主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

クリア後感想~セブンスドラゴン2020

2013-05-01 14:03:39 | クリア後感想
2が出たこのご時世に、1をプレイしていましたよ。
終わったけれど、2はしばらく良いかなあ、と言う気持ち。


*タイトル
「セブンスドラゴン2020」

*ストーリー
政府の意を受けマモノ退治を行う特殊機関「ムラクモ」。
Sクラスの能力を持つと認められた人々が集められ、希望者による加入テストが行われていた。
そして、その試験中、銀河系外から飛来したドラゴンたちにより、地球上のほとんどの土地は支配されることになった。
ムラクモ機関は人類の存亡を賭け、ドラゴン達との戦いに挑むのだった。


*システム
試験開始後に、主人公となるキャラクターと仲間となるキャラクターをメイクします。
職業は5種類。グラフィックは男女それぞれ5種類。そして、声は男女それぞれ15種類から選ぶことが出来ます。
仲間は12人作れますが、パーティーメンバーは3人。(控えメンバーに経験値が入ることはない)
戦闘を重ねることで手に入るSPを使って、好きなスキルから覚えていくことが出来ます。

フィールドにはドラゴンのシンボルがあり、シンボルエンカウントとなりますが、ドラゴン以外の通常の敵はなくランダムエンカウントとなります。
シンボルエンカウントの方は、良くあるように背後から突けば先制、後ろを取られれば逆に先手を取られることになります。
バトルはオーソドックスなスピード順行動のターン制になります。

ドラゴンを倒した時に入るDzで、イベントや拠点となる都庁の改修(改修が進むと売り出される装備が増えたり、スキルが貰えたり、クエストが発生したりする)を進めることが出来ます。

メインストーリーの合間にクエストを受け、アイテムなどの報酬を得ることができます。
これは最近のゲームにはよくあるシステムですが、数がそんなに多くはなく、あくまでほんのおまけレベルです。


*まとめ
前作のDS版は未プレイですが、やっていなくても問題なかったです。(まるっきり無関係らしいです)
このゲームの売り(だと思う)のキャラメイクが、非常に惜しい。
声優さんが豪華なだけに、なおさら。
声にあったグラフィック(人それぞれイメージが違うと思うが)を探すのですが、男女それぞれ5種類しかないので、選択の余地が少ないです。
職業5種類は、ちょうど良いかと思います。(世界樹はたくさんあって、毎度悩むから)
戦闘の難易度は、ちょうど良い難易度。ドラゴンやボス戦は途中、全く逃げないで進めてきていても、あっさりとは勝てない強さ。
きっちり対策を取って、考えて戦うと程よいぐらい。
移動やマップ切り替え時のロードは全く気になりませんが(メディアインストールでのプレイです)、移動時に3人がゾロゾロと動き回るのは気にかかります。マップの視点は変えられないので、シンボルにバックアタックされてしまったことがしばしば。
一人移動か視点切り替えにして欲しかったです。
近頃のゲームにしては、クエストなどおまけ部分があっさり目。
とはいえ、最近多い素材集めをさせられないのは、良い所かも。
目立って良い所は無いけれど、目立って悪い所もない、安心してプレイできるRPGでした。
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クリア後感想~世界樹の迷宮3

2013-03-31 20:49:48 | クリア後感想
4が出て1のリメイク?(新作はキャラ固定になっているようだけど、リメイクとは違うのかな?)が出ようというこのご時世に、やっと3をクリアしましたよ。
4はまだやらない。


*タイトル
「世界樹の迷宮3」

*ストーリー
いざ、波間に浮かぶ海都へ
世界樹の迷宮への挑戦ははじまった
それは太古の蒼き深淵の底への旅
闇夜の影の虚空を際めん道のり
その意味すら知らぬまま
君たちはアーモロードへ向かう
(取説より抜粋)

ということでシリーズ3作目。
今度は地上のダンジョンと海を探索をする冒険です。
今回は、ストーリー上で分岐があり、エンディングへ向けて幾つかのルートが存在します。


*システム
シリーズ物の3作目です。
より便利に、出来ることが増えました。

まず冒険者ギルドでギルドを作り、そしてギルドメンバーのメイク。
ジョブが一新、キャラメイクにおいてカラーバリエーションが増えました。
ストーリーが進むとメインのジョブの他にサブとしてもう一つのジョブを設定することが出来るようになり、益々戦略性が増しました。
また、パーティーメンバー5人の中から1~5人選ぶことで使えるようになるリミットスキルというパーティー技(回復から攻撃、補助にアイテムドロップ関係と多彩)も追加されました。

ダンジョンの探索自体はそれまで同様ですが、図鑑を埋める上で便利なアイテムが登場しています。
モンスターが落とすアイテムには、通常の物、ちょっと落としにくい物、撃破時に条件を満たすことによって落とすレアな物の3種類が存在しますが、それらを一気に落とさせるアイテムが出来ました。
ストーリー上のラストボスを倒すまでは、宝箱で拾える数個しか手に入りませんが、ボス戦で使うことと非常に便利なことに。
このアイテムは、ラストボスを倒した後に行ける階層のモンスターから素材を手に入れることで、お店に売りに出されます。

お店には鍛冶の機能が追加。
武器に属性やステータスアップなどの追加効果を付けられるようになりました。

3で追加された海の探索モード。
船に食料(移動距離が決まる)と追加装備(移動距離が増える、お金稼ぎの漁で漁獲高が増えるなど幅広い)を載せて、海を探索します。
島や都市などに着いたら、出発地点であるアーモロードの港でその場所に対応するクエストを受けることが出来るようになります。
このクエストでは各場所ごとに3つずつ同一ボス討伐(NPCの加わり方が3通りある)があり、各場所で一度クリアするとリミットスキルが追加されていきます。
またクエストごとに限定装備を入手することが出来ます。


