主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2015-01-05 21:35:42 | 読書
野尻抱介著『太陽の簒奪者』
西暦2006年、突如として水星の地表から噴き上げられた鉱物資源は、やがて、太陽をとりまく直径8000万キロのリングを形成しはじめた。日照量の激減により破滅の危機に瀕する人類。いったい何者が、何の目的でリングを創造したのか?―異星文明への憧れと人類救済という使命の狭間で葛藤する科学者・白石亜紀は、宇宙艦ファランクスによる破壊ミッションへと旅立つが…。

背表紙に書いてある粗筋をそのまま引用。
私がイメージするSFらしいSF、基本中の基本の異星人とのコンタクトネタですよ。
私のSFの始まりはクラークだからね。
どうしてもそういうイメージになってしまいますよ。うん「宇宙の旅」シリーズ好きだ!
実はもう1冊、SFを借りていて、好きな作家さんなんだけれど、途中で止めてしまった。
こちらは今時よく見かけるネットの発展系社会での話だった。
ネット系の方は自分と他者、ネット内と外というように人間を取り扱ったものになり考え混みがちになるので、こういう風に未知なるものを描いてくれる物の方が、最近の気分にはあっていました。
おかげで大晦日の夜10時から正月にかけての2年がかりで読んでしまいましたよ。
NHKの2355視るつもりだったのに。
実は、これブックリサイクルで「ラー」と一緒に貰ってきた物だけれど、自分的に掘り出し物でしたね。


小路幸也著『旅者の歌 始まりの地』
シィフルの地では、、7、14、21歳の誕生日は「試の日」とされ、「試しの檻」がある森に行かなければならない。
この地に住まう人『住者』の一部は、とある理由から(これは一般人には秘密とされている)この日を境に野獣へと換身してしまうからである。
『話者』としての教育を受けているニィマールと同じく『話者』の教育を受けている婚約者のジェイラ、そしてニィマールの兄トゥールとそ姉ティアラ(トゥールの双子)の四人は、同じ日を誕生日であったため、ともに試の日を迎えることとなった。
四人揃って檻に向かい、誕生日の前日の夜その中に入り、その日を迎えると。
ニィマール以外の3人は換身してしまった。
しかも、3人とも非常に希な野獣の姿になりながらも人の魂を持ったままの『離者』として。
ニィマールは『話者』だけがその存在を知る(ただし知られているのは存在だけ。在処は最高位の話者ですら知らない)『離者』を人に戻すことが出来るという地『離者の地』を探し求める『旅者』となることを決意。
4人は、普通の人には知らされないシィフルの秘密を教えられ、外の世界へと一縷の望みをかけ旅に出るのでした。


前回、電子書籍を買ったという話をしましたが、そのストアでこの本が紹介されていて、粗筋を読んで興味を持ちまして。
買わずに図書館で借りてきました。
世界設定がおもしろい異世界冒険譚ですねえ。
大変な旅ですが、まだ出発したばかりで、外の世界を知ることが面白いと思っている4人がワクワクと旅しているため(シィフルの地を出るときに一波乱ありますが)、こちらも読んでいてワクワクさせられます。
2巻は既に図書館に予約済み。早く来ないかな。
あ、この本、電子の方が先行なんですよね。3巻はまだ電子のみっぽい。
漫画は電子書籍でもいいけれど、本はなんとなく抵抗がある。専用機を持っていればまた違うのかもしれないけれど。
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2 コメント

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月曜日が仕事始めって、週末まで長くてしんどいかも。 (すず)
2015-01-06 08:48:41
 おはようございます。昨日は、私もゴミ袋を3つ出しましたよ!(笑)その後WJを買って、あぁ月曜日だ~と脳内が認識しました。

>「太陽の簒奪者」

 SF作品のタイトルで、これは歴史に残る秀逸さだなぁと、勝手に思っているモノが幾つかあるのですが(「月は無慈悲な夜の女王」とか)これもその一つです。学生の頃に、「簒奪者」ってどんな意味?とタイトルに疑問を持ったのをきっかけに読み始めたのが、懐かしいです。

年末に長男が帰って来たんですが、何冊か次男向けのSFを持ってきていて、そのなかの小川 一水さんの「青い空まで飛んで行け」を借りて読みました。

短編&ファーストコンタクトモノですが、ペンタさんのお好みに合うんじゃないかしら?私は表題作が一番好きでした。未来世界で、地球人の血が混じっている事を恥じるという壮大な皮肉って、星 新一さんの作品にもあったなぁと、その視点の角度が面白かったです。
Unknown (ペンタ)
2015-01-06 18:45:51
こんばんは。
長期休みはゴミに困りますよね。冬場はまだマシですが。

普段はミステリーを読むことが多いですが、SFな気分になることがあります。
なのに、我が市の図書館、なんでか小川一水さんの作品が2作(アンソロジー的なものは除く)しかないのですよ。
というか、そもそもSFが少ない。
星雲賞作ぐらいは入れているようですが。
なので、ご紹介の作品は読んでいません。
これは買うしかないですね。
しっかりメモしておきます。

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