Something to Feel

"I'm basically happy person."

夜桜の宴Vol.3 田中信正ソロピアノ

2011年01月23日 | 音楽
('10/12/19の記録)

はぁ~~、やっとここまで来た!
この日の事を、、、早く書きたかった

楽しみにしていた田中信正さまのソロピアノ~
本当の本当は、その音楽は恵みで、毎度のことながら細かいことは書きたくないのだ。
でも後で少しでも思い出せるように(すでに若干忘れ気味なんだけど)記録しないとな・・・


三軒茶屋のサロン・テッセラで。のぶさまソロにぴったりの空間だね。

このソロピアノは15:30からで、
そのあと19時過ぎから荻窪で、自分たちの演奏するベルカント・クリスマスコンサートがあって・・・

基本、歌の伴奏とかやるときは同日に他の予定は入れないようにしてるんだけど、
このソロは、どうしてもどうしても観たかった。
それに、ノブワールドを浴びる事で、その後の自分の演奏も良くなりそうな気もしたから!
もうノブソロ前は楽しみすぎて逆に平常心になってしまうというわけのわからない状態でありました。

で・・・まずは

夜桜ライブ企画」ブログから拝借のセットリスト
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1st.
1.I got rhythm
2.枯葉
3.朝
4.Footsteps of Japanese shorttale
5.Bille's Bounce

2nd.
1.Dream Stepper
2.ライムライト
3.くらーく
4.世界に一つだけの花
5.レクイエム

Enc.
食品のCMを題材にした即興

--

うひひん。
どれも過去に聴いている曲ではあったけれど、
毎回,聴くたびに新しい感動がある
のぶさんが足でダンダンとリズムをとっている振動が
床を伝わって客席にも届いてきて、うおおおーだった。

I Got Rhythm をきいていると、音楽はコール&レスポンスだなぁと思ってしまう。
「デッ、デッ、デッ、デ」「タラリラルタラカステラリ」って好き。
枯葉、久しぶりだったけど、とてもドラマティックになっていた・・・
木枯らしが、吹いて、吹いて、吹きまくる、枯葉が、はらはら、はらはらと舞い散り・・・
泣いてる人、結構いたみたいだ。
グリークの朝のアレンジが、前から個人的にはかなり好き。
比較的限られた世界の中で、自由に展開していくところ、すごいな。
ビリーズバウンスはノンストップで瞬きも忘れるほどの展開・・・
これこそ何回きいても、心拍数あがっちゃう。
ライムライトは室内楽っぽい雰囲気だったような。上品でよかったな。

でも・・・最近ぐっっっっとくるのは、やっぱり、くらーく。
ひたひたと怪しく、でも透明でもあり、うねって・・・
ジャズとかクラシックとかそういう枠を越えた高みにある
これこそのぶ様のゲイジュツ・・・
ほかの人には絶対に表現できない何かがこの曲には詰まっていると思う。
むちゃくちゃ好き

最後定番となったレクイエムも、
聴くたびに、色々な気持ちがわきあがり、涙がこぼれそうになってしまう。
心の泉に、静かに小石が投げこまれるような演奏。

アンコールのCM即興も笑いがとまんなかった。
「やめられないとまらない」が、ほんとに止まらなくなったり、
そういうところが楽しくてしょうがない。
これ以外にも、途中で何か名曲のフレーズが顔をだしたりする箇所が多くって、
のぶさんのそういうユーモア(本人はマジなのかもしれないけど)が好きだなあ。

CM即興のことは、レッスンのときに「やりたいけどどうかなぁ~」って言ってるのを聞いてたので、
実際にやってくれたとき「おおっ、これか!」と嬉しかった!

これだけの演奏を即興でやってしまうってその技術いったい何なの
音そのものが、気持ちよすぎー。ピアノがストレートに鳴っている感じ・・・
というかもうそういう次元じゃないんだよね・・・
ピアノはのぶさんの魂そのもの。
仮にのぶさんが喋れなかったとしても、ピアノがあれば、分かり合えそうな感じ


こういう素敵なオンガクを体感することで、
自分も少しでもなにかが広がったらいいなぁと、思ってる・・・。
こんな芸術家にめぐりあえて本当に幸せです。


結局、この後ゆっくり挨拶もできないままに荻窪へGO!したのだった。
アンケートも書けず。でも、のぶ様愛してるーっ、プギャー
最高の時間だった。魂浄化された

そういえば余談だけど、隣りの席の女性がパンフかなにかを落としたので、
拾って渡したら、そのときの私の手を見てその女性が
「あ、それイオッセリアーニですよね」って話しかけてきたんだ。
たしかにその日、イオッセリアーニのリングをしていた。
その女性も、同じブランドのリングをされていて「あー、いいですよね
私も大好きなんですぅう」と、しばし盛り上がってしまった。
私はあまり高級ジュエリーなどは持っていないし、たいしてコダワリもないんだけど、
イオッセリアーニだけは、近年気に入っているローマ出身のデザイナーによるブランドで、
やっとひとつリングを買って大切にしているところだったので嬉しかった。



コメント
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