*まとめ
1から2になって便利になったマップ機能が、更に便利になっていました。
自分で設定したルートをオートで歩かせることが出来るようになりました。
これは地味に便利です。何度も通う道を一々手入力しなくて良くなります。
キャラメイクでメインとサブの職業を選べるのも良いですが、私に一番画期的だと思ったのは、コモンスキルに「聞きかじりの経験」という控えメンバーにもダンジョン探索の経験値がある程度の割合で入るようになったことです。
これにより、様々な状況で違うスキルを持ったキャラが欲しくなった時に、レベル上げがさほど必要もなく入れ替えられることが出来るようになりました。
また敵との遭遇率を0にするスキルを持つ職業が出来、お金稼ぎのために採取・採掘・伐採だけをさせるためだけのキャラを育成するのも容易になりました。
これにより2の時以上にお金稼ぎが楽になっています。
ただ、遊びやすくする為か敵が弱体化されているのが気にかかる所。
1や2で出会ったら「全滅かも!!」と思わせてくれていた雑魚モンスター達が、弱くなっています。
(最初のED以降に行けるようになる階層からは歯ごたえがある敵が登場しますが)
ストーリーにおいては、初のルート分岐。強くてニューゲーム状態なので、周回は容易いです。
初登場の海上の探索もパズルのようで面白かったです。(後半の都市に辿り着くルートを見つけるのはなかなか難しいです)
そこで受けられる1都市当たりの討伐ボスは1種類のみですが、NPCの加入パターンが3通りあり、自パーティーとのバランス
を考えるなどの工夫が必要でした。

1,2のつもりでプレイすると、レアアイテムが手に入りやすい、全滅しにくいとやや拍子抜け、新規で始める人にはちょうど良いくらいの難易度、と思いました。
コツコツとダンジョンを探索するのが好きな人にお薦めです。
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クリア後感想~大神 絶景版

2013-01-01 13:51:48 | クリア後感想
*タイトル
「大神 絶景版」

*ストーリー
大神さまのご加護を受け、平和な時が流れていた世界に、恐ろしい災厄が襲いかかりました。
遙か昔に封印されたと伝えられる「ヤマタノオロチ」が蘇り、草や樹、動物、人間、命をもつあらゆるものが、そして太陽さえもがあっという間に一呑みされてしまい、世界は闇の中に閉じ込められてしまったのです。

そんな中、ただ1つ災厄をまぬがれた「神木村」。
その神木村を守ったのは、その村の巨大な樹に宿った精霊「木精サクヤ姫」。
サクヤ姫は、古の盟約にしがたい、ある神様の復活の儀を行いました。
すると、村の守護神である「大神像」に命が宿り、伝説の大神「アマテラス」が降臨したのです。

アマテラスはすべての命を救うために災厄を振り祓う旅を始めるのでした。
(解説書より抜粋)

主人公が犬、というなかなか珍しいスタイルの日本の神話、寓話、物語をモチーフをちりばめたお話です。
意外に表情があるアマテラスが可愛いです。


*システム
移動・戦闘は普通のアクションですが、このゲームが他のアクションゲームと大きく異なるのは「筆しらべ」と言う、コントローラーを使ったお絵かきシステム。
ストーリー中で次々手に入れていく力(それに対応する模様を描くこと)で、仕掛けを解いたり、戦闘を有利にしたりしていきます。

いつもならもう少し、ここを書く所ですが、振り返ってみれば、それ以外目新しいことはないです。
アマテラスのステータスアップに「幸」を貯める方法が珍しいくらいでしょうか。
大地を浄化すること(2周目にこれを一切しなかったら、画面が凄く寂しいことになりました。街や野原が綺麗になって見た目も楽しいです)、あちこちにいる動物に餌をあげること(動物たちが可愛い)、ミニゲームやサブイベントをクリアすることで、貯めることが出来ます。
やり込み要素(トロフィー機能)も兼ねていて、一石二鳥です。


*まとめ
日本画風の背景と和風なBGMが非常に綺麗です。ほとんどの場所で全方向に視点を変えられ、意味もなく走り回ってしまいたい世界です。
ただし、初プレイ開始前に30分以上かけてHDDへのインストールにも関わらず、プレイ中のロードは長目な気がしました。
(そう頻繁にロードには入りませんが)
戦闘の難易度は低め。無敵アイテムも割とすぐに購入できるので、詰まる人はいないと思います。
ただし移動時のアクションは、苦手な人には辛い所も。(どうして、こちらに救済策は無いのか。)
戦闘イベント時の筆しらべは、結構シビアかも。
てきぱきやらないと入力時間オーバー、当たり判定も厳しいです。(私はちゃんとヤマタノオロチの顔を切ったぞ!でも、何度も失格をくらった)
あと筆しらべで描く模様が似たようなものがあったり、きっちり始まりと最後を合わせる円(形自体は歪んでいても大丈夫)が必要だったりするので、戦闘中慌てると失敗しがちでした。(絵を描くのに必要な墨に制限があるので困る。ただしこれも救済できるアイテム有り。私はケチっていたので困っただけ)
サブイベント、ミニゲームのやり込み要素も多いです。ただし、こちらはゲームに比べると難易度が高めな気がします。
トロフィーはこれらをきっちりやれば、ほぼ100%取れます。(私は期間限定妖怪を取り損ない、水龍イベントに失敗していますが)

クリアまでの時間も程々な長さ。
ゲームの風景と音楽が良く、リメイク前をやっていない人には是非とお勧めしたい(ただしアクションゲームとして期待したら駄目です)作品です。
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クリア後感想~東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚

2012-08-03 21:32:43 | クリア後感想
*タイトル
「クリア後感想~東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚」

*ストーリー
数年前に、図書館で応えたアンケート。
それが元で、主人公は日本OXASの封札師(『カミフダ』と呼ばれ、古来より人に災いをもたらしてきた紙片を回収する者)認定試験を受けていた。
試験が無事に終わった所で、初任務が言い渡され、東京の鴉乃杜學園へ潜入する事になった。
潜入先である学校に転校した初日。
ここで、主人公は、『呪言花札』が引き起こす事件に巻き込まれ、封印を解かれ世に撒かれた花札の回収し再封印することとなった。

