主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2014-05-12 19:45:37 | 読書
出ますねえ。6年ぶりにアルスラーンの新刊が!
「いつまで待たせるんだ!!」「いつまでも待つと思うなよ!」
と言いたいですが、買います。
開始時、年上で大好きだったナルサスももう遙か年下になってしまいましたが・・・・。
タイタニアも、すっっっっっっっっっっっごく待たされたけど、ちゃんと面白かったので、期待しています。



フレデリック・フォーサイス著『コブラ 上 下』
最近、読書の気力が無かったのですが、さすがフォーサイス。
読み始めたら一気に読ませてくれます。

アメリカ大統領の家に勤めていたウェイトレスは、もたらされた知らせに晩餐会での給仕中に涙を流すという失態をおかした。
大統領夫人は退席し話を聞いてあげると、彼女が養育している孫がコカイン中毒で亡くなった、と告白。
晩餐会後、夫人にウェイトレスの事情を尋ねた。
15歳にすぎない子供が薬物中毒で死んだことを知り、大統領はその日の夜中に麻薬取締局長官に電話し、翌朝の面会、そして、コカインについての情報提供を求めた。
そして、その報告書を読み、1週間後。
国土安全保障長官にコカイン産業を撲滅することを決意した旨を話し、その方法と人員の助言を求めた。
そのチーフとして名が上げられたのが、同僚、敵に対して無慈悲すぎると解雇された「コブラ」と呼ばれる元CIA局員、ポール・デヴローだった。
大統領との面会後、引き受けることにしたデブローは、自身の助手として、自身を出し抜いたことがある数少ない人物「復讐者」と呼ばれるデクスターを招き、コロンビアの組織を叩きつぶす準備を開始したのであった。

あ、力一杯、出だしを語ってしまった。
いやあ、この出だしだけでもワクワクしちゃうわけですよ。
冷戦後、スパイ物が廃れるという話があったりなかったりしたわけですが、まだまだ活躍の場があるわけで。(いや、現実には無い世界の方がずっと良いのですけどね)
フォーサイスさんが、まだまだ書いてくれるが嬉しい。

結末は、現実的です。ありそうです。
結局、自分の見える所で、そういうことが起きるようになってしまえば、理想は吹き飛んでしまう。



清水義範著『国語入試問題必勝法』
受験参考書ではありません。短編小説集です。
表題作は、受験生とその家庭教師による、国語の試験問題の解き方について語りあう作品。
最初に出てくる「問題文から読む」は聞くよね。最近も「銀の匙」でも出てた。
最後のオチのお礼状が愉快です。

たとえ少女&少年漫画を読もうが、さすがこの年になると先行きってやつが気になるのです。
「靄の中野終章」はもう私にとってはホラー小説レベル。
こうなりたくない・・・・。

素人3人によるリレー小説「人間の風景」はしばしば笑い出したくなります。
私だと厨二全開で書くな。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本日の読書 | トップ | クリア後感想~世界樹の迷宮4 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは~。 (すず)
2014-05-12 19:53:29
>清水義範 『国語入試問題必勝法』

 これを以前長男に勧めたら、ばかウケしました。清水さんの作品は、どれも国語の教則本にしたいものばかりです。

ところで、ちょっと聞いて下さいペンタさん!

主人が「中二病」という単語を知りませんでした(驚愕)
次男が思いがけずにラノベを結構な冊数持っていたという話をしたら、「ラノベって何?」と言われました(驚愕)
次男と同じ部活の男子との会話中「お母さんってツンデレじゃない?」と言ったら、後で「一般の人にツンデレって使わないでっ」と言われました(驚愕)

・・・自分、そんなにアウトランダーでしょうか。
返信する
こんばんは (ペンタ)
2014-05-12 20:07:13
おお、リアルタイム!

