こういう記事を書くにあたって、冷静に、客観的であることに努めます。
ワタシが現在通院している病院は、発達障害専門医(小児神経科、児童精神科)ではない。
セカンドオピニオンとして専門医の診断を得る事も可能であったが、なぜかこの精神分析医でありながら神経科領域をも包括する医師に対する魅力と、掛け持つことへの背信行為に似た感情に抗えず今に至る。
三年前、とんでもない状態でこの病院にかかることになった。
ワタシを一目見て、その医師は「逃げそびれたな」と言った。
ワタシの問題の核心を一目で見抜いた慧眼に感服し、この病院に落ち着いた。
ワタシの家族は、世間でいうところの機能不全に該当する。
もう少し突っこんだ事を言うとワタシの父は、配偶者掲示板などで散々なことを書かれるような酒乱のアスペ(※アスペルガー症候群とは厳密にはかなり異なる)を地でいく男である。
母はそんな父に振り回され終止ノイローゼ気味だったが、外で発散し子育てを放棄することで何とか均衡を保って、今日父を操縦するまでになった怪物である。
家族の中で、父の通訳を出来るのは実はワタシ一人である。ワタシが家族の均衡を保つバランサーの役割を演じてきた。
父は定年の今になっても相変わらずな状態ではあるが、当人は至って幸せ者である。
ワタシはそういうことを間近で見てきて、且つワタシ自身に色濃く受け継がれたその性質を、疾病とするか、遺伝とするか、環境因子とするか、単に性格とするか、大いに悩んだ。
ワタシの場合ワタシ自身がそのように認知するかどうかは別として、疾病分類上は限りなく当事者に近い父を持ち、精神的・肉体的虐待を家庭内で受け、早々にネグレクトされ、外では常に“変人”のポジションを用意されたヒトである。
ワタシの人生の履歴を、どれだけヒトに話しても理解は得られないことを悟っている。
変人たることを常として他人に迎合しない道を進んできた結果、“きちがい”というラインまで来た。
ワタシの感覚を持って日常生活を営むには、他者視点できちがいくらいでないと生活できないというのが現実である。
ワタシはこの三年あまり、一人の臨床心理士と毎週話しをしている。
もう50代後半にさしかかろうかという彼女に言わせると、ワタシと似たクライアントは過去30年間に一人だけいたらしい。
彼女の自身の知り合い達にワタシのデータを送って発達検査の結果を出そうとしたらしいが、ワタシ本人の出した結論に及ばない結果しかフィードバックされなかったことを認められている。
ワタシは感覚器官を鈍らせるためだけに、一日十数錠の抗うつ剤を投与している。
トランキライザーが効かないことは肌で感じている。
残念ながら、病院に行っても、○○の会に行っても、講演会に行っても痛感する。
何が違うかは少しずつ把握できてきている。資格をやたらと並べ立てている自称“本物の専門家”のところでは散々な目にあった。余計なことでした
だがその場所を求めているヒトがいることも事実だから仕方ない。
ただワタシの居場所ではない。
ワタシは自分自身を分析し検証する。一事例として。
医学も精神分析も各種心理学も、まったくの素人で畑違いも甚だしいが。
自分のこととしてアスペルガー症候群を認める。それによる弊害も認め泥を被る。
ワタシの場合はそれとは異なるところにも問題があることも認める。
はじめまして。
ワタシは脳に障害がある可能性もあると思っていますし、他のこともあると思っています。
ただ、苦痛とか辛さとか悩みとかを抱えているヒトが結構いるという事実が、少しでも改善される方向にむかうといいなあ、と個人的に思い足りない頭で考えたりしてます。
変わり者であることは事実なんですよね。
それを踏まえて前向きに過ごしていきたいですね。
「家族が機能不全」「父親が酒乱のアスペ」って、私も一緒なので思わずコメントです(^-^;
アスペルガー症候群って、科学的に解明はされてないんですよね。
脳のどの部分に障害があるとか。
私もそのあたりで散々悩みましたが、今は自分のこととして認めてます。
自分が変わり者であることは事実なので。
たとえ周囲から「変人」と言われても、無理せず自分らしく生きることが大事かな~と最近は思ってます。
こんばんは。
ワタシも勝手に死んじゃいけないと思いこんでます。
いや、ほんとに「狂った」って言われちゃいました。
そういうこともあってもいいんだろうなあ、と思うようにしてます
勝手に死んではいけないんだとと言う思い込みがあったようです。
狂うのは自分の意志で出来ないから、狂うのならば良いと思っていました。
でもいっぺんに人間の精神を病むのはむつかしいようですね。
じっくりじわじわ・・・
こんな事書いてごめんなさい。
私も自分の立ち位置を見つめます。
plutoさんの文章はどうしてこんなに、素直に入ってくるんだろう。。。