という感じで始まる魔人・九龍の流れを汲んだジュブナイル作品です。
私は、九龍はやっていませんが、魔人はやっています。
なので、つい比べてしまうのですが、思い出補正かもしれませんが、魔人に比べて物足りない!
原因は話の短さです。
わずか10話(1周目はよほど上手くいかないと9話)しかありません。
そんな短い間に、仲間が次々やってきて、あっという間にラストバトルですよ。
いつの間に、そんなに仲良くなった!?なんで親友面している!?ですよ
そして、肝心のラスボス様の主張もいきなりすぎてわかんない。


*システム
ストーリー開始→ADVモード→ダンジョン探索→ボス戦、1話終了の形式。
ADVモードでの会話イベントでは8つの感情から返答を選択し、会話相手との友好度を上げていくことになります。
友好度が高いと、クリスマス時に特別会話イベントが聞く事が出来ます。

ダンジョン探索モードが開始される自由行動時間には、仲間や知り合いとの会話イベントだけではなく、クエストを受ける事ができます。
お金はこのクエストで稼ぐ事になります。
このクエストは初期段階に全て終わらせる事が可能。
というか、初期にやらないと、面倒なレベル。
後になると、ダンジョンが増えて、行動範囲が広くなり、行動に手間がかかるようになってくるのです。
早々に終わらせると、しばらくは戦略が必要にないくらい、戦闘がぬるくなってしまうのが欠点ですが。

戦闘はマス目移動はSLGっぽいけど、実際の攻撃は、近接攻撃なら範囲を指定、射撃武器なら照準カーソルを操作する必要があります。
射撃武器は弱点を狙って攻撃できますが、せっかく遠距離から攻撃が出来るのに、離れていると弱点を狙っているつもりでも外れがち。なので、ある程度まで近づいて攻撃する事になり、行動可能ポイントを無駄に使わされます。
また戦闘中には、入手した花札を、装備の強化や戦闘中に罠として使用することができます。
が、罠としてはノックバック系が大変便利で、これを使えば、ほとんどのボスが何もしないまま倒れていきます。
(むしろ、そうしないと困るレベル。敵の攻撃を受けたら、全滅を覚悟する必要があります。)
協力してくれる仲間は、主人公のステータスに影響を与えたり、戦闘中に数回技を使用させたりすることが出来ます。
結構な人数が仲間になりますが、探索に連れて行けるのは2人。
話が短いから出番無しで終わってしまったキャラも。

そのほかに、アイテムの調合というシステムもありますが、アイテム自体をラストバトルとクリア後のダンジョン以外では使う事もありませんでした。
クエストの依頼品用に使ったくらい。


*まとめ
比較対象として魔人を思い浮かべてしまうせいか、「ストーリー短い、キャラクター少ない」と物足りない感がいっぱいになります。
据え置き機ではないことを考えればこの程度なのかもしれませんが。
ダンジョンの謎解きは、たまに難しいものがありますが、ほどほどの難易度。
宝箱の中身が寂しいことが多いですが、後になってやっととれる宝箱の中身すら店売り品のアイテムだったときの悲しさと言ったら!
またこのゲームのキモとも言える札強化システムのノーヒントさが辛いです。
試すにも組み合わせが多すぎで、攻略サイトなしには辛いレベル。
武器は近接と射撃の2種類がありますが、射撃は近接の反対の遠距離にはなり得ない(上に書いたように離れると思った所に当てるのが難しい)のが、遠くから撃ちたい派には残念でした。
ボス戦での戦略は「ノックバックトラップ設置」のほぼ一択。少々単調すぎるかな、とも思います。
全体的に、あと一息足りない、という印象の作品でした。
学生生活を味わってみたい方はどうぞ。


しかし、このゲームをやると魔人学園がやりたくなるなあ。
最近、欲しいゲームがないから、古いのをやり直そうかとも思っていますよ。
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クリア後感想~ファイナルファンタジー零式

2012-06-26 09:53:42 | クリア後感想
6月25日に拍手ボタンを押して下さった方
ありがとうございます。
何度押しても変化が無くてごめんなさい。
はい、頑張りますね。


*タイトル
「クリア後感想~ファイナルファンタジー零式」

*ストーリー
普段は、説明書に書いてある粗筋を引用しますが、この作品のはネット上でネタになっていたので、読んだ方も多いと思うのでパス。
非常に簡単に言えば
主人公達が属する朱雀領ルブルムが、ある日、隣国のミリテス皇国により侵略され、魔導院に属する彼らが国を取り返していく話
です。
折々に魔導院や町の人が語るオリエンスと呼ばれる近隣の国々のアギトの伝承が、物語の伏線となっています。
が、強制イベントではないことが多いので、ちゃんと聞いてなかったら(聞いていても)、最終章は突然すぎと思います。


*システム
国土を回復していく為の強制ミッション→自由時間で時間が進んできます。
自由時間では仲間やNPCキャラとの会話やサブイベント(時間消費有り)、NPCからの依頼(時間消費無し)、サブミッション(時間消費有り)をやることが出来ます。
自由時間はその時々で時間が決まっており、1周目ではこれらを全てやるのは不可能。
ストーリーミッションは、2周目になると現れる選択肢があり、サブミッションも1周目ではクリアが厳しい状態のレベルになっており、周回プレイを楽しめる作りになっています。
(3周やらないとクリア出来ない依頼があるのですが、さすがに3周目ともなると変化が無くて少々残念。)


ストーリーミッションでは14人中3人をメンバーに選び、1人を選んで操作するアクションRPG。
14人のキャラは全員武器が異なり、自分好みの操作感のキャラを選ぶ事が出来、また戦闘参加メンバーの操作キャラはいつでも自由に変更できます。(仲間キャラはゴッドイーターバーストの後だと、「役立たず!」とすごく言いたいレベルです)
しかし、メンバーの変更(ついでに装備関係。武器、アクセサリ、アビリティ、魔法)はセーブポイントでのみ可能です。
これが微妙に不便です。
遠距離タイプのキャラでしか攻撃が出来ない場面となっても、戦闘メンバーにいなければ、ロードしてやり直し。
装備関係も入手したその場で付け替える事が出来ないし、敵に合わせて変更する事ができないのも不便。
ついでにゲームを始めたばかりで、ヘルプで操作を確認している間もゲームが進行するのは勘弁して欲しかったです。
(アイテム画面はアクションRPGだから仕方が無いにせよ)

