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地下銀行

2014年05月30日 11時11分47秒 | ちょっと為になる話!?

おはようございます

先日のニュースで、海外へ不正に金を送る「地下銀行」を営んだ疑いで、ベトナム人の男がこのほど、福岡県警に逮捕されたという記事を見ました。

報道によると、男は昨年8月~11月ごろ、福岡県内のベトナム人4人に頼まれて、計約100万円をベトナムにいる4人の親族のもとへ送金した疑いがもたれているそうです。

「地下銀行」とは、なんとも怪しげな響きの言葉ですね

知ってはいましたが、詳しく調べてみました。

そもそも、地下銀行とは、銀行法などによる免許を持たずに、不正に海外送金などを行う業者のことを言うそうです。

不法に滞在している外国人が、不法就労や犯罪で入手した資金を母国に送金したり、緊急時に急ぎで海外に送金したい時に使われるそうです。

正規の銀行から海外送金する場合は、パスポートなどの本人確認が必要になるので不法就労者などは利用することができません。

しかし、地下銀行に依頼すると、数%の手数料を取られますが、資金をプールしている現地に連絡して、現地組織から送金してもらうことができます。

ある程度の資金を持ち海外にコネクションも必要、なおかつ犯罪。

つまり地下銀行を営んでいるのは以前はマフィアや暴力団などの反社会組織による大規模なものでした

しかし、近年はネットの普及で便利になりその形態も変わってきているようです。。

 

例えばネットバンキングを使う場合、ベトナムに口座を設定している者が、不法就労者から送金の依頼を受けて、送金額と手数料を受け取ります。

そして、ネットバンキングで自分のベトナムの口座から依頼者の口座に振り込む、ということもできるのです。

地下銀行といっても、個人で行うこともできるので、近年はそこまで大規模な組織でやっているわけでも無さそうです。

しかし銀行法等によって、銀行等以外の者が、為替取引業務(いわゆる送金業務)を行うことは禁止されています

なぜ、銀行以外が海外送金にかかわってはいけないのかというと、不正なお金の動きを防ぐためです。

銀行法によれば、銀行法の目的は、銀行の信用を維持し、預金者等の保護を確保することとされていますが、実質的には、不正に得られた利益などが海外に送金されることを防止することにも役立っているそうです。

 

以上、今日は暑いですが一日頑張りましょう

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