『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

子どもら絵の中へ!

2016-05-08 21:31:15 | 日記


見てください!うちの子たちがついに絵本の一場面に入ってしまいました

・・・とでも言いたくなるようなこちらの素敵な絵、水彩似顔絵作家yukimiumさんによるものです
素敵でしょう?あまりに素敵すぎて公開。あ、一人多いのは甥っ子です。

こちらの素敵な絵、じいじの誕生日に孫たち勢ぞろいの絵を描いていただいたもの。もちろん、じいじ大喜び!さりげなくこんな素敵な藤の花のバースデイカード付き。センス良すぎ!↓



もともと私自身は似顔絵にはまったく興味なかったんです。というのも、写真ですら写真館で撮ったようなみなが真正面向いてるアップのものは苦手。子どもたちの自然体な姿を残したいから、横顔とか後ろ姿ばっかり。風景の中に人物が溶け込んでいるような画が好きなので、似顔絵には興味がなかったわけです。

似顔絵ってデフォルメしたものや漫画チックなものが多い中、yukimiumさんの水彩画の似顔絵は今まで見たことのないような優しい空気が漂っていて、一味違っていたんですよね。
初めて似顔絵描いてもらいたいって思いました

風景と人物を一緒に描いたことは今までなかったそうなのですが、彼女が絵本の下絵で描いていた自然の風景がとても素敵だったんです。そこで、これは新緑の中にいる子どもたちを描いてもらいたい!と思い、無理を聞いていただきました。そしたら、こんな素敵な絵に・・・!

子どもたちが座っているこのオオエノキは、三男が通う自主保育の活動場所にあるもので、長男も次男もお気に入りのもの(このブログのプロフィール写真もこの木)。まるで子どもたちが木登りをするためにあるように、大きな枝を横に広げています。あるときは海賊船に、あるときはベッドに、空想はどんどん広がり、子どもたちのワクワクに寄り添ってくれるオオエノキ。里子ちゃんもお気に入りの場所です

私の中で今のこのキラキラした時間を切り取ったら、このイメージが出てきたのですが、期待以上にyukimiumさんは仕上げてくださいました。ありがと~
yukimiumさんのホームページはコチラブログはコチラ
三男の青空自主保育仲間でもあるyukimiumさん、自主保育の母らしくない素敵な雰囲気(自主保育の母たちが素敵じゃないわけじゃないけど)で、キレイな方なので、最初ビビリましたが、人柄が作風に出るのだなあと納得。

もちろん素敵な写真もありますが、往々にして写真や動画は記録的な面が大きい。
けれど、絵になると記憶になる。
大切にしたい記憶です

たんぽぽのお酒その後

2016-05-06 09:31:42 | 日記


GWは親戚が来て子どもたちは大はしゃぎしたり、藤沢の実家でのんびり。鎌倉と違って、きちんと区画整理された住宅街ですが、庭があるのがいいなあ。空想がどんどん広がる。金木犀の木は、木登りには向いていいないと思うのですが、すっぽり緑のドーム型の屋根の下次男は座りにくそうながらも気持ちよさそう

ところで、先日ブラッドベリの『たんぽぽのお酒』を紹介した記事を読んで、自主保育仲間のUさんが、「やっぱり作ろうよ!」とレシピのサイトを送ってきてくれました。タンポポの花、好きすぎてなかなか摘めないんです。摘んじゃうと半日も持たないタンポポなので、眺めていたくて毎年たんぽぽ酒に挑戦したいな~と思いつつ眺めて終わる・・・。花盛りの時期はもう過ぎてしまっていたのですが、残っていたわずかなタンポポを摘んでみました。



でね、こう干して癒されていたわけなのですが・・・。

ええ・・・私、やっぱりこういう手作りのもの憧れるけど、向いてない

一日干したら、お酒として漬けるわけなのですが、なんといいますか、鎌倉ってお店が近くにないんですよ~(笑)。基本宅配生活してまして。材料がすぐに手に入らなくて、2,3日放っておくことになってしまったら・・・


なんと、ナント!!!このような状態になっておりました~ 

  ↓↓↓



そう!綿毛に!
ビックリです。だって、摘み取った後だったから。枯れるんじゃないの、綿毛になったの!
すごい、この子孫を残そうとする生命力!!!
自分の手作り向いてなさにへこんだのも一瞬で、感心してしまいました