戦闘はキャラクター1人の攻撃だけではなく、三位一体(戦闘メンバー3人で強力な技を出す)、軍神(いつものFFで言う召還獣。操作キャラの命と引き替えに呼び出し可能)、朱雀(敵にダメージを与えて、操作キャラをリレイズ状態にする)という特別な攻撃方法もあります。
が、初軍神召還イベントの時ともう1ヶ所以外で軍神を使うぐらいで、普通に進めていれば、他は全く使わなくても良いレベルです。(使いたいくらい強力な敵が出るときには仲間が死んでいて使う間がない・・・。)

ストーリーミッションは、このように通常戦闘をしながら進めていくミッションだけではなく、制圧戦というシミュレーションゲームのような形式になることもあり、変化を楽しむ事も出来ます。


*まとめ
「PSPでこれほどの映像が見られる!」と最初は驚くほどの美しいグラフィックです。
が、そのためなのか、例えメディアインストールをしても(UMD2本分だと約1時間かかる)、マップ切り替えごとに数秒のロードが入ります。(メディアインストールOFFにしたらとんでもないことになる)
せっかちな私は「もうグラフィックはここまで綺麗じゃなくていいよ」と呟きたくなるレベル。
ストーリーはFF13から続くなんちゃら神話が根底に流れ、最後はそちらに繫がる話になるのですが、相変わらずゲーム中でしっかり説明する訳でもなく(スタートメニューの「歴史」に条件を満たすと追加されるエピソードや町中、学院内のNPCとの会話でちょろちょろっと語られるぐらい)、最終章は唐突感満載。素直に国を取り戻す話にすればすっきりして良かったのではないかと思いました。(同社のニーアレプリカントもゲーム中での説明が不足していましたけど、ここまで不満を持たなかったのは、基本の「妹を取り戻す」がしっかりしているのと2周目の効果なのだと思います)
周回プレイが楽しめるように、2周目に選択ミッションが現れたり、高レベルの敵が出るサブミッションや依頼やおまけダンジョンがあるのは、やりがいがあって良かったです。
が、最大の難点は、レベルが非常に上がりにくい事。
おまけダンジョンの1つは、クリアするためにほぼ最大レベルまで上げる必要があるにもかかわらず、これなのは非常にきついです。
一応経験値アップのアクセサリーは1周に1つ取れますが、そんなのでは焼け石に水レベル。
周回プレイをするか、スクエニメンバーに登録してポイントを稼いで、アイテム交換をするかをしないとかなり時間がかかります。
また、クリアした依頼はリストに掲載されていくのですが、これを全て埋めるにはマルチプレイが必須。
これは、埋めたいマニアかつぼっちの私にはマイナス要素でした。
主要キャラクターが戦闘タイプが異なる14人というのは良かったです。(さすがにこれだけいれば、使いやすいキャラが1人はいる)
上のような多少の不満はあったものの、アクションRPGとしては充分楽しめました。
シリアスなお話のRPGをお求めな方にお勧めです。



アギトの塔をクリアしたのでやり遂げた感いっぱい。
次はお気楽なゲームをやりたいわ。
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クリア後感想~幻想水滸伝 ティアクライス

2012-04-28 15:29:51 | クリア後感想
クリアした後に読んだ小説の主人公が、まさに「一なる王の世界」を望む台詞を呟いてしましたよ。
なんたる偶然。

*タイトル
「クリア後感想~幻想水滸伝 ティアクライス」

*ストーリー
辺境の小さな村「シトロ村」に住む主人公。
仲間達と自警団の初仕事として、モンスター退治に出かけた。
その途中で、彼らは谷がある方向に眩いばかりの光を見た。
収まって、そちらを見ると、そこには鬱蒼と茂る森。
あれ?ここに森なんかあったっけ??
しかし、皆は元からここは森と言う。

首をかしげながらモンスター退治を続けるが、目的のやつが見つからず、その森の中を探しに行く。
そして、そこで遭遇したモンスターから逃げるように、遺跡の中へ逃げ込み、最奥の部屋に入ると。
そこにポツンと1冊の本が。
手に取ると、本は光りだし、どこかで戦っている人たちの光景が見えるとともに、自分の内に今まで無かった力が宿った事を知る。

この不思議な書を巡り、今、勢力を延ばさんとしている組織「ひとつの道協会」に立ち向かい、彼らの真の目的とこの世界の秘密を知っていく・・・。


パッケージ裏に「誰と組むか、信じるか。」というキャッチフレーズっぽいのがあるのですが、あまりこれは合っていない気がします。
だって、誰と組むも信じるも選択の余地ない、余地が無いどころか、フラグが見えまくりなんだもん。

*システム
このゲームでは、アニメやイラストを展開し、ストーリーは進んで行きますが、移動画面、戦闘時には微妙な3頭身キャラが動き回ります。戦闘時のはもはや笑いが出てくるレベルですが、しばらくすると気にならなくなります。
(慣れても、深刻なシーン→戦闘開始前の顔アップで、「やめてーーー」になりましたが)

こちらも次第に広がっていくワールドマップの街やダンジョン(いわゆるダンジョンや野山も含む)を指定して、中に入って移動という形式になっています。
町中では、施設を指定して移動。「紡がれし~」とは違って、移動した先で移動、人々と会話が可能。
森、平原は、「紡がれし~」より広く数マップ分の広さがありました。
本拠地は、従来通り広々として、宿星達と会話をすることが出来ます。
が、神行法の呪符という装飾品を手に入れるまでは、移動がめちゃくちゃ遅いです。
それにエンカウント率も高めで、序盤は少々辛いです。
本拠地施設は武器防具屋、装飾品屋、交易所、ミッション受付があります。
武器はシリーズ本編とは異なり、鍛えていくのではなく、手に入れた物を任意で選択可能。
ミッションはストーリーに関わるもの、キャラエピソード的な物、お金稼ぎ・交易品を増やす為のものなど各種あります。
また、従来のシリーズにはなかった時間(時期)の概念が導入されています。
各地間の移動には日数を要するようになり、28日ごとに時期が変化。
時期によって、交易品にまつわる噂が聞けるようになっています。

