
『どうすれば、売れるのか?』木暮太一著 ダイヤモンド社
かさこ塾同期の方が企画した
『どうすれば、売れるのか』
フジテレビ『とくダネ!』のコメンテーターでもある木暮太一氏の新刊読書会?に先日行ってきました~。さすがしゃべりのプロでもあり、面白くて面白くて、引き込まれました

自分で商売(まだ)しているわけでもないのに、なぜ行ったのか。
どうすれば、売れるのか、って常に興味あるんです。
私が売っていきたい“児童文学の分野”って売れないから

湘南T-siteの児童書コーナー、いつ行っても(平日)閑散としてて、潰れないか心配になっちゃう

そもそも、なぜ売りたいのか。
広めるボランティアだっていいじゃない?
図書館でじゅうぶんじゃない?
ボランティアも図書館も、とても素晴らしくて、それはそれで意義のあること。
だからこそ司書の資格も取ったわけであって・・・。
でも、売れないと絶版になっていっちゃうんですね、素晴らしい本たちが

だから、私は売りたいな~、って思ったんです。
だから、どうしたら、売れるんだろう?って常に考えちゃう。
木暮氏が、教えてくれたことは、とても実践的でためになりました!
多くの商品・サービスは、「自分」が主語になって売り込まれていること。
こんなに、いい材料を使ってます!こんなに、質が高いんです!
「うち」は、他社とこんな違う技術を使ってます!
ぜんぶ、主語が「自分」。
でもお客さんが知りたいのはそこじゃない、と。
お客さんが知りたいのは、
「それを買うと、自分がどうなるか?」
自分が得る変化を知りたい。それを伝えないから、売れないんですよ、と。
商品の性能やスペックを語るのではなく、
「この商品を買ったら、あなたはこうなりますよ」
と語ってみてください、と木暮氏はおっしゃいます。売れるものには法則があるんですよ、と。
うん。オーガニックに携わってるときも、似たようなこと感じました。
いいもの扱ってるだけに、価値観の押しつけになりがちなんですよね

で、引いてくお客さんがいる。別にそこまで求めてないし・・・って。
児童文学だって同じ。こんなに素晴らしい物語なんですよ、といくら言ったって
「私、別に求めてないし。子どもの本じゃなくてもいい本いっぱいあるし」
となってしまう

相手にとって、どんないいことがあるのか。
当たり前じゃん、って感じですが、できていない商品、広告がほとんどなんですよね

相手に迎合して中身を変えるわけではなく、伝え方を変えるの。
児童文学でいえば、迎合しちゃったケースが、現代口語調の新訳にアニメ画の表紙にしちゃったシリーズとか。個人的には、あれは違うと思う。中身の印象変わっちゃうもの。
ふむ。中身変えずして、伝え方を変える。課題ですなあ。