この生命力だもの、薬草酒として力があるのも納得です。

というわけで、やっぱり今年もタンポポ酒はお預け・・・。Uさん、ゴメンね。

谷戸が好き

2016-04-14 21:46:22 | 日記
鎌倉の谷戸が、里山が好きです
ワイルドな自然にも憧れるけれど、そういう自然の中に入っていくにはあまりにも知識も知恵も足りなくてやっていけそうもない
一方、人の手の入った里山は死に至るような危険な動植物もなく、中途半端な都会育ちの私のような人にも優しいなあって思います。鎌倉には住宅街でもちょこちょこと谷戸があって、そういう谷戸は動物たちや虫たちの眼から見ると本当の自然ではないのかもしれないけれど、大好きなんですよねえ。

昨日は個人の方が企画され、個人宅で行われた養老孟司さんのミニ講演会@北鎌倉に行ってきました!先日このブログでも本を紹介したばかりで、もうお会いできるなんて、なんてラッキー☆。
お話ももちろん面白かったのですが、何がよかった、ってそこのお宅にたどり着くまでの道のり!案内してもらわないと行けないなあ。
普通の住宅街からひょいと繁みに入っていけば、そこには突然谷戸が広がるんです。それが、まあもう素敵でして。自分の中に眠っていた日本人のDNAが呼び覚まされるというか、胸いっぱいに広がる郷愁感。そういう風景の中で自分自身は育っていないのにね、不思議。今生で自分自身は経験していなくても、集合意識ってやっぱりあって、そこから郷愁感も来てるのかなとか、小難しいことがぐるぐる頭の中を巡ります。まあ、それはおいておいて、住宅街の角曲がるとひょこんとこういう景色が出てくるから面白い
写真では魅力の半分も伝えられないのが残念だけれど、こんな感じです↓

  

荒れていた山を市民のみなさんでここまで復活させたそうです。本当にありがたいし、頭が下がります。遠くに見える終わりかけの葉桜もまたきれいで、曇り空の下ほんのり桜色が残る山はとても幻想的でした

ああ、北鎌倉素敵すぎる。でも、うちの周りにだって谷戸はあるではないか!
養老さんのお話の中で、大人は遠くの山見て雄大な景色をきれいだね、と言うけれど子どもは足元の小さな花を発見しているという話を聞き、帰宅したらさっそく足元を見ようと、家の前の谷戸に子どもたちと入りました
先日ね、次男がビロードのような薄い金色に光るそれはそれは美しい葉をとってきてくれて、それが見たかったんです。子ども目線で足元見れば、センスオブワンダー全開!!!
うちの周りは北鎌倉の谷戸のような開放感や広がりはないのだけれど、家の前はこんな感じ。真ん中に写ってる三男が小さすぎて写真だと大きな谷戸に見えますが、実際は狭いです。↓



そして、これまた写真ではその美しさが映らないのだけれど、ビロードのような葉がコレです。真ん中に白っぽく光ってるの。↓

 

滅多に家の前の山には私は入らないのですが、入ればすぐ遠くの海見ちゃって足元にあるこういう葉に気づきませんでした。調べてみたら、タブの木の新葉だそうです。うちは、鎌倉では珍しくない谷戸にある住宅街なのですが、山の中から我が家みれば、あれ?結構山の中!?まるで田舎暮らししてるみたい(笑)。写真の下に見えるのが我が家↓



家の中から見る谷戸と、谷戸の中から見る我が家は全然違う景色。場所変えて、角度変えて見るだけでこんなにも違うのかと、ハッとしました。すべてにおいてそうで、時には違う場所から違う角度で同じものを見てみると違った景色が見えてくるのかもしれません。

このブログについて

2016-02-08 17:19:24 | 日記
 
    書物というのはポケットに入れて持ち歩ける庭のようなものである

              ~ アラビア語の諺より ~



からこのブログのタイトル『ポケットの庭』をつけてみました。先月この言葉に出会ったばかりなんですけどね
今年1月から入会してみた図書館とともだち・鎌倉という会の会報に載っていて気に入り、さっそく拝借することにしました

小さいころから読書が大好きでした。でも、途中全然読んでない時期もありました。
子どもを産んでからは、難しい文章は頭に入ってこなくて、エッセイものばかり読むように

ちょっとしたきっかけがあって、児童文学との再会。
大人になってから読むと、おおおお、こんなに深かったのか!と感激。

最初は図書館の児童書コーナーに行くのにもなんとなく恥ずかしさを感じていたのに、気づけばどっぷりはまり、大人のための児童文学講座や図書館司書の勉強まで始めてしまったり。世界は広がるばかりで、た、楽し~い

このブログでは、日々読んではすぐに内容を忘れてしまう読書日記をはじめ、時々生活日記を綴っていきます♪
短く書けない性分なので、基本文章長いです よろしくお願いします。