お馴染みの宿星集めも、「紡がれし~」に比べてずっと幻想水滸伝をやっているな、という気持ちになるような雰囲気。
きちんと加入時にちょっとしたエピソードがあって、良かったです。
また、仲間のほとんどは戦闘キャラなのも好感。
むしろ多すぎて、誰をパーティーに入れるか、嬉しい迷いが。

戦闘のシステムは従来に近い物です。
ただし、パーティーメンバーは戦闘キャラ4人とキャラごとにことなる支援技を持ったサブキャラ。
編成画面においては前衛3人+後衛3人の枠があり、そこに4人自由に配置する事になります。
外伝シリーズということで、こちらも紋章がありませんが、物語のキーアイテムである「書」により各キャラごと書1冊につき1つの技・魔法を覚えていきます。
魔法は回数制ではなくMP制です。
戦闘は初期頃のテンポより若干遅い気がします(思い出補正となっているかもしれません)。
経験値はレベル差式なので、加入時はほぼ15ですが、すぐに追いつく事が可能ですので、後から入った気に入ったキャラを選択しやすいのがよいです。


*まとめ
本編以外はプレイしないつもりでいたのですが、もはや本編が出るとも思えず、ついうっかり「紡がれし百年の時」を購入したのですが、どうも幻想水滸伝をプレイしている気分にはなれませんでした。
ですが、久しぶりに幻想水滸伝をやりたい気持ちになっていたので、以前幾人の方から「ティアクライスは外伝だけど面白かった」と聞いていたことを思いだし、購入。
そして、聞いたとおりにこちらの方が、「幻想水滸伝をやっている」という気分になれました。
物語の根幹となる紋章が作品中には出てこないのですが、108人の仲間を集めていく過程が従来のようであること、本拠地がしっかりある事(ただし、最初は歩くのが遅いので、紡時方式がマシか一瞬思ってしまいました)、紋章は無いけれど代わりに世界に深い意味のある書という物で代用している事、それらで充分に「幻想水滸伝」の息吹を感じさせてもらえました。
ストーリーは主人公を取り巻く物語としては、しっかり完結。ただし、最大の敵に関しては謎が残されたままとなっているところが不満でした。
BGMは、やはりお約束の所で、お約束なメロディーが流れています。
それ以外のBGMは普通でしょうか。
また、このシリーズでは初の全キャラボイスが付きますが、機種の性能なのか、音がよろしくないのが残念です。
序盤は移動速度+エンカウント率で苛々しがちですが、中盤過ぎれば妥協できますので、物語重視のRPGをされたい方には良いのではないかと思います。
コメント (4)
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クリア後感想~幻想水滸伝 紡がれし百年の時

2012-03-05 21:41:04 | クリア後感想
*タイトル
「クリア後感想~幻想水滸伝 紡がれし百年の時」

*ストーリー
300年前から100年ごとに現れる怪物。
あらゆるものを喰らい、増え続ける恐るべき魔物であるその「百年目の怪物」は、英雄達の活躍によりなんとか倒され、人々は生き残っていた。
そして、今年はその百年目。
テルベの村の若者、主人公、ミュラ、ジーノの3人は、そのときに備え、日々修行に励んでいた。
ある日の修行の帰り道、ついにその時が。
戦えないジーノを村への警告に帰らせ、ミュラと戦う主人公。
倒しても、次々と現れる怪物。
近くの砦の遺跡に逃げ込んだ二人。
そこで、彼らは謎めいた少年ゼフォンと出会い、時代樹の存在とその力を知ったのであった。

時代樹の力-100年前の世界に行くことが出来る-を用い、現在を変え、過去の英雄から技を学び怪物を倒していく。
しかし、世界は怪物により危機に瀕していても、その世界に生きる人々の対立は起きるのであった。
怪物に備え近隣の町を強硬に従えるアイオニア聖皇国とそれに反発する地方の町。
そして、その中から「朱キ斧」と名乗る怪物を操る組織が現れるのであった。
主人公達は、アイオニアへ従属する気はないものの、「朱キ斧」のその力を見過ごすことは出来ず、彼らを追い始めるのであった。


*システム
今回は次第に広がっていくワールドマップの行き先を指定して、中に入って移動という形式になっています。
町を指定すれば、町の絵が示され、その中にある施設を指定して中に入るようになっており、町中を歩き回ることはできません。
(これに対する批判をあちこち見ましたが、私は今回のカメラワークの不便さを思うとこれで良かったと思います。)
フィールドを指定するとここは従来のようなフィールド画面内を移動するようになります。
ただの森、平原であれば、ミニマップが表示されます。
ダンジョンの場合はごく狭い範囲だけが指定されたミニマップが表示されます。
最初はカメラワークの悪さから、ダンジョン内を巡るのがそりゃもう面倒くさかったのですが、次第に慣れてあまり困らなくなりました。(が、やたらと壁、段差で引っかかるのは最後まで腹立たしかったです)

本拠地も、同じく1枚絵だけが表示され、部屋を指定して場面移動するだけしかできません。
本拠地内での会話イベントは厨房でちょっとあるくらいです。
厨房では食事をして、翌日のステータスを上げたり、友好度をあげることできます。
友好度を上げるとサブ職業を覚えることもあるそうですが、私は一つとして覚えることなくクリアしてしまいました。(適当なメンバーで食事をしていたら、覚える前にクリアしてしまいます。)
今回の本拠地ではミニゲームは出来ませんが、ダンジョン作成というお金&アイテム稼ぎ、ハンティングという敵との対戦によりアイテム、お金がもらえるというイベントがあります。
また本拠地内では生産、鍛冶が出来ますが、最後まで通常アイテムは買うことが出来ずに不便でした。
鍛冶は、従来のように武器・防具のレベルが上がるのではなく、設定された戦闘回数の間、スキルが付くようになるだけです。

