定金 伸治著『ユーフォリ・テクニカ―王立技術院物語』
産業革命頃のイギリスをモデルにしたファンタジー。
ネルは東洋人として初めて叡理国の王立技術院応用水気技術学科の講師となった。
しかし、研究員募集をしてきたのは、情熱はあるが破天荒な少女エルフェールだけであった。
ま、ラノベらしい展開でお気楽に読むにはーーーエルフィールの喜怒哀楽が激しくて疲れる。
暑くてしっかりしたのは読みたい気分ではなかったので、それなりに楽しんで読みました。
濱野 京子著『白い月の丘で』
銀のさじシリーズは、当たりに出会えそうで、気になった物は借りていきます。
以前『碧空の果てに』を借りて、『素材的には、こう乙女心を燃え上がらせるような内容なんですけどねえ。
文章が淡々としているので、そうはならず、ちょっと惜しい作品。』
と言っていましたが、今回も来そうな素材。
強国アインスにトール王国は滅ぼされ、この地は民が愛する音楽を禁じられるようになった。
笛の名手である少女マーリィはそれでも以外から外れた丘で笛を吹いていた。
そんな彼女の元に笛を習いに通ってくるアインスの貧乏貴族の青年カリオル。
そして、十年ぶりに帰還し、マーリィの元を訪れた、かつて王子で幼なじみでもあったハジュン。
やがて、マーリィはカリオルの素性を知り・・・。
はい、今あなたの心によぎったカリオルの素性はきっと正解していると思います。
(表紙の粗筋に正解があるので、気になる方はどうぞ。)
もうファンタジーのお約束ですよ。
しかし、お約束になるにはお約束になるだけの理由がある!!
私は満足しました。前作より良い雰囲気。
師匠の秘密もベタベタですけどね。
あ、でもソンボのお仕事は予想しなかったわ。私もまだまだです。
荻原 浩著『サニーサイドエッグ』
唯一真面目なミステリー。
フィリップ・マーロウに憧れる私は、むろん私立探偵である。が、やむなく、失踪したペットの捜索を請け負うこともある。ある日、和服を着た若く美しい女性が事務所を訪れてきた。ペット捜しならもう―「うちの猫を捜してほしいんです」はい喜んで。一カ月ぶりの仕事ではないか。しかもそうこうするうち、なんと「ブロンドで青い目の若い」秘書まで雇えることに。え、な、なんだこいつは!?おまけに猫捜しも、ただの猫捜しではなくなっていくのだった...。『ハードボイルド・エッグ』続編。最上俊平ふたたび。
「Google ブック検索」より
続編だったようですが、それは全然気にならないレベル。
気になるのは「ただの猫捜しではなくなっていくのだった...。」だよ。
「ただの」ではないけれど、やっぱり猫を探すのか。
「猫探しから離れる」という風に取ってしまった私はがっかりでしたよ。
しかもそのオチどこかで見たよ。
ミステリーでは、「さて皆さん」と最後に探偵がやり始める様式美は愛するけど、オチが被るのは愛してないの。
最近見かけた「ネタバレにマイナスの効果はなし 研究で明らかに」はちょっと納得。
ミステリーを複数回読む時は、1度目はドキドキしながら、2回目以降は「ふ、犯人ったらこんな所で、こんなことを」と犯人の動きに注目して読みますよ。
産業革命頃のイギリスをモデルにしたファンタジー。
ネルは東洋人として初めて叡理国の王立技術院応用水気技術学科の講師となった。
しかし、研究員募集をしてきたのは、情熱はあるが破天荒な少女エルフェールだけであった。
ま、ラノベらしい展開でお気楽に読むにはーーーエルフィールの喜怒哀楽が激しくて疲れる。
暑くてしっかりしたのは読みたい気分ではなかったので、それなりに楽しんで読みました。
濱野 京子著『白い月の丘で』
銀のさじシリーズは、当たりに出会えそうで、気になった物は借りていきます。
以前『碧空の果てに』を借りて、『素材的には、こう乙女心を燃え上がらせるような内容なんですけどねえ。
文章が淡々としているので、そうはならず、ちょっと惜しい作品。』
と言っていましたが、今回も来そうな素材。
強国アインスにトール王国は滅ぼされ、この地は民が愛する音楽を禁じられるようになった。
笛の名手である少女マーリィはそれでも以外から外れた丘で笛を吹いていた。
そんな彼女の元に笛を習いに通ってくるアインスの貧乏貴族の青年カリオル。
そして、十年ぶりに帰還し、マーリィの元を訪れた、かつて王子で幼なじみでもあったハジュン。
やがて、マーリィはカリオルの素性を知り・・・。
はい、今あなたの心によぎったカリオルの素性はきっと正解していると思います。
(表紙の粗筋に正解があるので、気になる方はどうぞ。)
もうファンタジーのお約束ですよ。
しかし、お約束になるにはお約束になるだけの理由がある!!
私は満足しました。前作より良い雰囲気。
師匠の秘密もベタベタですけどね。
あ、でもソンボのお仕事は予想しなかったわ。私もまだまだです。
荻原 浩著『サニーサイドエッグ』
唯一真面目なミステリー。
フィリップ・マーロウに憧れる私は、むろん私立探偵である。が、やむなく、失踪したペットの捜索を請け負うこともある。ある日、和服を着た若く美しい女性が事務所を訪れてきた。ペット捜しならもう―「うちの猫を捜してほしいんです」はい喜んで。一カ月ぶりの仕事ではないか。しかもそうこうするうち、なんと「ブロンドで青い目の若い」秘書まで雇えることに。え、な、なんだこいつは!?おまけに猫捜しも、ただの猫捜しではなくなっていくのだった...。『ハードボイルド・エッグ』続編。最上俊平ふたたび。
「Google ブック検索」より
続編だったようですが、それは全然気にならないレベル。
気になるのは「ただの猫捜しではなくなっていくのだった...。」だよ。
「ただの」ではないけれど、やっぱり猫を探すのか。
「猫探しから離れる」という風に取ってしまった私はがっかりでしたよ。
しかもそのオチどこかで見たよ。
ミステリーでは、「さて皆さん」と最後に探偵がやり始める様式美は愛するけど、オチが被るのは愛してないの。
最近見かけた「ネタバレにマイナスの効果はなし 研究で明らかに」はちょっと納得。
ミステリーを複数回読む時は、1度目はドキドキしながら、2回目以降は「ふ、犯人ったらこんな所で、こんなことを」と犯人の動きに注目して読みますよ。