『跳びはねる思考 会話のできない自閉症のぼくが考えていること』
東田直樹著 イースト・プレス
昨日、今日と三男のお泊り保育で三浦にお泊りでした♪
夜中の2時くらいまで保育者さんや、母たちと熱いトーク。
そのときに、保育者さんと盛り上がったのが、こちらの東田直樹さんの本でした。
児童文学ではないんですけどね、でも私はこれ読んだとき、うまく言語化できない子どもの心の中にも共通するものを感じたんです。
著者の東田直樹さんは自閉症。突然笑い出したり、奇声を発したり、飛び跳ねたり。
そんな彼が心の中では、こんなことを思っていただなんて、こんなにも深く考えて、こんな風に世界が見えていただなんて、ともう驚きと感動の連続。
美しさと同時に、悲しみも。自分で思ってるように行動できないんです。
中身と行動がチグハグ・・・でも、どうすることもできない悲しみ。
長男(小5)が不登校になって、めちゃめちゃ荒れてた時期に、この本読みました。
ああ、長男ももしかしたらこうなのかも!って目が開かれる思いでした。
こんなこと言いたいんじゃないのに、本当は暴力なんかふるいたくないのに!
そう、彼の心の中は叫んでいたのかも。
客観的に見た彼の言動は問題だったかもしれないけれど、それでも中身はキレイだったのかも、って。元々純粋な子だったので。
別に周りに自閉症の人がいなくても、子どもがいなくても、生きる本質が書かれています。
悲しさもあるけれど、そこに広がるのはとても美しい世界。
全ての人におすすめです。