紅葉の季節なので京都を散策してきた。京都の近くに住んでいるのに結構行った事のない場所がある。建仁寺もそうで、初めて訪れ宗達の風神雷神図を拝んできた。この二人の神様は足がたたらを踏んで戸惑っているようで面白い。じっくり見ると本当に味のある絵だ。
京都の紅葉は12月中旬まで続き、11月はまだハシリで赤と黄色と緑が混在し見事なグラディエーションを見せている。だいたい毎年この時期に紅葉を見に京都を訪れるが毎年違った感じを受ける。南禅寺や永観堂は今年は余りよくない。猛暑の夏のせいだと思うが葉の色がくすんで、ちじれているものが多い。2003年だったと思うが、当たり年には本当に鮮やかな紅に染め上げる。一方、今年の嵯峨野の紅葉は良い。山手で比較的涼しいせいであろう。とにかくこれからしばらくは大変な人出である。