たとえ遠くに旅行しても、物を見る姿勢に変化が無ければ、ガイドブックに書いてあることをただなぞるだけで終わる」「逆に、細かい場所に変化や面白さを見いだせる視点さえあれば、家の近所を散歩しているだけでも新しい発見がある」という言葉は重い。コロナ禍の前に書かれた本であるが、コロナ禍の生活を予見していたかの様である。
しないことリスト

志村流

2021-07-24 18:56:53 | 書評・映画評など
「志村流」(志村けん著、三笠書房)を読み終わった。以前の萩本欽一もそうだが、コメディアンで長年第一線を張るというのは並大抵のことではなく、そういう人の言は確かに聴くべきものがある。「肝」になる部分には惜しまずお金を遣え、人を褒めることをもっと考えよ、などなどの言は正しいと思うし、大いに参考になると思う。
スウェーデン時代の上司も確かに日本人に比べたらよく周囲を褒めていたと思う。これからの日本は今の若手たちが背負っていくのだ。若い人にもっと思い切って活躍してもらうことを考えなくてはダメである。自分ももっと後輩たちを褒めて伸ばそう。
ダメなときほど運はたまる
Wikipedia「志村けん」

感情を整えるアドラーの教え

2021-07-23 23:49:57 | 書評・映画評など
「感情を整えるアドラーの教え」(岩井俊憲著、大和書房)を読み終わった。怒り、不安と言った感情には意味があり、否定するのではなくて上手く付き合っていく、と説く。最近オリンピックのニュースを見るたびにイライラさせられる自分は多少ここから学んだ方が良いのかも知れない。筆者はベテランのカウンセラーらしく、かなり著作の多い方の様である。
Wikipedia「岩井俊憲」

珈琲の世界史

2021-07-18 21:58:03 | 書評・映画評など
「珈琲の世界史」(旦部幸博著、講談社現代新書)を読み終わった。筆者の本業は遺伝子の研究者で、趣味で30年近く珈琲のことを研究してきたらしい。読んでみると確かに面白い。コーヒーノキが広まっていった過程(苗木を盗み出す話あれこれが面白い)、コーヒーが普及する過程で「反コーヒー」の本を書いて大儲けする人が出現するなど、現代に通じる話もあちこちに出てきて面白い。久しぶりに面白い本に出会った。著者の旦部(たんべ)さんはウィキペディアにもページがある。そう言えばカフェに行ってコーヒーを飲んだのももう何年前なのか。そのうちまた行ける日が来ると良いのだが。
Wikipedia「旦部幸博」
カフェ・鈴木
ブルーボトルコーヒー

しないことリスト

2021-06-27 20:42:25 | 書評・映画評など
「しないことリスト」(pha著、だいわ文庫)を読み終わった。筆者は京都大学を卒業してニートになり、「日本一のニート」と言われた人だそうな。疲れているせいか、こういう考え方が身にしみる。疲れた時に読み返すと良いかも知れない。「だるさを無視しない」という章もあったが、最近ずっと「だるい」自分はどうしたら良いのだろうか。
Wikipedia「pha」

無敵の思考

2021-06-19 23:37:02 | 書評・映画評など
「無敵の思考」(ひろゆき著、だいわ文庫)を読み終わった。ちゃんと本を読んだこと自体久しぶりである。ご存知2ちゃんねるの創設者、最近はテレビのコメンテーターなどでも見かける方である。短く、疲れていてもさらっと読める本だと思う。人生を楽に生きるための21のルールについて述べた本であるが、「イヤなことは「自己正当化」で消す」の章は印象に残った。組織勤めををしていればどうやってもイヤなことは仕事として向き合わないといけない。ある程度心の中でそれを正当化するメソッドは持つ必要があるかも知れぬ。ウィキペディアでこの方の人生を見ると波乱万丈なので、こういう意見にも重みがある。
Wikipedia「西村博之」

オッドタクシー

2021-05-23 22:10:04 | 書評・映画評など
「オッドタクシー」(木下麦監督、P.I.C.S・OLM)を借りて観てみた。あとで知ったが、今現在もテレビ東京で放映中のアニメである。レンタルされていたのは1~3話までなので、そこまでを観てみた。シンプルだが引き込まれる作品であり、お勧めである。あちこちに張り巡らされている伏線をどう回収していくのか、楽しみである。2021年4月からの放映で、5月現在まだ放映終了したのは7話まで。火曜日の午前2時という深夜の放映枠であるが、今後が楽しみである。
一番驚いたのは主人公の小戸川。声優は何と花江夏樹さんなのである。あの「鬼滅の刃」の竈門炭治郎とは打ってかわり、不愛想で偏屈なキャラクターを巧みに演じている。エンドロールを見るまで花江夏樹さんだと気づかなかった。
Wikipedia「オッドタクシー」

ペスト

2021-04-19 00:09:00 | 書評・映画評など
ペスト(カミュ著、宮崎敏雄訳、新潮文庫)を読み終わった。北アフリカのある都市でペストが大流行して都市封鎖が行われて。。。という物語、もともとは第二次世界大戦中の占領下のフランスを意図して書かれたものだそうである。ただ今回の新型コロナウイルス流行下でも見られた人々の動揺、先の見えない不安などについてよく描写出来ていると思う。「今度のことは、ヒロイズムなどという問題じゃないんです。これは誠実さの問題なんです。こんな考え方はあるいは笑われるかも知れませんが、しかしペストと戦う唯一の方法は、誠実さということです」文中に出てくるリウーの科白であるが、今の日本でも、これほど適切な、必要な言葉はないだろう。
Wikipedia「ペスト(小説)」
日本を襲ったスペイン・インフルエンザ 人類とウイルスの第一次世界戦争
武漢日記 封鎖下60日の魂の記録