そして、その肝心の仲間ですが、宿星という名で108人を集めるのはシリーズ従来通り。
今回は時代を跨いで仲間が居るのですが、違う時代の仲間とは自由に行動ができません。
過去に居る戦闘キャラは、後で書く技の伝承時にパーティーに入れられるだけ。
過去の非戦闘キャラは、彼らに技を伝承するだけのおつきあいで、あまり仲間という感じがしません。
同時代にいて、自由にパーティーに入れられる戦闘キャラは今までに比べて圧倒的に少なく、わずか
18人。(各職業2人ずつ)
それに比べて本拠地にいる非戦闘キャラが多すぎで、各職業(魔石、弓矢、呪石、刀、鎧、指輪、薬)ごとに2人、料理人に至っては4人も存在する有様です。


戦闘のシステムは根本的な所が、幻想水滸伝ではありません。
紋章がありません!
これって幻想水滸伝の世界観の特徴なはずなのに。
これが無いのなら「幻想水滸伝」を名乗らなくても良いではないかと思うのですが・・・。
(やっぱり続編タイトルの方が売り上げが良いのかしら?ま、確かに私も買うきっかけにはなった。)
紋章がないので、魔術師、呪術師は魔石、呪石と言うアイテムを消費しつつ術を使うことになります。
その他のキャラはターンごとに回復する気力を使い、通常攻撃、技(術はここに相当)、防御などを選択し戦うことになります。
キャラの職業はキャラ固有。剣術、拳法、槍術、弓術、忍術、魔術、呪術、薬術、音楽の9種類。
戦闘中に回復アイテムが使えないので、ボス戦では回復技を使える薬術師が欠かせません。
技は初期に1,2個覚えていますが、それ以外の技は過去の宿星キャラから伝承されて使えるようになります。
伝承はイベントでさっと覚えたり(非戦闘キャラの場合は全部これ)、複数回ともに戦い覚えたり。
過去キャラから習った技は、習ったキャラが仲間キャラに教えることが出来ますが、この時は伝承イベント時に比べて覚える速度が、非常に遅いです。
その為、上の厨房での友好度上げをやってサブ職業を覚え、技を覚えさせるのは非常に手間。(しかもそんなことしなくても、普通にプレイしていたら、それ以前に余裕でクリア出来てしまう)
せっかくの技伝承システムがあまり生きていない気がしました。
戦闘での攻撃手段は、ただの攻撃と技を選べますが、攻撃を選ぶと妙にミスが多く、ダメージも低いので、技を選ぶことが多くなります。
しかし、技を使うと行動前にいちいちモーションが入るため、戦闘のテンポがかなり悪くなりがちでした。


*まとめ
序盤から中盤にかけてのストーリーは非常に先が気になる展開だったのです。
しかし、終盤からはちょっと強引な展開(とある過去を改変しても、変化したのは主人公達に都合が良い部分だけ変わっている)が目立ち始めます。
またお約束の仲間の108星も行動を共に出来ないキャラだけでなく、拾ったアイテムの制作者という名前だけしか分からないキャラまで含まれ、共に戦う仲間、という感じではありません。
パーティーは6人制ですが、選ぶ余地が少ないのが非常に残念でした。(つれて歩けない過去キャラの方に魅力的なキャラが多いなんて!)
BGM、効果音で懐かしい音楽を使われているのは、ちょっとわくわくしました。
ボス戦などの音楽も良い曲がちらほら。
色々不満はありましたが、幻想水滸伝正編ではないと思えば、私には許容範囲内。
少々、練り込み不足ではあるけれど、そこそこ楽しめるRPGでした。
逆に言えば、さらっとRPGをやりたい方にはお勧めです。(どこでもセーブ可。ダンジョン内からでもさくっと本拠地、フィールド、入り口移動可なので)
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クリア後感想~碧の軌跡

2011-12-19 21:34:41 | クリア後感想
*タイトル
「碧の軌跡」

*ストーリー
クロスベル自治州政界を揺るがす大事件となった前作「零の軌跡」の《教団事件》から数ヶ月。
特務支援課のメンバー達は一時解散となり、それぞれの場所でクロスベルの混乱を収める手伝いをしていた。
警察本部に出向いていたリーダーのロイドは警備隊からの出向のノエルとともに教団事件の実行犯の一人を捕らえに共和国へ赴き、その帰還をもって、支援課再スタートとなった。
新たにノエル、不良グループのリーダーであったワジという二人のメンバーを加えて。
以前からの仲間も、次第に帰還し再会を喜び合うも、クロスベルは両隣の大国に翻弄され、益々の混迷をきたす中、前作で保護した記憶を失った少女キーアの秘密が解き明かされていく。

前作「零の軌跡」の完全続編。
一応、粗筋などの説明コーナーがありますが、やはりやっておく方が良いかと。
また、この作品は軌跡シリーズの1つでもありますので、やはり更に前作である「空の軌跡」もやっておくとなお良いかと思います。
こちらからの流れもありますが、説明コーナーではあまり書かれていないので。


*システム
戦闘、支援要請などのシステムは、ほぼ前作通りですが、いくつか加わったところが。
ポイントを溜めて、こちらが一方的に攻撃ができるようになるバースト(ただし、使えるのは各章の佳境においてのみ)。
クオーツにマスタークオーツというステータスアップ+(レベルMAXで)強力なアーツが使用可能な物が加わり、より戦略性が増しました。
そのせいか、ボス戦の難易度も今までに比べると高くなっています。
また、戦闘時の演出のショートカット機能、マップ移動の車移動など、前作からきめ細かな改善が見られました。
ただし、バグ、フリーズが増えていますが。
1周目は途中の雑魚ともよく戦闘をしていたのですが、そうしていると1周のプレイ時に4回電源落ちがありました。(2周目は無視して走り抜けていたら1度もフリーズしませんでした。ただし、戦闘手帳を埋めるため、マップの切り替えを頻繁にすると途端に読み込みが遅くなり、ついには電源落ち、となりました)
あと終盤のイベントでキャラ名や表示キャラがおかしくなったりも。
とはいえ、シリーズの中で一番遊びやすく改善されているのは、周回要素があるので、とても評価出来ると思います。


