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なぜ土地の面積に差が生じるのか?

2008年08月03日 08時29分17秒 | ちょっと為になる話!?
不動産登記簿に記載されている地目や地積は、法務局に備え付けられている公図(土地の地図)」をもとに作成されています。

明治時代に土地の所有者や範囲を特定するために土地を測量し、土地の地図である「公図」がつくられました

しかし当時は、それぞれの土地所有者自身や素人に土地を測らせ、それをもとに公図が作成された…

そこで公図の精度を高めようという目的で国土交通省では地籍調査(国土調査)をすすめています。地籍調査では関係者の立会いのもと土地の境を確認して、後日トラブルが生じないよう境界に杭を入れます。その上で測量士が測量し、その測量をもとに法務局は公図(土地の地図)や地積などを訂正します。

この地籍調査の実施されている地域はまだまだ少なく、現在全国の法務局に備え付けられている「公図」の約半分は明治時代に作成された公図がベースとなっています

 実際、公図を元に「境界はここらへんだ!」と決めつける人がいますが、全然公図の形はあてにならない事もありますので…

 地籍調査が行われていない地域で境界線や面積を確定する場合は所有者の負担にはなりますが、測量の専門家に依頼しましょう~

面積が小さくなれば、税金も安くなるかも…


ちょっと為になるお話し!?
昔は縄の目盛りで土地の大きさを測っていました
「縄伸び」という用語があるのですが、縄伸びと言うのは、実際ちゃんと測ると土地面積が大きくなることを言います

検地の際、年貢の負担を軽減するため、実際よりも長めに目盛りをうった縄を使って、地積を小さめに測量していました
明治時代の土地台帳作成の際も、地租は地積を基準とされていたため、住民は税金の負担を軽くするために実測面積よりも少なく申告することが多く、縄伸びが縄縮みよりも圧倒的に多くなっています


田舎の広い土地だと、縄伸びで約2倍以上違うとかもあったり…




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