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徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

ピラミッドの謎

2011年01月04日 | 文明
古代文明の代表であるエジプトのピラミッドも謎だらけである。 吉村作治氏が言っていたが、エジプト学者は誰も、あれが王の墓とは思っていないとの事。 何のために作られたか、がそもそもの謎なのである。その吉村氏が監修しているオリオン・ミステリーという本がある。ピラミッド関連の書籍にはかなりのトンデモ本があるので注意が必要だが、これはまじめな本である。著者はR・ボーヴァル、E・ギルバート。

まず上の左図を見ていただきたいが、これはギザの3大ピラミッドの航空写真である。2点すぐに気がつく事がある。まず三つのピラミッドは直線上にレイアウトされて無く特に右上のピラミッドは若干上方にずれている。二点目は右上のピラミッドが下の二つのピラミッドより小さいことだ。このレイアウトに何か意味があるのでは無いかというのが本の主旨である。右の図は天空のオリオン星座の帯の三ッ星の写真である。如何であろうか? この本の著者はこの二つに相似関係を見出した。直線からずれた位置関係、大きさの類似。私もこの主張に深く同意する。
もう一つの事実が天の川とオリオンの位置関係と、ナイル川とギザの3ピラミッドの位置関係だ。(下図)これも類似している。
また、ピラミッドの内部にはシャフト(通風孔?)と呼ばれる20cm角の直線状の穴が3本穿たれている。これがそれぞれオリオン、シリウス、竜座アルファの方向に向いていた。向いていたという点に意味がある。地球は歳差運動といって回転している独楽がゆらゆらと首を振るのと同じ運動をしており、地軸は3万年周期で回転している。この歳差運動の影響で、上記の三つの星がシャフトから見えたのは紀元前2500年で再び見えるのはそれから半周期後の1万5千年後ということになる。つまりシャフトを含むピラミッド構造がある種のタイマーの役割を持っているとも言える。推測ではあるが古代エジプト人は星辰信仰に基きピラミッドを建造したのでは無いかというのがこの本の主張である。 あなたは、どう思いますか?


アンティキテラ

2011年01月04日 | 文明

 

1901年、ギリシャのアンティキテラ島の沖に沈んでいた沈船から引き上げられた青銅の塊(左写真)は長い間その目的が判らなかった。 発見から55年後イギリスの物理学者プライスはアテネでこれと対面し、始めてこれが精密な歯車による、ある種の計算機であることに気がついた。 しかし、この機械の真の目的が明らかになるまでには、また長い年月がかかった。 これが明らかになったのはつい最近、2005年に強力なマイクロフォーカスX線撮影により細部の撮影が可能になって以降のことである。

この機械は30以上(72個という説もある)の歯車を持ち月、太陽、火星、水星の位置を示すと共に月食、日食を予測、計算するアナログコンピュータであったのだ。製作されたのは紀元前一世紀。これと同様な機械は18世紀の時計の出現を待たなくてはならない。

古代人の天文学、暦に関する知識、興味には異常なものがある。最初は農耕を司る王の役割として、種まき、収穫の時期を決めるためのカレンダーから出発したのであろうが、その後の執着振りは度を越えている。マヤ文明に至っては小数点3桁の精度で暦を作っている。

現在我々の使っているグレゴリオ暦の精度は365.2425日/年で実際の公転周期365.2422に対して0.0003日、3300年に一日の誤差を持っているがマヤ暦は365.2420日/年で誤差0.0002日、5000年に1日の差である。 ちなみにグレゴリオ暦では変則的な閏日で誤差を調整するがマヤでは1年が260日の宗教年との連動で示す。

59宗教年 x 260日 = 42太陽年 x 365.242

http://www.geocities.jp/why260days/

文化、文明とは余剰生産が生み出す、とはよく言ったもので、このような精緻、精密な観測に基く天文研究を王権に庇護された神官たちは延々と続けたのだろう。この執着は何処から来るのだろうか?日本でも陰陽師がその役割を担っていたようだが、例えば日食を予測するという事は天変地異を予測する事に等しく、ひいては未来を予測する能力と見られていたのかも知れない。占星術というのは未来予測の願望の現われとすると精密な天文予測は精密な未来予測と同義だったのだろう。もし未来が予測できるとするなら、彼等の執着も理解できるような気もする。