*まとめ
物語最高のクライマックス、というキャッチフレーズですが、序盤は、相変わらずお使い的なイベントが多いです。
中盤からの盛り上がりは良いのですが、しばらくすると今作でも「空」から続く結社の陰謀は、相変わらず目的がさっぱりわからないまま終わりそうだ、と分かりちょっとテンションが下がります。
物語世界がより広がったのは良いのですが、あと何年かかるのか、ちゃんと続くのか、という不安もちらり。
RPGである以上、強力な敵、ボスが必要なのは分かりますが、5作目ともなると「この世界には強キャラがどれだけいるのか!」と突っ込みたくなる人数となります。
お陰で主人公達がとても弱く見えてしまい、また実際、「あわやのピンチ→助っ人登場」が何度も繰り返されることに。
これは少々興ざめです。
結末もそれに至る段階も主人公補正がかかり過ぎかな、と思わせられるような展開が繰り広げられ、これもやや興ざめ。
戦闘は新システムが加わりましたが、ボスも強力となり、こちらのHPをも越えるSクラフトを使うため、結局は「タイミングを見計らって完全防御ゲー」と成り果てている感も。(ラスボスはそれをも無視してきますが)
全般的に見て、これまでの作品に比べて大味かな、という印象でした。
音楽は相変わらず良い曲が多かったです。
色々不満を述べましたが、それも愛ゆえ。RPGとして大事なストーリー部分は良い方だと思います。
1つの世界での深い物語を味わいたい方に、お薦めな作品です。


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クリア後感想~テイルズ オブ エクシリア

2011-10-25 21:00:14 | クリア後感想
*タイトル
「テイルズ オブ エクシリア」

*ストーリー
精霊術による分かを基盤として発展した世界、リーゼ・マクシア。
そこには人間と多くの魔物、そしてあまねく精霊達が存在していた。
そして、その多くの精霊達の主は、元素の精霊マクスウェルだと言われていた。

故郷を離れ、医師になるべく医学学校でインターンとして研修中のジュード。
国家の研究施設に出掛け戻らない担当教授を迎えに行くと、四大精霊を使役しその施設に侵入しようとしている女性と出会った。

精霊達の主ミラ=マクスウェルは自身の社で、世界の微精霊達が次々に死んでいくのを感じていた。
忌まわしき黒筺(ジン。精霊達の命を奪いそこからエネルギーを得る)がどこかで使われていると確信した彼女は四大精霊を従え、それを破壊する為、作り出しているイル・ファン国の研究所へ乗り込むことにした。

研究所で出会った2人は成り行きで行動を共にし、ジンの破壊を試みるも失敗。
四大精霊の力を失い無力になったミラをジュードは彼女の社まで送ることにした。
しかし、ミラを手伝ったことで反逆罪を問われ、傭兵アルヴィンの力を借りミラと共に逃げ、そのまま行動を共にする内に彼女とともに、世界の害となる力、ジンを破壊することを決めるのであった。


スタート時にこのジュードとミラをどちらを主人公にするか選ぶことになります。
が、全体の1/4~1/3ぐらいが全く違う程度で、後は細かい所がちらほら違う程度。
あまり2人を分けた意味はなさそうな感じです。
ストーリー自体は、この違いが生じる所までの中盤までは丁寧に描かれ良い感じなのですが、中盤からの展開が早すぎて、かなり説明不足。
その為、このジンを作り出した中ボス様が無駄死に見えてくる勢いです。
(ネタバレ気味なので以下部分反転。)
しかも、その後の主人公達の行動の選択肢は中ボスの「俺が決めたんじゃない!(2000年以上前の人がこのような方向文明を作っていった)」という叫び、を受け止める形にしか見えません。
そして、今までだったら、「ここで諸々のイベントがあり、その結論に達するまでに時間をとるのだろうな」という所が、既に解決の糸口が見つかっている状態をただ見学するだけの有様。
またラスボスも、その人物がラスボスになる理由が説明不足で分かりにくいです。「いや、ちょっと前まで納得してたじゃない?多少改善案を付けたけど、なんでまたそっちに戻る?」と疑問符が飛び交う様相。結局、(以下反転)事情を知っている二組のみで行われる、力が一番強かった方が決めた未来をとりあえず選んで見よう選手権で、事情を知らない人は蚊帳の外ですか!な状態。


*システム
マップはVの時と比べて暖かみのあるグラフィックで全方向を見渡すことができるようになっています。
ただし、一本道も名高いFF13に負けず劣らず一本道。
マップ上にはたくさんおランダムトレジャーと少々中身が微妙な宝箱が配置されています。

街は複数あり、雰囲気が違うようにはなっていますが、街にある港はどこに行ってもマップがまるきり同じ(ついでにBGMは無し)。
しかも異世界に行ってすら全く同じという・・・。さすがに手抜きと感じてしまいます。
また街の施設の品揃えも同じ。
街の品揃え(武器、防具、アクセサリーなど)は、ランダムトレジャーを納品してポイントにするか、お金をポイントに変化するかでショップランクが上がる事に増えたり、割引が生じたりするようになります。
これは私には面倒が無くて良かったです。「時間経過で売られなくなったりするアイテムが合成で必要だった」とか「○○を買いに違う街に移動する」ということが無いので。
とはいえ、今回は1度行った街、フィールド、ダンジョンはマップ上から簡単に移動可能なのですが。
これもサブイベントのために移動する時に非常に便利で良かったです。
が、そのサブイベントが(最近のA,Vに比べるとぐっと)少ないのですが。
ただし、折々にショートチャットでサブイベント発生のヒントの台詞を言ってくれるので、助かりました。

