鹿児島出張に行っている間も、キャブコン全塗装の作業は続いている。
この道50年の大ベテランからアドバイスを受けながら、作業を進めている。
運転席ドアの大きな変形部分の修正である。
ここは板金では修正する事は出来ないので、切り札を使う。
ファイバーパテ。パテの中に繊維が入った厚付け可能な特殊なヤツだ。
パテの傍らの黄色いのは硬化剤で、これを練り合わせて使う。
ベテランの指示に従い、パテ付け。
ただつければいいという物ではない。
パテ付けが出来れば下地作業は一人前と言われるぐらいなのだ。
ペタペタ
固まったらパテを研ぎ、さらにパテの種類を変えてまた研ぐ。
この変形の大きさならば、これを数回繰り返さねばいけない。
その他の部分は大体下地は完了している。
ケチな我社は、捨てられるダンボールもこんな風に使っている。
パネル全体に細かい筋が入っているのがお分りだろうか。
これを『あしつけ』と言う。
吹付塗装の前の大事な下地作りである。
吹き付け作業までもう少しである。
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