

『雪の日のたんじょう日』ヘレン・ケイ作 バーバラ・クーニー絵 あんどうのりこ訳 長崎出版 46頁 1955年(原書初版) 2008年(日本初版)
今日はかわいいかわいい(←孫目線)三男の4歳のお誕生日


我が家は、長男の次男への嫉妬がとにかくすごくて、壮絶な兄弟関係に悩まされていたんです

そんな、三男と今日読んでいたのが、上記の本。三男の年齢には早すぎると思ったのですが、読んで読んでとせがまれたので、試しに読んでみたらちゃーんと最後まで聞いてました。これ何歳くらいが対象なんでしょう?小学校低学年でも読めるけれど、それにしては字がちょい小さいような

日本で出版されたのは2008年ですが、原書初版は1955年!古き良き時代のお話です。地味です。淡々としています。でも、心温まる


主人公のスティーブンは自分のお誕生日会当日が雪になるよう切に願うんですね。だって、今まで雪の誕生日を過ごしたことないし、楽しそうだから




ここに出てくる両親のさりげない優しさが、もうね~、いいんですよ



写真だとちょっと絵分かりづらいでしょうか?これ何しているところかというとですね、雪が深くて食べ物を探せない動物たちのために、食べ物を用意しているところなんです!牛脂とパンのかけらをヒモで木につるし、茂みの下に種や砂利をこんもりと盛る。砂利!?・・・小鳥は食べ物を消化するために砂利がいるんだそうです。へえー

寒い寒い雪の中だからこそ、余計に温かい心がしみいり、連鎖していく、そんな素朴な物語です
