主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2015-09-13 12:28:03 | 読書
高嶋 哲夫著『首都崩壊』


国土交通省の森崎は、東都大学地震研究所の前脇から、マグニチュード8クラスの東京直下型地震が想定より大幅に早く発生するという予測データを示される。その翌日、今度はアメリカ留学時代に親友となったロバートが大統領特使として来日し、東京直下型地震による経済損失が112兆円にも及び、1929年の世界大恐慌を遙かにしのぐ被害を引き起こすというレポートを突きつけてきた。右往左往する森崎、そして日本政府。人類未曾有の危機を回避する手段はあるのか。模索し始めたとき、震度6弱の地震が東京を襲った。地震規模が予測を下回っていたことに安堵する森崎。だが、この地震は首都崩壊への序曲にすぎなかった…。

「BOOK」データベースより

様々な危機が訪れた時の小説を書かれている高嶋さん。
今回は、まだ訪れていない危機に対応して、云々なお話し。
実際、東海地方の地震の確率はあがっていますが、まだ深刻度が足りないような状況です。(よね?私が知らないだけで、きちんと準備されているのかもしれない)
ネタばれを一応防ぐ為に、詳しいことは書きませんが(ここに来る日と少ないから気にしなくてもいいのかもしれないが)、主人公はほぼ敷かれたレールの上を走っている感満載です。
そもそも、そういうアイディアを出すようになったのも大統領特使としてやってきた留学時代の友人のせいだし、そのためのプロジェクトメンバーになったのもその流れ。
で、そのプロジェクトのリーダーは、かつてそれがプロジェクトとして一応あがったけれど実行には至らなかった為に、失意で止めた人。
その人が、かつて考えていたあれやこれやに乗っかかる形になるので、もうそのおじさんが、全部やれよと。主人公、幾つもの事象での、ただのきっかけ役です。

主人公補正は五月蠅いですが、活躍しないのも不満となる、わがままぶり。
お話しを作る人って、本当に大変ですね。


と、ここまで9月4日に書いて、次の本を読んだら一緒にあげようと思っていたのですが。
まずは、この度の水害にて被災されたかたにお見舞い申し上げます。
募金程度しか出来ませんが、1日でも早く日常を取り戻せることをお祈り申し上げます。


こういう災害があると、上の本のテーマの○○○○をもっと考えても良いんじゃないかなあ、と思う。
東京がこうなったらどうするのよ。
あと、オリンピック。
競技場、屋根無しで大丈夫なの?お金をあんなに出すのはどうかと思うけど。




さて、話変わりまして。
横で呟きましたが、若木未生著『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 白月の挽歌』を買いました。
徳間書店に移ってからの『天の聖痕』も、外伝的な『オーラバスター・インテグラル ファウスト解体』も買っているのですが、購入にはちょっと躊躇いました。
もう、シリーズスタート時の作品愛も薄れていますし。
ですが、「里見十九郎編、完結」の文字と、あとがきの(買う前にあとがきだけ立ち読みする派)作者さんの「デビュー以来書いてきた長い物語にエンドマークを打つ仕事は、なかなか容易いものではなさそうですが、あいかわらず私は、「どうしても書きたい」と思っているのです。なので、書きます。」、この文に心打たれました。
シリーズを放置している、世の中の作家さんに見せつけてやりたい、この文章!
その覚悟があるのなら、買おう!
どんなに経とうとも、最後まで付き合おう!

覚悟を決めて、レジに行きました。

オーラバで青春を送った方。
若かりし頃を思い出して、買ってみませんか?(前巻から買わないと話が分からないとは思うが。そういえば、どこに置いたっけ。本棚の奥か、入りきれない分を入れているダンボールか)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本日の読書 | トップ | 本日の読書 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事