また自治体の首長はいっせいに道路財源維持のシュプレヒコールをあげていますが、こんなの私の中では答えは決まっています。
先ごろ私どもの隣町に地元で言う「まこと道路」の一部が開通したそうです。これは有明海湾岸道路計画の中のひとつだそうですが、その名前は勿論地元民のこの先生に対する揶揄の意味も含まれています。
「まこと橋」や「まこと駅」あるいは「まことインター」などこの手の代物は、かの選挙区には枚挙に暇がありません。これらの代物が不必要だとは言いませんが(そうはいっても、一部を除き限りなく不必要です)優先順位とすれば最下位に位置するようなものでも、なんせ道路族のドンにとっては朝飯前なんでしょう。
東国原知事が「宮崎にも高速道路を、今度はうちの番だ!」と叫んでいます。
また私どもの住む久留米には国道3号線が通っていますが、片側一車線しかなくこれが原因で久留米はどこもかしこも渋滞です。私らだって「今度は久留米の番だ!」と叫びたくなります。でも必要な物を作る為に何倍もの不必要な物が出来てしまうのなら
「そんなら、がまんする。」
が私の答えです。そんな道路は要りません。
政官財のトライアングル構造とよく言われます。彼らは国家を壟断(ろうだん)し、国家が破滅しようとも自分らの利権を確保しようとしているかのように見えます。まだしばらくはこのくらいむしりとってもこの国は持つだろうと・・・・。
国家自体が破滅してしまえば自分自身もそこに立脚しているのですから同じ運命をたどるのは自明のことですがね。
この予算の無駄使いは勿論道路予算に巣くう者共だけでなく、最近紙面をにぎわす社会保険庁、防衛省などを始め他の官庁とそれに群がる政と財がいる限り永久になくなることはないでしょう。
「まこと道路」開通ときいてついついと。