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『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

続長男&『ふしぎなたけのこ』

2016-06-02 20:51:32 | 絵本


シリーズ・我が家の長男(笑)。
えー、本日も小5長男の心の流れに逆らうようなこと(登校する)をちょいとムリにさせたら・・・面白いくらいの当然の結果が出ましたよっ。

はい、どうしても出たくない理科の授業直前に発熱(38度)です。その間母は携帯充電しておらず、連絡取れずで、三男の自主保育の野外炊事に出かけていておりました。迎えに行った頃には微熱まで下がっていて、心身症ですなあ。流れに逆らうな、ってことで、明日は熱が下がっても学校行かなくてよいよ~、と伝えたので明日は朝から元気でいることでしょうカエルカードのメッセージを受け止めなかったがゆえの当然の結果。いい?善悪で判断しないのよ、私?理科の授業から毎回逃げたって別に悪くナイ、うん。身をもって示してくれてありがと~、長男

さて、三男の野外炊事は自分たちで掘ったタケノコで作るタケノコご飯と具だくさんのお味噌汁でした。包丁でトントンするのに夢中な2~4歳児たち。5歳児以降はアスレチックのほうに夢中。いつまでもいつまでも切り続けたがる三男三歳でありました。かわええのお(←孫目線)。

さて、たけのこといえばこの絵本『ふしぎなたけのこ』。昔話のようなとっても面白いお話です!





『ふしぎなたけのこ』松野正子文 瀬川康男絵 福音館書店

山奥に住むたろはある日タケノコ堀りに出かけます。ところが上着をちょっとかけておいた近くのタケノコがぐんぐん伸びて行って・・・。まるで『ジャックと豆の木』のよう。けれど、このタケノコは空に到達する前にピタリと成長をやめてしまいます。
上着を追いかけて登っていったたろを助けようと大人たちがタケノコを切り倒すと・・・タケノコは山々を超えて倒れて行きます。
たろを助けようと村人たちがタケノコをたどってずんずん進んでみれば・・・なんとそこは海!道に迷うのを危惧してもう100年もの間村人たちが行ったことがなかった、話にしか聞いたことなかった海。タケノコの道をつたって、海の幸も手に入れることができるようになった村人たちは幸せに暮らしましたとさ、というお話

何の本に書いてあったか忘れましたが、確かこれ福音館が初の横長の絵本を試みたもの。それまでの絵本は全て縦長だったんですね。当時の編集長だった松井直さんが日本古来の絵巻物をイメージして作ったとか。勢いがあり、タケノコがぐんぐん伸びていくのと同時に、読んでいる大人も子どももぐんぐんお話に引き込まれます!

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