犬好きの人と猫好きの人が、
犬と猫ではどちらの方が賢くてかわいいのかを
アピールしているうちに、
相手の好きな犬の欠点や
猫のだらしなさを指摘してしまうことがある。
そして、自分のアピールを正当化するために、
「犬が好きなんてきっと○○なんでしょ」とか
「猫が好きなんて△△としか思えない」と
相手を蔑むような見方をすることもある。
はじめはただ犬好きと猫好きの区別をして、
犬と猫の賢さとかわいさをアピールしていただけなのに・・・
便宜上作った境界線が
現実の境界線になってしまった。
たぶんこれが差別なんだと思う。
「あっち」と「こっち」、「あれ」と「これ」って
区別をする言葉があれば、そこに境界線は作られてしまう。
ただ、この境界線があることが問題ではなくって、
境界線の「あっち」と「こっち」で、
優劣をつけたり、善悪を主張したり、序列を作ろうとしてしまうこと。
つまり、区別に別の意味を加えてしまうこと。
これが問題を作り出すんだと思うのです。
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