戦闘の基本は最近の物と同じ。相変わらずフリーランにR2ボタンが必要です。(なんでアナログパッドオンリーにしてくれないのだろう)
今回の特徴はリンクシステム。
パーティーメンバーから1人を選んでリンクすることで、キャラ固有のサポートを受けたり、ゲージが溜まった時に強力な共鳴術技を使用したりすることが出来ます。
OVLはこの共鳴術技用のゲージが一杯になった状態で使用可能。この間は共鳴術技の連携も出来るようになります。秘奥義もこの間のみ使用可能となっており、これはいちいちリンクさせないといけないのでちょっと不便かも。
強力な術技を使えるこのリンクモードには難点が1つ。
それは近距離+遠距離の組み合わせの時に感じます。
近距離タイプを操作キャラにして戦うと、遠距離(魔法タイプ)のキャラも一緒に敵に向かって物理攻撃をし始め、遠距離タイプを操作キャラにして敵から離れ魔法を詠唱すると、近距離キャラはそばでぼーっと突っ立っているだけとなるのです。
どんな組み合わせでも操作キャラの側に来るというのが非常に困りものです。

スキルはレベルアップ時に貰えるポイントを使い、FF10、12,13を足して割ったようなマップのような物のノードを埋めて取得します。

上記に書いたようにサブイベントが減り、また個人固有の称号がほとんど無くなったせいか「称号による衣装替え」が無くなりました。
サブイベントで2個、周回クリアで2個しか衣装は貰えません。後は課金オンリー。
しかし、代わりにアタッチメントの編集(色、大きさ、位置の変更)が出来るようになりましたので、それで見た目の変化を楽しむことが出来ます。


*まとめ
序盤のストーリーは良いのですが、中盤から急ぎすぎて主人公達の行動が迷走気味、倒した中ボスの考えに沿う形に思えてしまいます。
ラスボスになる人物も(ちょっと前までは色々あったけど、とりあえず主人公達の行動を黙認していたはずなのに。)突然なにやら言い出して敵対し始めたよ、というくらい途中の心情がさっぱり分からない始末。
主人公を変えても変化は大きくない、仲間のサブイベントも少ない、と言うのでしたら、仲間キャラの数を4~6ぐらいにして、選択制にすれば良かったのに、と思いました。(SO2のような感じ)
また、各種やり込み要素も最近の作品に比べると少なめ。(シアターモードの廃止は残念です。)

15周年記念作品だからなんとしても今年の内に出さないといけないにせよ、もうちょっと時間をかけて後半のストーリーを丁寧にやればよかったのに、と正直残念に思わされる内容です。
戦闘は結構面白いと思うので、「ストーリーは2の次、3の次」というような方には良いのではないでしょうか。
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クリア後感想~デビルサバイバー2

2011-10-20 20:34:34 | クリア後感想
*タイトル
「デビルサバイバー2」

*ストーリー
友人ダイチに面白いサイトがあると言われ、主人公は「死に顔動画サイト ニカイア」に登録した。
親しい者が死ぬ前に、その死に顔動画が送られてくると言うそのサイト。

登録したわずか数時間後、ダイチと出掛けていた主人公は、偶然居合わせた同級生イオと共に、死に顔メールを受け取った。
友人に届いた自分の死に顔動画。
そして、その直後、動画通りに地下鉄が突っ込んで来て・・・。

薄れゆく意識の中、サイト管理AIからの声が聞こえてきた。
「あきらめますか?」
「ふざけるな!」
目を覚ますとそこにいたのは複数の悪魔。
悪魔達と戦い勝利し、悪魔達を使役する力を手に入れた3人。
そんな彼らの前に現れる、今回の未曾有の災害を引き起こした謎の敵。
彼らはやがてJP’sという組織とともに、その謎の敵と戦い、人類の在り方を考えることになる。


*システム
前作の「デビルサバイバー」(クリア後感想にリンクしています)とほぼ変わらず。
変わったところを幾つか上げてみます。
縁システム 仲間となったキャラクターとの会話イベントを進めていくことで友好度が上がっていきます。そのレベルによって、キャラの属性耐性やスキルクラック共有、悪魔の合体解禁と言った特典が付くようになります。

戦闘は前作と変わらず。貰ったその時に使わないといけなかったスキルチェンジのボーナスが無くなって、代わりにアドオンと言う名前で、合体時に使えるようになりました。(所持数制限はあります)

仲魔関連も前回と同じ。しかし、今回は悪魔全書が追加されたので、1度作った悪魔を手軽に・・・・はいきません。
喚び出し料金が高い!!!
なので1周目はほぼ登録のみでしか利用が出来ません。
今回追加されたAction(クリア時までに満たした条件)で得られたポイントで、周回引き継ぎ時に悪魔全書1割引+3割引(+半額)が取れるまでは使えないも同然です。
その為、周回引き継ぎ時に「新たな敵追加」を選べたとしても、それを倒す為の仲魔を2周目までに作るのはかなり大変です。(私は3周目で全撃破)

話が前後しますが、今回、このActionが追加され、2周目以降の引き継ぎに制限がかかるようになり、周回プレイに関しては前作より難易度が上がりました。(とは言っても3周もすれば全解除出来るくらいポイントが稼げるので、そんなには苦労しませんが)


*まとめ
前作に引き続き、お手軽に楽しめる作品です。
しかし、周回プレイにおいては今流行の?「実績による引き継ぎ条件が解放」となり、2,3周目がちょっと面倒になりました。
ですが、ただストーリーの分岐を見るだけしかなかった前作に比べて、やり込み甲斐があるとも言えるので、悪いばかりではないと思います。
引き継ぎ条件に追加ボスがあるのも◎。
ただ、そろそろイベントスキップ機能を付けて欲しいと思います。
じっとイベント(死に顔動画)を見る機会が多いので、5周もするといい加減面倒です。
多数の仲間キャラ達も皆、好感が持てます。
(一般人キャラが前作の使い回しが多かったですが)
BGMは今回、伊藤さんが担当でドキドキワクワクしていましたが、最初はメガテンぽくない・・・でした。
が、聞き慣れてくると、馴染んできて良い感じでした。
お手軽にメガテンをやりたくなった方、S・RPGが楽しみたい方にお薦めです。
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