そして、なんという衝撃の事実!!
特撮は好きな方だから、2次元方面の教養のあると思ってしまいますよねえ。
うちのは知っています。
「攻め」の反対語は「守り」ではあるとは思いますが。

ラノベはほら、昔はそんな言い方しませんでしたよね。
ジュニア小説っていってましたよね。
(そういえばいつから耽美小説という言い方は使わなくなったのでしょう)

ツンデレも多分、2次元に親しみのない人は知らないでしょうねえ。

あ、清水さんは、昔から、お名前を存じ上げていた割には、何故か本自体は「面白くても理科」しか読んでなかったのですよね。これからぼちぼち読んでみようと思います。お薦めがありましたら、ご紹介、よろしくお願いします。

で、さらに話は戻りますが。
(記事に書こうかとも思ったけれど、ちょっと腐った方向だからパスした)
小椋アカネ「彼女になる日」「彼女になる日 another 1(出たばかりで、1話目が白泉社HPで試し読みできます)」お薦めです。
かなりBL臭い少女漫画です。今のところ、1作目の方が、1巻でしっかりまとめて良い感じですが。
返信する
長くなってすみません。 (すず)
2014-05-13 10:54:42
 なんだかねぇ、「サブカルチャー」って、いわゆるリア充の人には、本当に認識されてないんだなぁとしみじみ思います。「中二病」も「ラノベ」も、ネットの中だけでなく、もう公用語みたいな感じに認識されていると思ってたんで、ちょっとショックでした(笑)

>清水 義範さん

 サイバラさんとの「おもしろい理科」シリーズは、笑えますよね~。なにせ作品が多すぎて、私は大昔にSF作品を読んでいたので、こんなに幅広い作風の作家さんなんだと、最近になってわかってびっくりしました。長男はこつこつと、図書館にある短編を読んでいるみたいです。

>攻め」の反対語は~

 あああ、カタギへの分かれ道として有名なやつですね。もう主人&次男の前では絶対に「受け」とは言われんです(爆)

>「彼女になる日 another 1」

 さっそく読んできましたー!絵を見て、あぁ、この懐かしい「LaLaの少女マンガ」って感じに、まずニヤニヤしました。「BL臭い少女マンガ」って、たぶん全女子の一番の好物じゃないでしょうか?(笑)「彼女になる日」は誰が主人公なんでしょう?どんどん周りも羽化しちゃうとか、百合展開になるとか、いろいろ膨らませられそうな設定ですね。

ペンタさんのご紹介で、心なごむ時間を持てました!ありがとうございました♪
返信する
気にせずどんどん語ってください (ペンタ)
2014-05-13 20:57:16
こんばんは。
リア充の人は、「リア充」という言葉も知らないと思います。
ネットをやらない方にはサブカルチャー関係はさっぱり通じませんね。
(近場の美味しいお店とかは妙に知っているのに)
先日「テレビで出てくる、ネットで映像が見られのって、どうやってみるの?」と言われました。YouTubeの知名度だってその程度ですよ、私より年上の人だと。

>清水さん
そういえば、昔SFを読んだ気もする!
本当に幅広い分野でご活躍ですよね。
長男君は、私と趣味が近そうだったので、面白いと言っているのがあれば、教えてくださいね。

>「彼女になる日」
良いお年をして、何を紹介しているんだか
『この懐かしい「LaLaの少女マンガ」って感じ』
たまに無性に恋しくなるんですよねえ。
青春時代の刷り込みは恐ろしい。(少女コミック系はあまり読んでないから、未だに滅多に手を出さない)
で、第1作の方ですが、これはまた別の二人の話になりますね。
こっちの方が私的に萌えます。
間宮(勉強もスポーツもお得意で羽化した方)と三芳(間宮の小学校時代からの友人で間宮に勝とう(理由がある)と頑張っている女嫌い)という二人です。
「another」の本編に間宮がちょっとだけ出ていて、その後の2人が1話分掲載されています。
anotherは百合展開もあります。

家が近かったら持って押しかけたのに!
無念
返信する

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事