Something to Feel

"I'm basically happy person."

ピカソxクレー

2009年03月22日 | ART
Bunkamura 20周年記念企画
20世紀のはじまり
ピカソとクレーの生きた時代

ピカソはずっと前から好きな作家。
クレーはいつから好きになったんだろう、
けっこう大人になってからなことは確かなんだけど。
だからクレーの生の作品をちゃんと認識してみた記憶がなかった。

そんなワケでこの展覧会はタイトルを見ただけで楽しみでした。
ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館とうところが改装中だそうで、
今回そこの所蔵品の一部がやってきたということらしい。
(この美術館の紹介映像もあったんだけどなかなか良さそうな街、
自然が街の中にきれいに存在していて、空気がきれいそう。
機会があったら行ってみたい。)

1900年代前半の作品を4つの部屋に分けて展示。
1.表現主義的傾向
2.キュビズム的傾向
3.シュルレアリスム的傾向
4.カンディンスキーとクレー
それぞれの特徴がとっても分かりやすかった!

やはりパワーを感じるのはピカッソ
なんだろな~、圧倒的にこちらに迫ってくるものがある。
勢いが・・・
どうしてなんだろう、あくまで2次元の世界なのにね~。
今回はキュビズムとして「ギター」が来ていて嬉しかった。
あのコラージュっぽいの好きなんだよねぃ。
それと「鏡の前の女」という作品、これがとても好きだった。
作品から無垢な平和な空気が漂ってくる感じ。

シュールレアリスムの部屋はなんとも奇妙な気持ちになった
マグリット、エルンスト、ミロ、エルツェ、など、、、
グニャっとしてたり、不思議な生物がいたり、時空がねじれ
「常識的でない」ので頭の奥をグリっとえぐられる感じ。

その他有名どころ(自分の知っている画家)ではマティス、シャガール、ジョルジュ・ブラック、マン・レイあたりが見られてよかったな。

最後のお部屋は「カンディンスキーとクレー」となっていましたが
最初の数点だけ、カンディンスキー、
ちょっと難解で自分にはピンとこなかったのだけど・・。

あとはクレークレークレークレー
うー、この色の感じがやっぱり、好きー
なんかあったかくて、遊び心ある感じ、良いな。
天使の絵みたいに線画のも有名だけれど、
わたしは圧倒的に水彩油彩とかの色のある絵が好き。
ポスターにもなっていた、「リズミカルな森のラクダ」
本物の色は楽しい!見ているだけで幸せになる

この人はヴァイオリンをやっていたのかー。
なんとなく、いいねーそういうの。
ヒジョーに勝手な見方だけど、
絵がとびはねるように、リズムあるように感じる作品多し。

同じくクレーの「直角になろうとする、茶色の△」
(勝手につけると別名「竹になろうとする、茶色のタケノコ」)
という作品も色とりどりでうつくしく、気に入りました。
ポストカードげっと、職場に早速飾った。
でもやっぱり生と印刷はぜんぜん変わってしまうな。

絵画は、完成されてるんだよね。
たとえば音楽の演奏は、
そのときそのときのライブ感がたまらなくいいけれど
絵画は、つねに同じ姿でそこにいてくれる。
その色や筆の勢いのもつ生命感とか、その前に立てば、
心に入ってきてくれる。裏切らないのだ。
小説も、それに近いものがあるかも。

Bunkamuraザ・ミュージアムは久しぶりに来たけど
割とサイズが小さくて自分にはちょうどいいかも。
あんまり広いとなんか疲れちゃって~
今回の展示はすべての作家、すべての作品に解説がついていた。
さすがに全部は読まなかったけれど、良心的だな。
いろんなタイプの作品を見れて、クレーもたくさん拝めたし
良い展覧会でした

せっかく来たからドゥ・マゴでお茶した。
カフェオレはコーヒーと泡のたったミルクが別々に出てきてたのしかった。
キャラメルソース?が上に乗ったケーキも美味でしたぁ。
ランチも自分は食べなかったけれどオムレツとかキッシュ、
ボリュームあって意外とリーズナブルな印象。今度は食べてみたいな

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